本当は怖いブラック本丸で双子生活 其の十七

「ディズニーランド行きたい」

 

 

 

まぁちゃんのその一言で、本丸の慰安旅行が実施された。

 

 

 

 

本当は怖いブラック本丸で双子生活 其の十七

 

 

 

 

ま「はい、注目!これからディズニーのパンフレットとディズニーのるるぶ最新刊を配ります!まずチームを考えて各自何に乗りたいか、何を食べたいか、計画してください!ちなみに平日の何もイベントがない特でも30分以上待つのはざらですので、待ち時間も考慮してください!」

鶴「驚いたな・・・なんだこの施設は・・・」

乱「わーい♪ぼくみっきーと写真撮るー!!あと、このかちゅーしゃも買いたい!」

秋「楽しみですね!カオナシさん!」

さ(ごめん・・・秋田君・・・)フルフル

ま「・・・秋田よ・・・残念ながらカオナシはお留守番なのだよ・・・」

秋「ガガガ━(ll゚д゚ll)━ン!!」

ま「・・・現世にはカオナシは行けないんだ・・・カオナシは神の世界でしか生きられぬ体なのだよ・・・目立つし・・・。その代わり・・・」

今「そのかわり?なんですか?」

ま「みんなが大好きマスターが一緒に行きます!!!」

一同「「「「「「「「!!!??」」」」」」」」」

薬「体調は大丈夫なのか?出歩くのは難しいんじゃないのか?」

ま「・・・ふふふ・・・薬研、夢の国にはな・・・病人をも直してしまう不思議な力があるのだよ・・・!」

後「そうなのか!?すげーな!」

鶴「ますたぁいつも青い顔してるのに・・・あれも治ってしまうのか・・・」

ま「めちゃくちゃ楽しみにしていたよ!ね、カオナシ!!」

さ(コクリ)

小狐「ぬしさまが!それはこちらも楽しみが増えました!」

愛染「なんだこのぱれーどってやつ!?祭か!?祭なのか!?」

ま「夢の国は常に祭だ!!みんな臨戦態勢で心して挑むが良い!」

 

 

 

正直、担当さんからOK出るとは思わなかったよ・・・まぁちゃん勇者だなって思ってたんだ。いきなり「ディズニー行きたい」とか言い出したから。

そしたら、案外簡単に「いいですよ、ディズニーは時間遡行軍でないんで」って言われた。どうやら、ディズニーは人々の楽しい気持ちとか喜びとか”聖”属性の気で満たされているから時間遡行軍や検非違使が現われることが出来ないそうだ。マジで無理だそうだ。過去の京都のお寺とかも瘴気で満たして時間遡行軍はやってくるらしいけど、ディズニーだけは一瞬で瘴気を浄化するくらいの場所だから超安全らしい。政府の慰安旅行もディズニーなんだって。夢の国ってすごいね。夢の国だもんね。

しかも、お金は全部政府持ちでOKらしいよ。それでまた時間遡行軍との戦いを頑張ってくれれば文句言わないんだって!申請すれば温泉旅行とかも行けるらしくて、また次回利用しようと思った。そこまで知らなかったよ。福利厚生意外としっかりしてた。

 

まぁなんだかんだで、私もディズニー超楽しみだから、張り切っちゃうよ!まぁちゃんと2人きりになればイケメンとか関係ないしね!!自分出せてはしゃげるし、ミッキーの前ではイケメンもモブに変身するんで。ほんと、夢の国すごい。

 

とりあえず、まぁちゃんが「絶対全員でないと行かない」って言うから、チーム分けをすることになった。ほら、おじいちゃんとか大変だから。

夢の国でお世話する人いなかったやばいんじゃない?とかっていろいろみんなが言っている。いつもの仲良しチームだけじゃやばいところあるからねー。

 

みんなであーだこーだ言ってたけど、とりあえず自分で考えたチーム分けを必死に紙に書くまぁちゃん。

「できた!」と言ったから、見せてもらった。

 

 

【自由】

みんな

 

【デート♥】
御手杵、私

 

 

さ「( ゚o゚)」

ま「これで完璧だ!」

獅「なにをもって完璧と言ってるんだwww」

髭「僕も主とでぇとしたいなぁ」

ま「御手杵とデートだからダメ!」

御「うえーなんでだよー」

ま「ひどい!御手杵私と一緒は嫌だというの!?」

御「そうじゃねーけど、みんなで行こうぜ?みんなのが楽しいだろ」

ま「うん、知ってた」

 

 

冗談だったと言いながら、誰かちゃんと書いてよって言い始めた。

いや、マジで今心臓止まるかと思ったわ。まぁちゃんいないと絶望しかないわ。

 

なんて思って、まぁちゃんと相談しつつ、私が自分で書きなおしたよ!やめてよほんと!

 

 

【チーム幕末刀】
陸奥守吉行、加州清光、大和守安定、和泉守兼定、堀川国広、長曽祢虎徹

【チーム粟田口】
鳴狐、鯰尾藤四郎、骨喰藤四郎、平野藤四郎、厚藤四郎、前田藤四郎、秋田藤四郎、乱藤四郎、五虎退、薬研藤四郎、後藤藤四郎、博多藤四郎、一期一振

【チーム三条with源氏】
岩融、今剣、石切丸、三日月宗近、小狐丸、膝丸、髭切

【チーム来派】
愛染国俊、蛍丸、明石国行

【チーム左文字】
小夜左文字、宗三左文字、江雪左文字

【チームおだて】
鶴丸国永、大倶利伽羅、燭台切光忠、へし切長谷部

【チーム雅with愉快な仲間たち】
歌仙兼定、にっかり青江、鶯丸、蜂須賀虎徹、山姥切国広、山伏国広、浦島虎徹、獅子王、同田貫正国、物吉貞宗、御手杵

【チーム大太刀&槍with博多藤四郎】
太郎太刀、次郎太刀、日本号、蜻蛉切

【チーム審神者】
双子

 

 

 

獅「無理だろこれ」

 

それを見て、獅子王が顔を真っ青にしている。うん、だろうね。三条と源氏放置とか絶対無理だと思う。獅子王だけじゃなく、長谷部さんや燭台切さんも顔が青い。誰かが三条と源氏見てたほうがいいかもしれないけど、見るの大変なの予想出来てるからね。誰か犠牲になりたいんだったらいいけど・・・。

 

 

 

ま「三条と源氏問題な!」

三「おや、我々は信用がないな」

ま「信用これっぽっちもしてないけどさ。三条とか源氏のお世話してたら楽しめなくてかわいそうな人出てきそうだから、もうほっとけばいい。刀取り上げるし大丈夫」

へ「え・・・本体は所持しないで行くのですか・・・?護衛は・・・?」

ま「あのな、夢の国は統治国家だ。一番の権力はミッキーにある。ミッキーの元では武装は禁じられているよ。ミッキーが支配する国の中では誰も暴力を使えないからそこは安心してほしい」

燭「そうなの!?大丈夫?」

ま「大丈夫だ。刀はロッカーにまとめてポイだ!」

歌「ろっかぁ・・・」

 

 

ロッカーにまとめてポイと聞いてみんな顔さサーっと青くなった。

前に聞いたことあるけど、彼ら本体ないってすごい不安らしいんだよね。いや、だって本体だからさ。めっちゃ不安で仕方ないらしいよ。でも夢の国で刃物振り回すわけにはいかないし・・・ってか多分夢の国に入る前の入場チェックで取り上げられるから、本丸にポイになるんだろうな…。あ、短刀ちゃんたちくらいは懐に入れて持ち運びできるかもね!

 

 

次「主・・・お酒・・・あるよね?」

 

 

次郎さんが恐る恐る聞いた。

まぁちゃんは、目を瞑って腕を組んで、それから・・・

 

 

ま「ありま・・・すん!」

 

 

と言った。

ありますんってなんだ???とみんなポカンとしてる。

 

 

次「え?どっち?」

ま「ランドにはない。シーにはある」

次「しぃで!」

ま「えーランド行きたい」

日「後生だ!しぃにしてくれ!!」

ま「えー」

太「酒を持ち込むことは出来ないのでしょうか?」

ま「できません」

次「お酒飲めないなんて楽しくないよお~!!」

 

 

今度はまぁちゃんとお酒飲みたい勢の攻防が始まった。待って、まだディズニー行ってないんだよね?行ってないのにもうややこしいよ。行く前からこんなんでどうするの・・・問題ありすぎでしょ・・・。話し合いだけで時間かかりすぎだわ・・・。

 

 

ま「えー圧倒的にランドが好きだわ」

太「では、我々だけがしぃに行くというのはどうでしょうか?」

ま「うーん、まぁそれでもいいけど・・・なるべく一緒にいたいなぁ」

こん「では、特別にディズニーランドでお酒を飲める場所がありますので予約をしておきましょう」

ま「え!?なにそれ!?」

こん「VIPしか入れない秘密の場所があるのですよ。そちらの予約がとれるかどうか、担当に確認してみます」

ま「おっし、良かったね!」

次「わーい!ありがとー!」

日「楽しみだぜ」

ま「アタシも楽しみだ!!ディズニーランド!!!」

 

イェ━━━━━ヽ( ゚Д゚)/━━━━━━イ!!

 

まぁちゃんはノリノリで喜んでいる。みんなも「楽しみ!」「やったぁ!」と喜んでいるよ。

お酒飲めるところがあるなんて知らなかったから、次郎さんも日本号さんも大喜び。よかったよかった。

 

 

と、いうことで、ディズニー行っちゃうよ!!!!

 

 

 

 


 

 

 

 

ま「きみのチケット入れるやついいね」

さ「お揃いのストラップ買おうね♪」

 

 

行く前からキャーキャー言っている我々とは打って変わって、みんなソワソワ緊張しているみたいだった。現代に合わせた格好しるし、髪の毛の色が変わってる人たちは帽子かぶったりそれぞれ工夫してた。

あと、本体ないっていうのが一番つらいのかな?長谷部さんとか、ホント刀置いてかないといけないのつらそうだったわ。

その代わり、短刀ちゃんの本体を大きい人たちの服の内側に入れて持って行くってことになったから、何かあった時は我々を守るって張り切ってたけど、どうかな・・・?我々チョロチョロするけどどうかな・・・?あと夢の国ではなにもないと思うよ・・・。

 

 

清「主、すごい可愛い」

ま「だろう?」

清「俺は?俺も可愛い?」

ま「可愛いっていうより、かっこよくね?あと一番可愛いのアタシだから」

清「え!?かっこいい!このかっこう似合ってるなら嬉しい!!」

ま「ししおは、ヤンキーみたいだなwww」

獅「ヤンキーってなんだよ?」

ま「金髪最高にかっこいいぞ!」

獅「そ、そうか!?」

乱「ねぇねぇ、主、僕は?」

ま「乱たそはナンパに気をつけろよ!」

乱「うん!変な男はひとひねりするよ♥」

後「いや・・・洒落になんねーよ・・・」

 

 

 

私は話しかけられないようにまぁちゃんの隣で心を閉ざしていた。

 

 

 

 

「では、時空の扉を開きますね。皆さま、どうぞ楽しんで行って来てください!」

 

 

そうこんのすけが言って、時空の扉が開いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

扉をくぐると、そこには、夢の国が広がっていた。

 

 

「「「「「わぁぁ!!!!」」」」」

 

 

短刀ちゃんたちのお顔がキラキラしてて可愛い・・・!ヒュー!

 

 

門の前には、様々なキャラクターが手を振って待っている。

今日は政府が口利きしてくれて、入場制限もしてるらしく、人が少ないから門のところまで来てくれたんだね。すごいわ。政府すごいわ。審神者って命かけて戦ってるだけあって、福利厚生すごいわ。

 

私とまぁちゃんが「チップとデールいるー♥」とキャッキャッしている後ろで、大きい人達はすでに身構えていた。

 

 

 

へ「主・・・お下がりください・・・俺から離れないように!」

燭「え・・・?何あれ・・・?何かの付喪神かな・・・?」

鶴「面妖だな!!なんだあれは!!!!」

獅「るるぶで写真載ってただろ~きゃらくたぁだよ!」

乱「わぁ!!しんでれらだ!!主からでぃーぶいでぃー借りた中にいたよね!?」

虎「てぃ、てぃがーさんもいます・・・!虎さん・・・可愛いです・・・!」

石「うーん・・・彼らは表情が読めなくて少し恐ろしい気もするね・・・」

和泉「本当に大丈夫かよ?刃物隠しててグサッとやられねーだろうな?」

清「え!?主隠れて!!」

安「僕たちが守るから!」

ま「落ち着け、大丈夫だ。ここは刃物禁止と言ってあるだろうが」

 

 

 

なぜか不安に駆られ始めた大きい人たちをまぁちゃんがなだめていると、ちょうどオープンの時間になって門があいた。

私とまぁちゃんは一斉に走り出す。

 

 

ま「デール!」ギュッ

さ「写真!!」

ま「ちょ!!誰か!!あ、むっちゃん写真撮って!!」

陸「おお、ちょっと待っちょれ」

 

 

キャーキャー騒いで写真を撮りまくる私たちに、みんな唖然。

短刀達もそれぞれ好きなキャラクターと写真撮影をしてるみたいだ。まずはここで時間かかっちゃうんだよね~。こんなにキャラクターいたら、嬉しくなっちゃうよ!

 

 

ある程度、写真を撮り終ったら、いよいよワールドバザールの中へと入って行く。

何振かはもう先にどんどん行ってしまったらしいね。まぁ写真撮らなかったら暇だしね。

長谷部さんだけはなんだか傍から離れようとしない。別にいいよ・・・イケメンはイケメン同士で遊んでなよ。

 

 

ま「御手杵!!お揃いの耳買おうよ!!」

御「え、なんだこりゃ」

ま「これ、頭につけるの!!」

御「邪魔じゃねぇか?」

ま「邪魔じゃないよ!!こっちの帽子!!耳付きの帽子!!」

 

 

何やらまぁちゃんが必死に御手杵さんを説得している。お揃いの帽子が欲しいらしい。

私は新しいパスケースでも見てようかなって思ったんだけど・・・

 

 

「ぬしさま♥」

 

 

捕まってしまった!!

 

 

狐「ぬしさま、何も知らないわたくしと一緒にいてくださいませんか?」

さ「」

狐「ぬしさまと一緒にいとうございます」

さ「」

燭「ああ、ちょっと、小狐さん、マスター固まっちゃってるから少し離れてね」

 

「大丈夫かい?」と顔を覗き込む燭台切さんも充分近い。どういうこっちゃ。

 

狐「おや、燭台切、ぬしさまと私の中を邪魔しないでもらおうか」

燭「いやだなぁ、邪魔なんてしてないよ」

さ「」

 

 

うん・・・

現代の服って偉大だね・・・

いつもよりも服がぴったりしてるから、筋肉とかさ・・・

ねぇ・・・私今日カオナシじゃないの知ってる・・・?

 

ロン毛勢は現代に合わせて髪の毛切ってる人もいる。目立っちゃうから。どうせ髪の毛は手入れで戻るからね。

うん、かっこいい最近流行りの刀さんとか、大きい太刀さんたちとか、すげーんだよ。みんな髪切ったら超イケメンなの・・・もうね、正直つらい。見れなかった顔。夢の国にいるから、まだなんとかなってるけど、これ本丸で短髪だったら死んでたかもしれないわ。

 

 

薬「ますたぁ、顔青いぜ?大丈夫か?」

 

 

薬研が私の体調を気遣いやって来てくれた。この子、病気とかに精通しているせいか、私のことをとても気にしてくれてる。イケメンに囲まれるからいつも顔が青いとは言えず・・・でも、心配してくれてるので、ここは薬研についていってみようか。

 

 

さ「だ、大丈夫です・・・」

薬「大丈夫そうには見えねぇけどな?」

乱「ねぇますたぁ、ますたぁが持ってるちけっとほるだーっていうの欲しい!どれがいいか一緒に選んで?」

秋「僕も欲しいです!」

虎「ぼ、ぼくも・・・てぃがぁさんの・・・ほしい・・・です・・・!」

博「なんね、この価格は・・・この土地だけ価格が高騰しとるばい!」

 

 

やべぇ・・・ありがたいことに天使たちがわらわらとやって来てくれた。もうこれは天使たちと行動を共にするしかない。

短刀ちゃんたち可愛いなぁと思いながら、ふっと外のまぁちゃんを見ると、

 

 

ま「御手杵!これすっごい美味しいのさ!ターキーレッグ!」

御「お、美味そうだな」

狸「くいてぇ」

獅「俺も!」

ま「じゃあ買いに行こう!」

 

 

となぜか御手杵たちとターキーレッグを買いにいくまぁちゃんの姿・・・

え・・・どこ行っちゃうの・・・?

私置いてどこ行くの?

 

 

とりあえず他の人たち怖いから、短刀ちゃんたちと一緒に行動しよう。まぁちゃんと再会するまで短刀ちゃんたちの傍を離れないと固く誓った。

 

 

 

 


 

 

 

 

「美味しかった~!」

 

無事にターキーレッグを買って、食べた我々。ターキーレッグ買っとくから、スプラッシュマウンテンのファストパス取りに行けって言って、浦島とものきちに行かせたら、さすが機動が早いから行って来てくれたよ。やったね。

さおちゃんには悪いけど、あとで合流しよう!とりあえずスプラッシュマウンテン乗ってから合流しよう。さおちゃんとずっと一緒にいたら私は一生スプラッシュマウンテンに乗れないと思う(´・ω・`)

 

ターキーレッグは相当みんな気に入ったようで、同田貫とかおかわりで並んでたわ。

ある程度落ち着いてから、みんなでターキーレッグのところから近いジャングルクルーズとかの乗ったよ。カバとかワニとか見たことない奴らばっかりだから、ビビりすぎて落ちそうになってたよwww

「主・・・ボクの後ろに隠れているんだ」って象から守ろうとしてくれた歌仙にちょっとキュンとしたよねwww

いつも怒ってるのに守ってくれようとするとかwwwでもこれ人形だから大丈夫なんだわwww

 

ディズニーランド楽しいね。

なんか途中で風船持ってる小夜を優しい目で見守ってる左文字兄弟とかいて、宗三とかスタイル良すぎて海外スターじゃないかって騒がれたりしてるの目撃したり、走り回ってる愛染と蛍丸の後を疲れた顔で追いかける明石とか、私よりハデハデな装備に身を包んでるトリッキー鶴丸とか見たよ。

あ、ちなみに私は御手杵とお揃いの耳付き帽子をゲットしたので大満足です。ちゃんと被ってるぜフー!

 

三条は見てない。

三条どこで何してるんだろうか。まぁ何かあったら追い出されるだけだから知らんぷりしようははは。

 

スプラッシュマウンテンの時間になったから、みんなで並ぶ。

乗る前にこれだけは言っておかなくては。

 

 

ま「いいか、良く聞くんだ。このアトラクションは途中で写真を撮る場面がある」

御「写真?」

物「あ、あの入口のところにあった大きな画面に映し出されていたやつですか?」

ま「うん、そう。とにかくみんな、一瞬も油断することなく、写真に写るのだ。私の言いたいことは・・・わかるね?」

山姥「理解した」

 

 

話しは早い。

うちの刀たちは優秀だな~と思いながら、スプラッシュマウンテンに乗り込む。

 

一番前は私!

隣はししおが座ったよ!御手杵に隣になってってお願いしたら、御手杵は背が高いから一番後ろにするって遠慮してた。ほんといい男だなお前は!

 

 

 

浦「うわ~~~なんか見たことない動物いる!!」

歌「え、これ取れないかい?大丈夫かい?」

伏「カカカカカ!これも修行であるな!」

狸「うおおおおおおおお!」

青「早すぎて興奮してしまうね・・・この乗り物のことだよ?」

物「わわわ、すごい!こんなの初めて乗りました!みなさんが無事なように幸運を届けますね!」

蜂「浦島、何があっても僕が守るからね」

御「」

山姥「くっ・・・!なんだこの乗り物は・・・!俺が写しだからか!!!」

獅「いえーーーーーーーい!」

ま「ははははは!」

 

 

 

 

スプラッシュマウンテンから降りた後に写真を見た私は、思わずその写真を買った。スプラッシュマウンテンで写真買うなんて初めてだよ。

 

 

 

 

 

歌仙や蜂須賀以外の全員が落ちる瞬間に変顔をしていた。

 

 

 

 

 

 

うちの子たちホント優秀。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

まぁちゃんいなくなっちゃったけど、短刀ちゃんたちと一緒に周れて幸せ!!!

カオナシじゃなく、素顔の私とも手を繋いでくれてるよ!!!

ってか、会話できるのってすごい!!!幸せ!!!!こんな幸せがあると思わなかった!!!!すごいよ短刀ちゃんたちと会話してるんだよ!!!幸せすぎて顔が緩みっぱなしだよ!!!!もう今なら死んでもいいってくらい幸せだよ!!!!!!

 

 

 

★・・━━シァ━\(〃´ω`〃)))━ヮセ━━・・★

 

 

 

ワールドバザールでチケットホルダーとカチューシャみんなで買って、その後シンデレラ城にキャーキャー言いながら粟田口の写真撮ってあげた!

私の一眼レフで撮ったから、あとで写真立てに入れてあげるんだ!少し大きく写真印刷してあげるんだ!ついでに私の部屋にも飾ろうと思う。

それから、私の希望でハニーハントに乗って、短刀ちゃんたちにポップコーン買ってあげてみんなで首から下げてクソ可愛い。もうね、買ってあげたよね。可愛いからね。天使ちゃんたちには何でも買ってあげたくなるよね。

 

 

 

「ふふ、弟たちが連れまわしてしまい、その上、甘味まで頂戴し申し訳ございません」

 

 

 

スッと私の顔が真顔に戻った。

そうだよ、一期さんがいるんだよ。この人さえいなければ・・・あ、いや、微妙に鳴狐さんも苦手なんだけどね。なんか鯰尾と骨喰はいける。脇差までは可愛いでいける。鳴狐さんってお供可愛すぎるからいいけど、地味に素敵だよね。無口男士素敵だよね。いつもお供が大好きでカオナシの時にお供をひたすらモフモフしてるからお供いたら大丈夫だと思ってたけど、今日お供完全に襟巻と化してるんだわ!!!動物入れないから、襟巻として全力で無口なんだわ!!!それでも鳴狐と一緒に来たかったの可愛いんだけどさ!!!フォローしてくれるお供いなくて、めっちゃ緊張するし、一期さんイケメンな王子様すぎて緊張する!!シンデレラ城の前に立った一期さんは間違いなく王子様でした(確信)

 

 

今はみんなでミッキーの家の前で並んでるんだけど、ちょっとだけ、ミニーとかグーフィーの家も見たいと言って短刀達がすごい機動でどこかに行ってしまわれた。ミッキーの家、基本的にみんなで並んでないとダメだよって言ったら、すぐに戻って来るって。鳴狐さんも、お供がちょっと喋れなくてツラそうだから、ちょっと死角に行ってお供休ませてくるって。まぁ夢の国って動物みんな喋ってるから、その辺でお供喋ってても誰も気にしなそうだけどね・・・。それでなぜか、私と一期さんが2人きりになった。

 

真顔になるしかない。

 

とりあえず、話しかけられたし、律儀にお返事をしておこう・・・。

 

 

「いえ、みんな可愛くて・・・ずっとこうして話したいと思っていたので、良いきっかけをいただきました。逆にせっかくの兄弟水入らずのところ、私までお邪魔してしまってすみません」

 

そうペコリと頭を下げると、一期さんは、「とんでもない!」と焦っていた。

 

「ますたぁ殿、頭を上げてください。むしろ、こちらが感謝しなければいけないところなのです」

 

「でも・・・お邪魔かなって。お邪魔でしたら、私1人で周りますので大丈夫です」

 

「何をおっしゃっているのですか!皆、ますたぁ殿と一緒にいられてとても楽しそうです!ますたぁ殿がよければ、ぜひもう少しご一緒していただけないでしょうか?」

 

「・・・皆さんが良ければぜひこちらからもお願いしたいのですが・・・」

 

「もちろんです!・・・・・・・・実は、私は嬉しいのです。以前、ますたぁ殿は自分のことをお姉ちゃんとおっしゃっていましたが、本当に、その通りですね。私の弟たちのことも大変可愛がっていただけて・・・このように接していただけることが本当に嬉しい」

 

 

 

そう言って一期さんはほほ笑んだのだろうか。

相変わらず目見て話せないからわからないぜ\(^o^)/

あと、私が敬語なのは心を開いていない証拠だ。イケメンの神様になんて心開かないからずっと敬語だからな!!!

 

 

それにしても周りからヒソヒソ「あの人イケメン・・・」「えっ、すごいかっこいい」という声が聞こえるから早くみんな帰って来てもらえないだろうか。死にそう。

 

 

 

「よ、ますたぁ、体調大丈夫か?」

 

 

 

薬研が帰って来てくれた。でも薬研は非合法ショタだからな・・・見た目可愛いし、素晴らしいおみ足を持ってるのに、中身は珍味が大好きなおっさんだから・・・。

 

 

 

「ますたぁ、顔が少し青くないか?ずっと立ってるの疲れたろ?俺っちが変わるから、ますたぁは休んでてくれよ」

 

 

 

ほら、言ってることがイケメンなんだよなぁ・・・この非合法ショタめ・・・

 

 

 

 

大丈夫って言おうとしたら、

 

PULULULULULULU♪

 

電話がかかってきたので、すぐに出た。

 

 

 

 

「はい」

『きみどこにいんの?』

「今ミッキーの家」

『やはりトゥーンタウンかwww』

「もうすぐだよ、来たら?」

『お、したら行こうかな!』

「うん、今すぐ来て」

『うん、チップとデールの家にも行かないといけないしな!』

「そうだよ、例の写真撮るから早く来て!」

『わかったわかった、じゃ』

 

 

 

「大将からか?」

 

 

 

電話を切って、来てくれるってまぁちゃん言ってたから嬉しいなって思ってたら、そうソワソワした薬研から声をかけられた。知ってるんだ、この子、まぁちゃんのこと大好きなんだ。私より、まぁちゃんLOVE勢なんだ。

 

 

 

「うん、今来るって」

「ほんとか!?」

 

 

 

嬉しそうに目を輝かせちゃって・・・。非合法ショタなんだけど、まぁちゃんの前ではちょっと子供っぽい一面もあるんだよなぁ。大体、前にまぁちゃんがこの子手入れして倒れて目覚ましたって行った時、「大将、大将」ってまぁちゃんに抱き着いてたからね。多分そんな抱き着いて泣くとか、他の本丸の薬研はしない。薬研はとにかくまぁちゃんが大好きだ。

 

 

 

「俺っち、途中まで大将迎えに行ってくる!」

「あ、うん。トゥーンタウンの門のところに入れば来ると思うよ」

「わかった!」

 

 

 

そう言って、走って行ってしまう薬研。ああ・・・ホント、きみはまぁちゃんの前だとただの少年になるのだね・・・くそ可愛いな・・・その可愛さは私には一生向けられないんだろうな・・・

 

 

 

「ますたぁ!」

 

 

 

薬研の後ろ姿を見守ってたら、秋田くんが後ろから抱き着いてきた。

 

 

 

天使。

 

 

 

一「あ、こら、急に抱き着いて驚かせてはいけないよ」

さ「大丈夫です(即答)。秋田くん、お家見てきたの?」

秋「はい!どなるどだっくさんのおうちで遊んで来ました!」

 

 

 

大天使。

天使しかいなかった。

私、刀剣だったら間違いなく桜舞ってる。

可愛すぎる。鼻血でそう・・・。

 

 

そして、ちょうどそろそろかなというところだったので、みんな戻ってきた。

薬研もまぁちゃんを連れて一緒に戻ってきた。

まぁちゃんと私とミッキーと写真が撮れると知った短刀たちは大喜びだ。粟田口with双子。写真買うしかないし、多分本丸帰ったらデータも買います。

 

 

 

 

「それでは、次のグループの方、どうぞお入りください」

 

 

 

 

係のお姉さんに案内されて、私たちは中に入る。

 

 

 

 

さ「一期さん」

一「はい、ますたぁ殿」

 

 

スッ

 

 

さ「カメラの準備はよろしいですね」

一「もちろんです」

さ「あとでお互い写真を交換するということで」

一「そうしていただけると助かります」

 

 

 

ミッキーの家に入って目がキラキラしている短刀達の姿を絶対に一瞬も残さずにカメラに収めようと、私と一期さんは手分けして写真を撮りまくった。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

お昼は、政府がみっきーとやらに会えるレストランを予約してくれたらしい。

主たちは

「至れり尽くせりだなwまぁみんなブラック本丸で頑張ってきたんだから、これくらいしてもらわないとなw」

と喜んでいた。

 

昼には一度、この”れすとらん”に集合という話しは事前にされていたから、すまほで連絡を取り合って、みんなが集合した。

 

 

「鶴さん、一度そのサングラス外したら?」

 

 

光坊のその一言で「そうだな」とつけていたさんぐらすをとった。

一緒に座っていた長谷部は相変わらず緊張した面持ちで主たちを見ている。

ここは、安全な場所だということだったが、それでも主に何かあったら困ると警戒していた。まぁそれはここにいる全員そうだがな。全員が、咄嗟の事態に動けるように気を抜くものはいなかった。

 

何も考えずに、純粋に楽しんでいるのは主たちだろう。

 

 

「すごく楽しそうだね・・・」

 

 

主たちのほうを見ながら光忠は言った。

 

 

鶴「お前は楽しくないのか?」

燭「楽しいよすごく。ね、伽羅ちゃん?」

伽「・・・俺にかまうな」

鶴「そんなこと言いながら、あのばずらいといやーのあとらくしょんは見事だったじゃないか!」

へ「そうだな」

鶴「『光忠、お前には任せておけない』って言って、光坊から銃を取り上げて」

燭「そうそう、伽羅ちゃんすごい点数だったよね。いつの間にあんなに銃の扱いが上手くなってたの?」

伽「うるさい」

へ「ふん、素直じゃない奴だ」

鶴「おいおい、長谷部、君には言われたくないと思うぞ」

 

 

俺たちと会話をしながらも、主のほうから目を離さない長谷部は本当に良い臣下なのだと思う。

その目線の先にいる主たちはとても楽しそうだ。

 

 

そうこう話しているうちに

 

 

パッと

 

 

その場が暗くなった。

 

 

(!!!??)

 

 

一瞬のうちに俺たちは警戒し、周りを見渡す。

 

 

すると、パッとなにやら、中央のすてぇじというところに光が差し、演者が次々と出てきて踊りを始めた。

明りがついたところで見えたのだが、粟田口の短刀たちは、主たちの傍に控えていた。

主たちが驚いたところで、すぐに席にまた戻っていったが、あの機動はさすがだな!暗くて目の効かない俺たちだが、これは安心できる。

 

 

主たちがいうには ”しょう” というものらしい。

しょうは物語になっていて、その小話は、初めて見るものでなかなか楽しかった。食事をしながら見るなんざ、なかなか愉快なものだな!そういえば昔の主たちも、芸子の舞を見ながら食事をとっていたか。それを思い出した。

 

しょう が終わると、みっきーが各卓に会いに来た。短刀は喜んでいたが、みんないきなり現れたみっきーにやはり警戒していた。

表情が読めないから怖いんだよなぁ・・・まだ生身の人間のほうが何を考えているのか読み取れる。みっきーは表情がないから次の行動が読めない。まぁ主が「みっきーが治めている国」と言っていたし、平和を愛するらしいから大丈夫なんだろうな。

それにしても、みっきーが来た時の主たちは本当に微笑ましかった。キャーキャー言って写真を撮っている姿を見て、みんな和んだぜ。写真まではみんなにこやかに見ていたのだが、みっきーに「ちゅーして」って主とますたぁがおねだりをしたもんだから、全員 ガタッ とその場に立ったのが印象的だった。もちろん俺も立った。

あのネズミ・・・俺たちの主とますたぁの頬に鼻をくっつけて去っていったぜ・・・。殺気がすごかった・・・。

短刀以外は、写真も撮らずに冷ややかな目でみっきーが去っていくのを見つめていた。本当に驚かせてくれる。

 

今の主といると、本当に毎日が驚きに満ちている。

 

食後の甘味が運ばれてきたところで、俺は呟いた。

 

 

「主が主でよかったな・・・」

 

 

そう言うと、光坊が頷いた。伽羅坊は何も言わずに甘味に手をつけた。長谷部は主を見つめていた。

俺は続ける。

 

「主は、昔の主みたいな武将ではないし、俺たちのこともその手で振るえないが、こうして驚きをもたらせてくれる。俺たちがこうして笑えるのも主のおかげだ。ひどい思いもしたが、結果的に俺は主の刀になれて本当によかった」

 

「ふふ、そうだね」

 

俺の言葉に光坊が同意する。

 

「・・・信じられないくらいバカだがな」

 

そう伽羅坊が言う。

 

「主になんてことを言うんだ貴様へし折るぞ」

 

そう長谷部が言った。

 

笑いながら、運ばれてきた甘味を俺も一口食べた。

うん、美味い。

どうやら、ここの者たちは危害を加える気は本当にないようだ。今はこの夢のような世界を楽しもうと、俺も思い直した。

 

 

 

 


 

 

 

 

食事は美味しかったよ。さすがディズニーだね。食事美味しいわ。無事に美味しくいただいて、みんなでレストランを後にした。

 

三条に「あんたたちどこにいたの」って聞いたら、「島流しにあっていた・・・」と三日月が嘆いていたよ。ワケもわからずいかだに乗ってトムソーヤ島に行ってたらしいwwwそこで、なぜかのんびりみんなでお茶を飲んでいたそうだw今剣と岩融はめっちゃトムソーヤ島冒険して遊んでたらしいけど。それで午前中終わるとか超うけるw

次はいかだに乗らないように気を付けるって言って、またどっか行ったわ。なんだかんだで楽しそうだからよかった。

 

呑兵衛たちは、お酒がなくて少しつらそうだし、背が高すぎてみんな目立つし、なんだかんだでみんな大人なチームだからそこまではしゃいでないみたいだけど、せっかくだからとカリブの海賊に行ってみたら、暗くてあんまり周り見えないし、海賊たちが暴れまくっててなんだかトラウマになったそうだwうけるw

さっき、担当官が「クラブ33の予約とれましたから、次郎さんとかに伝えてください」って言われたから「クラブ33いっといで」って言ったら超喜んで行ったよ。クラブ33はセレブしか入ることのできないディズニーの秘密の場所だよwディズニー唯一お酒飲めるんだよw一般人は入れないんだけど、政府の口利きで付喪神様たちはOKだったみただwよかったな太刀&槍チーム!(ただし、蜻蛉はお酒弱いので完全に保護者)

 

左文字は主にショー系ばっかり見て和んでたみたいだし、来派も愛染が大人しく待ってられないからってあっちこっち行ったみたいで明石がぐったりしてた。

 

幕末刀たちは買物したい清光とアトラクションに乗りたい安定が大ゲンカしてたらしい。ついでに第3勢力で堀川がパレード見たいって言い出したらしくて、めっちゃ揉めてたみたいだわ。結局、長曽根さんがアトラクション並んでるからその間に買い物して、パレード見てこいって言ってくれたらしくて、買い物しつつ、パレード見つつ、アトラクションも乗れて、さすが局長の刀だわ。

 

そんで、アタシと分かれてから御手杵たちが何してたのかなって思ったら、待ち時間ないスモールワールド入ったら、青江が「あそこの3番目の人形、生きてるね」って言い出してみんな真顔になったらしい。それを聞いた私も真顔になったよね。悔しいから、和泉守にも教えてビビらせといたわ。あとで和泉守連れてスモールワールド行きなってむっちゃんに言ってたら絶対連れてくって言ってたざまぁw

 

午後こそ主と一緒にランド内を周りたいっていう子達が多くて、モテモテだなぁ・・・って思ってたけど、とりあえず行ける人たちみんなでフィルハーマジック行ったよ!あそこは大人数で入れるからね!あそこ広くて最高だよね!

と思ってたら、暗いからけっこうみんなビビってたみたいで、画面飛び出したり、イスが動くたびに素早い動きで短刀とか実は横のほうにサッといなくなってたの主知ってる。でも係の人もわからないくらい素早くまた席に戻って来たのも知ってる。みんな最新の技術にすごいビビりまくってたの知ってる。

和泉守とか「お、おい!なんだこれ!?飛び出してんぞ!?うわ、やめろ!!ぶつかる!!」とか大きい声で言ってから、後ろに座ってた歌仙が頭叩いてたよ。ほんと、あいつうるさかったわ。

 

その後は、近かったからピーターパンのアトラクションに乗って、それから、さおちゃんが短刀ちゃんたちにクレープおごるとか言い出したから、一緒について行って買ってもらった。甘いもの最高。

 

 

 

ま「ねぇねぇ、さっきから一期先輩がこっち見てるよ!」

乱「えー!ほんとー!うちのお兄ちゃんが!?主ちゃんのこと好きだったりしてー」

清「乱のこと心配で見てるんでしょー」

乱「へへ、やっぱりそう思う?♥」

鯰「ねぇねぇ、主ちゃんって好きな子いるのー?」

ま「えー言わないとだめー?」

乱「ききたーい!」

清「ききたくなーい」

鯰「教えてー!」

ま「あのね・・・実はアタシね・・・・・・御手杵くんのことが好きなの!!」

乱「え、隣のくらすの御手杵くん!?」

鯰「やっぱりー!しってたー!」

清「聞きたくないって言ったじゃん!!ってゆうか、俺って言ってよ!!」

ま「は!?今クレープ食べながら恋バナする女子高生ごっこしてんだろうが!!!お前も女子高生役なんだから無理いうな!」

清「やだー!じゃあ俺男子高生になる!」

ま「今から変えられませーん」

清「なんでさ!主のバカ!」

安「もーケンカするならやめなよ、変な遊び」

さ「きみ変なことばっかりやってないで、早く食べなよ。アイス溶けてるよ」

ま「アッハイ」

 

 

 

さおちゃんからのツッコミ久々だわ!ふざけたら止めてくれる人がいるっていいね!!!

やっぱりさおちゃんもうカオナシなんてやめちゃえばいいのに・・・鶴丸のツッコミなんて物足りなさ過ぎるよ・・・あいつ装備すごすぎて逆にすれ違う人たちから引かれてんじゃん・・・イケメンとかわからんくらいのディズニー装備だわ・・・マジねぇわ鶴丸・・・。

 

さおちゃんが買ってくれたクレープを必死に頬張る。

ここまで粟田口と来派と左文字とおだてと幕末が一緒に行動してた。あまりの大人数と、長谷部や清光が離れないこともあって少し疲れたな。

 

 

 

ま「じゃ、食べ終わったし、行くわ!」

清「え、どこいくの」

へ「主、お供致します!」

ま「嫌だ、ついてくるな!!」

清「主一緒に周ろうよ!!」

ま「いやだ!!」

 

 

ダーーーー!!!

 

 

あいつらの制止も聞かずに走り出したよ!!

なんか途中までついて来てたけど、この人混みだしね!!すぐに巻いたよね!!

ふふふ、隠蔽が脇差並みにあるアタシを舐めるなよ!!!まぁ、偵察高い短刀たちになら見つかるんですけどね。今のところ、大丈夫。短刀はさおちゃん囲ってるから。アタシは今のうちに御手杵と行動を共にする!!

 

 

御手杵どこかなーと思いながら、電話する。

 

 

 

PULULULULULU

 

 

 

山姥『・・・なんだ』

ま「おっす!おら審神者!」

山姥『表示されてるからわかる・・・どうした、何かあったのか?』

ま「今どこにいるのかなーと思って!教えて!」

山姥『今か?今はすぺーすまうんてんに並んでいる』

ま「あ、ホント?近くにいるわ。もう乗る感じ?」

山姥『あー、あと10分ほどだろうな』

ま「じゃあ間に合うわ!今すぐ行く!」

山姥『わかった。気を付けて来いよ』

 

 

電話を切って走る。まんばはさ、さすが普段ペッパーの面倒見てるだけあって、スマホ覚えるのも早かったよね。

相変わらず布はキャストオフしてて、本丸ではさおちゃんが怯えて近づかないよ。今日はさすがに帽子かぶってたけど、あいつめっちゃイケメンだから、イケメンオーラ隠せてないわ。こじらせ系男士だったら残念なイケメンだったのに、なぜかうちの本丸のまんばはただのイケメンだ。優しいし。ホント、イケメン多くてやんなっちゃうよね!いい意味で!

 

 

スペースマウンテンの近くにいたから、合流しようとあいつらを見る。

こっちを見て、手振ってるけどひどいわ。そりゃなんか周りの女子がソワソワしてるわ。そりゃするわ。長身のイケメン集団いたらソワソワするわ!!ふざけんなよ!!!こっちみて「こっちだぞー!」って手振ってる御手杵天使か!!ふざけんなよ好き!!!!

めっちゃこれ優越感しかねぇわw

そもそもこのチームひどい。

歌仙兼定、にっかり青江、蜂須賀虎徹、山姥切国広、山伏国広、浦島虎徹、獅子王、同田貫正国、物吉貞宗、御手杵って、筋肉も長身も可愛い系も儚い系も美人系もやんちゃ系もみんな揃ってる!しかもイケメンしかおらんってすごい!破壊力すごい。

それにしても、最初に決めたチーム分け通り行動してえらいなこいつら・・・結局神様って真面目だよなみんな・・・

 

 

浦「主さーん!いらっしゃい!」

ま「俺、参上!」

歌「こんな狭いところでぽーずを決めない!」

狸「間に合ったな」

物「あれ?主様、口元に白いものがついてますよ」

ま「あ、クリームだわ!御手杵とって!」

御「んあ?俺手巾もってねーよ」

ま「ハンカチ持ってないのかよ!トイレどうしてんだよ!!」

御「なんか風ぶわーっと出るやつあるだろ」

狸「あれで充分だよな」

獅「山伏もあれだろ?」

山伏「拙僧は、手巾を持っているゆえ」

山姥「兄弟は豪快ではあるが綺麗好きだ。俺も持っている」

獅「手巾を持っているだと・・・!?」

御「俺たちが綺麗好きじゃないみたいな言い方するなよな~」

ま「国広三兄弟は綺麗好きだからwハンカチくらいお前らもってこいよw」

歌「全く、雅じゃないね!主も、年頃の娘がいつまで口に汚れをつけているんだ。鏡くらいみないとだめだろう。ほら、こっちへおいで」

 

 

結局歌仙にぐりぐり拭かれた。小言うるさいけど歌仙優しいんだよね。

可愛がられ過ぎる自分が怖いわ\(^o^)/

 

 

ま「それにしても、きみら、ジェットコースター系好きだね。歌仙とかは意外だな」

歌「僕は、みんなの引率だよ」

獅「とか言って結構楽しんでるよな歌仙」

ま「名ばかりの文系だからな」

歌「失礼だなきみたちは!」

蜂「俺は浦島の引率だよ」

浦「うん!蜂須賀兄ちゃんと一緒ですっげー楽しいよ!」

蜂「俺も楽しいよ浦島!」

浦「あーあ、長曽根兄ちゃんもいればよかったのにな~」

蜂「あんな贋作のことはどうでもいいじゃないか」

ま「ものきちも楽しんでるかい?」

物「はい!同じ脇差のにっかりさんと浦島くんがいるから楽しいですよ!」

に「おやおや、楽しいなんて嬉しいこと言ってくれるねぇ」

狸「待ってる間暇だ。戦いてぇ」

御「お、そろそろみたいだぜ」

 

 

順番が周って来てみんなでスペースマウンテンに乗り込んだ。

楽しいよなwジェットコースターwさおちゃんはマジごめんwでもあの人粟田口と一緒にいて、本当に死ぬほど嬉しそうだったからいいと思う。

 

みんなでキャーキャーワーワー言いながら、この次は、ビッグサンダーマウンテンに向かおうと思っていたよ!ビッグサンダーマウンテン久しぶりで嬉しい!

 

 

 


 

 

 

まぁちゃんがまたいなくなってしまった・・・まぁとりあえずはチップとデールの家でまぁちゃんを撮れたから良しとしよう・・・

次にどこいこうかって話してて、モンスターズインクのファストパスの時間になりそうだったから、また粟田口だけで向かう事にした。主たちと一緒に行動したいって人たちもいたけど、ごめんなさい。粟田口だけでいです。

 

モンスターズインクは面白かったよ!みんなも喜んでたし!

それから、メリーゴーランドとか、ゴーカートとか、比較的人が少ないものを乗って楽しんだよ。子連れディズニーは待ち時間が短いものを乗るのが鉄則だからね!短刀ちゃん達イイコばかりだから絶対何時間でも待てると思うけど疲れちゃうからね!下手したら大きい人たちよりイイコだよ…。

ホーンデッドマンションだけは今回はやめようねって一期さんと話したんだわ。みんな怖がったらかわいそうだし。

 

結局、リバーサイド鉄道に乗ろうって話になって、先にみんなには行って並んでもらって、私はトイレに寄ってたら、

 

 

「よっ!驚いたか!」

「やぁ、1人かい?」

「ますたぁ!良ければご一緒しましょう!」

「・・・」

 

 

おだて組に絡まれた。なんだこれ\(^o^)/

 

 

さ「あ・・・いえ、あの、短刀ちゃんたちのところに戻るので・・・」

鶴「つれないなぁ、きみずっと短刀か主としか話してないじゃないか。少しは俺たちとも話さないか?」

さ「え・・・いや、いいです・・・」

鶴「遠慮するなよ!光坊、乱に連絡しといてくれよ。ますたぁは俺たちと行動するってな!」

燭「オーケー!今電話するよ!」

へ「ますたぁ、お荷物お持ちします」

鶴「いやぁ、これで少しは楽しくなるな!野郎だけで周るのも飽きてきたところだ!な、伽羅坊」

伽「・・・どうでもいいな」

 

 

くっそwwwふざけんなよwww逆に笑いしかでねぇわ!www短刀ちゃんたちと鉄道乗って写真撮りまくろうと思ってたのにwww一期さんあとで写真くれるかな・・・たくさん撮ってほしいけど、あの人数だからカメラ一台じゃ足りない・・・もっと短刀ちゃん成分が欲しい・・・

そう思っていたら、

 

 

「あ、ますたぁだ」

「お、ほんとだ!」

 

 

そう言って駆け寄って来てくれる、蛍丸と愛染くん。

天の助けとはこのこと・・・!天使がやってきた!!!

 

 

愛「よおますたぁ!伊達組と一緒なのか?」

さ「あ、うん・・・たまたま一緒になって・・・」

蛍「じゃあ、俺たちも一緒に行っていい?」

 

 

そう言って手をキュッと握ってくる蛍丸マジ天使。すげぇやばいこれしぬ。

 

 

さ「もちろんだよ!!一緒に行こう♥」

蛍「わーい」

 

明石「・・・ほな、俺はあっちで休憩させてもらいますわーみなさん2人をよろしゅう」

 

後ろからぼろぼろになって登場した明石さんは、本当に疲れた顔してた。この人普段働きたくないって言ってるくらいだから、元気の有り余ってる2人と行動してマジで疲れてるんだと思う。まぁ1人でもイケメンは少ない方が良いから、いなくて逆に嬉しいですわ。

来派とも仲良く出来るなんてね・・・幸せすぎてやばい・・・。

 

 

鶴「なんだ、仕方ないな。子守りになってしまったな」

へ「そうだな」

燭「やっとこっちに来てもらえたのにねぇ」

 

 

そう言いながらも、邪険にしないのがこの人たちだ。大人だからな。

結局みんなで一緒にホーンデットマンションに行くことにしたよ!

 

 

蛍「わーなにここー」

愛「なんか狭いな」

鶴「不気味な屋敷だな!」

燭「うーん少し薄暗いね」

へ「ますたぁ大丈夫でしょうか?」

さ(なんか大きい人たちに囲まれた死ぬ)

 

???『紳士ならびに淑女諸君ホーンテッドマンションへようこそ』

 

「「「「「!!??」」」」」

 

伽「・・・どこから声が・・・?」

鶴「なんだ、この屋敷の主か?」

 

???『あたしはこの館の主、ゴーストホストであるさぁもっと奥へ』

 

蛍「うわぁ、不気味・・・」

愛「なんか周りの絵を見ろとか言ってるぜ」

 

???『よーく見るがいい。この部屋には、窓も扉も全くない。

ンフフフフフフフフフ あわててももう遅い。果たして諸君は、この部屋から出ることができるかな?

ハハハハハハ、アーッハハハハハハハハ。あたしならこうやって出るがな』

 

 

ピカッ ゴロゴロゴロゴロ!!!!!

 

キャーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!

 

 

「「「「「!!??」」」」」

 

 

へ「主、見てはいけません!!お下がりください!」

さ「え」

伽「ふん、あんなところに死体があったとは気付かなかった・・・」

鶴「血のニオイがしないな、古いものか?」

燭「でも、腐敗しているニオイもしないよ」

愛「ますたぁ、大丈夫か!?」

蛍「俺たちが守ってあげるからね」

 

 

ちょっとちょっとちょっと!

この演出私何回も見たことあるから大丈夫だけど・・・天井の死体は人形に決まってるだろwこういう演出だよwww大倶利伽羅すらめっちゃビビってるwなんなのこの人たちw

私が死体を見ないように壁側に押されてガードされている。腰には愛染くんと蛍丸がくっついてる。かわいすぎか。

 

乗り物に乗るために部屋を移動するのに、私を囲んでみんなすごい目で周りを見てるよ。やめてくれw普通の人たちはワクワク楽しみながら並んでるのに、なぜか我々だけものすごい緊張感でみんなが私を囲んで一言も発していない。無言の緊張感を放っている。どういうこっちゃw

 

 

鶴「なんだ・・・あれに乗らないといけないのか?乗り物のようだが・・・」

燭「常に動いていて誰か乗っているね」

へ「あれで屋敷を周るのか?」

さ「そうです。あれでこのお屋敷を見て回ります。ちなみに最大3人まで乗れます」

へ「!?」

伽「3人・・・だと・・・?」

鶴「おいおい、何かあったらどうするんだ?3人なんて少ないだろ」

燭「そうだね・・・すでに人も死んでいる屋敷だから、何があるかわからないもんね・・・」

へ「ますたぁの前後に乗る者と、ますたぁと一緒に乗る者を決めよう」

愛「じゃあ俺ますたぁと一緒に乗る!」

蛍「俺もーちゃんと守るからね」

へ「いや、蛍丸はダメだ」

蛍「なんで」

鶴「ここは室内で、しかもどうやら部屋の中は暗い・・・となると、大太刀であるお前は目がきかないだろう」

燭「伽羅ちゃんか長谷部くんが隣に乗るのが妥当かな・・・」

蛍「えー俺もますたぁと乗りたいのに」

さ「一緒に乗ろう。皆さん、皆さんの本体は置いて来てますし、ここは何も起こらないので大丈夫ですから」

へ「しかし!現に殺人があった後ではありませんか!!」

燭「危ないことなんてないって言っていたのに・・・ここでは人が死んでいるんだ。用心するにこしたことはないよ」

伽「・・・おれが乗る。俺は五虎退の本体を持っているからな」

鶴「まさか・・・こんな屋敷で警戒するような出来事があるとは・・・驚きだぜ」

 

 

何言ってんだこの人たち・・・

笑わせんなよ!!!

 

っつーか、大倶利伽羅と座ったら死ぬから却下。私は愛染くんと蛍丸の可愛い反応見て楽しみたい!!!アホか!!!

 

 

さ「絶対蛍丸と愛染くんと乗ります。ね、3人で乗ろう?」

愛「おう、俺はそのつもりだぜ!」

蛍「大丈夫だよ、俺つえーんだから」

へ「しかし・・・」

さ「しかしじゃない、決定事項!」

へ「は、はい・・・」

燭「じゃあ、僕と伽羅ちゃんが前で、後ろに鶴さんと長谷部くんが乗るっていうことで・・・」

鶴「仕方ない、そうするか」

 

 

だから大丈夫だって言ってんだろ!!wwwほんと、どんだけ心配してんだ!!!www

 

 

来派の2人と一緒に、無事に座り、乗り物が動き出す。

まぁ2人とも可愛かったよね。大して怖がってなかったけどね。来派の2人は怖がらないなぁ。これがごこちゃんとか秋田くんなら完璧涙目なんだけどなぁ。

でもずっと私の手握ってて、可愛かったよ。初めて見る大量のお化けに、興味津々な感じだった2人共。

 

それよりも・・・

 

 

燭「わぁぁぁぁ!!!何アレ!?伽羅ちゃん!?見て!?あれ、すごい!!お化け!!!すごい!!!たくさんいるよ!!!!」

伽「・・・うるさい」

 

鶴「はははははははは!!!なんだあれは!!!!!墓場で歌いまくってるじゃないか!!!!!ははははは!!!」

へ「ええい!お前の笑い声がうるさくて、ますたぁの警護に集中できん!!!」

 

 

燭台切さんビビる&鶴丸さん爆笑でめっちゃうるさかったよ。男の叫び声って怖いね。

 

ホーンデットマンションで気張りすぎて疲れたらしいから、外に出て少し休憩するよ。来派の2人にチェロス買ってあげよう。

なぜか私も疲れたよ・・・。

みんなして、どっと疲れたまま、チェロスを買いに行ったのだった。

 

 

 

 


 

 

 

ビッグサンダーマウンテンも制覇して、ブラブラしてたら、いい感じの時間になりました。

 

そろそろ夕方。

夕飯は各自自由にってことだったので、さおちゃんと合流しようかなと。

 

さおちゃんに電話したら、おだて組と一緒にいるとか言ってた。頑張って逃げて来るって言ってたけど、大丈夫かいな。

 

お土産を見ながら待つこと10分。さおちゃんが現われた。

 

 

「やぁきみ大丈夫かい?」

「な、なんか、おだて組がしつこくて・・・」

「しつこそうw長谷部も光忠もいるしなw」

「せっかく愛染くんと蛍丸と一緒にいたのに、2人共チョロチョロするから途中でいなくなっちゃうしさ・・・したらおだて組に囲まれたよね・・・もう嫌すぎて逃げようとしたら、「離れるな!」って大倶利伽羅に怒られたんだよ!?意味わかんない!!」

「ちょっと大倶利伽羅は羨ましいw」

「大倶利伽羅イケメンじゃん・・・だからつらかった・・・そんで、鶴丸がカヌー乗りたいって言うからカヌー乗りに行って、なんかよくわかんないけど隣光忠座ってさ、かなり密着して死にそうだったさ」

「うける。あいつガタイいいからな」

「そうなのさ。そしたら、長谷部とか「俺が漕ぎますので、ますたぁは休んでてください!」とか言い出したり、鶴丸が1人だけめっちゃ早いスピードで漕ぎ出して係の人に怒られたりして、めっちゃ大変だった・・・」

「それは大変だけど、きみ注意とかしてないんでしょ?」

「いや、もう後半怒ったよね。あまりにもなんかちゃんとしないから。大倶利伽羅とかもう他人のふりしてるし、光忠困ってるし、長谷部は真面目に漕いでるけどさ、鶴丸がとにかくふざけ過ぎててムカついて「ふざけない!」って怒ったさ。したら、その後はちゃんとしてた」

「きみが怒るとは相当だなw絶対ビビったしょ」

「ビビったのかな・・・知らんけどさ・・・で、きみから電話来たから」

「バカだな、きみ粟田口といたほうがよかったね」

「ホントだよ。粟田口なんて優等生しかいないからさー短刀ちゃんたちのが良い子だよホント・・・。きみは何してたの?」

「とりあえず、買物して、ご飯食べながら話すよ」

「うん、そうしよう。まずお土産買うか」

 

 

2人でお土産を買って(お土産と言ってもみんなで来てるし自分たちの欲しいもの)、それからいろいろ食べすぎてるから軽食でいいよねって言って軽くピザを食べた。

 

 

「あー疲れた。足痛い」

「ね、足痛いよね。短刀ちゃんたちは大丈夫かなぁ」

「大丈夫だろw我々より鍛えてるわw」

「そうかぁ、で、きみ何してたのさ」

「ああ、きみたちと別れてからね、また御手杵たちと合流してたんだわ」

「あ、ホント」

「ジェットコースター系は全部制覇した」

「すごい」

「ジェットコースター系制覇した後、ツリーハウス行った」

「え!?あんな狭いところに!?」

「そうw狭いところに行ったさあのメンバーでw」

「うわーよく行ったね・・・」

「したら、浦島が「この枝登れるかもしれない」って枝に登り始めてさ」

「ちょっとw」

「そしたら同田貫と山伏が「修行になる」って枝で懸垂始めてさ」

「折れるわw」

「そうさ、折れそうだったから歌仙にめっちゃ怒られてた」

「うける」

「周りの子供たちが恐ろしいものを見る目で見てたよね」

「確かに」

「その後、幕末のやつらに見つかって合流してさ」

「清光」

「なんかさ、うちの清光さ、元ブラックだから他の本丸より甘えん坊じゃん」

「うん、他の清光かっこいい」

「そうなんだよね、他の清光甘えないしメソメソしないしさ、もっとクールじゃん。うちの甘えん坊すぎるからさ、お前はアタシの彼女かってくらい甘えてきてうざかった」

「うざかったw」

「んで、なんかウエスタンに銃のシューティングゲームみたいなとこあるさ」

「ほんと、知らない」

「きみ行ったことないかもしれない。一回200円なんだよね」

「シーの500円でゲームできるやつみたいなの?」

「そうそう、なんかセンサーみたいなところに向けて打つんだけど、10発全部当たったら、金の保安官のバッヂもらえるんだわ」

「へぇ!そうなんだ」

「したらあいつらバカだから勝負になるじゃん」

「なるねw間違いなくなるねw」

「兼さんとかバカださ、大口叩いてるわりに1発しか当たってなかったw」

「バカだw」

「で、むっちゃんがめっちゃうまかった」

「うまそう」

「全部命中」

「さすが」

「むっちゃんの保安官バッヂ見て、みんな羨ましがってたw」

「うけるw」

「あとなんか、ラッキーって書かれてる札が隠れてて、そこのセンサーに当てたら銀のバッヂもらえるさ」

「あ、ほんと」

「もらった」

「おお~さすが!」

「あと、ものきちももらってた」

「さすがだな!!」

「ラッキーマンだからなものきちは」

「他にはもらった人いなかったの?」

「いたと思うよ。なんかみんな夢中になりすぎててさ、多分同田貫とか兼さんとか5回くらいやってたさ」

「うけるw1000円」

「うけるよね。なんかみんなバカで男子校のノリだったわ」

「ほんと、楽しそうだね」

「うん、楽しそうだから、今のうちにって思ってきみに電話して買い物に来たよねw」

「そうかwおつかれw」

「きみもお疲れ」

「楽しかったね」

「そうだね」

「次はパレードだね」

「パレード見て、プロジェクションマッピング見たら帰ろう」

「うん」

「帰りも次元の扉くぐればいいだけだから、超楽じゃない?」

「超楽!!!そうだ!!!モノレール乗ったり、電車乗ったり、バス乗ったりしなくていいんだ!!」

「東京駅まで出なくていいという喜び」

「最高だね、審神者すごい」

「審神者すごいわ」

 

 

ピザも食べ終わって、2人でパレード見るために場所探しするかな~ってプラプラ歩いてた。

 

ら、

 

「あるじさま!」

「おお、主ではないか」

 

声をかけられた。

 

 

「岩融と今剣」

「なにをしてるんですか?」

「え?今パレード見るために場所探してるんだ」

「ぱれえど?あのきゃらくたぁがのりものにのっているやつですか?よるもやるんですか?」

「うんそう、昼間も見た?夜は電気がたくさんついてキレイなんだよ」

「ほんとですか!じゃあこっちです!あるじさま!」

 

 

そういって、今剣がアタシの手を引っ張って歩き出す。どこに行くんだ?と思っていたら、どんどん人が座っている場所の前のほうに向かっていく・・・

「ここです!」と到着したそこには・・・

 

 

「おお、主よ」

「ぬしさま!」

「やぁ、きみも来たのかい?」

 

 

三条with源氏+古備前がそこにいた・・・

 

 

ま「え・・・なんでこんな特等席・・・?ここパレード見るのに最高すぎるよね・・・最前列じゃん・・・?」

三「そうなのか?よくわからんが、昼を食べた後からずっとここにいたぞ」

さ「ずっと!?」

鶯「皆で茶を飲んでいた」

髭「弟がね、この敷物というものを買ってきてくれたんだよ」

膝「兄者の服が汚れるし、地べたにそのまま座るのは良くないからな」

石「こうしてたくさんの人を見ているだけでも有意義だったよ」

狐「ぬしさま!こちらですよ!さぁ、小狐の隣にお座りください!」

さ「は、はぁ・・・」

ま「え、ずっと昼からここにいたとかめっちゃうけるね」

三「そうか?ここはいるだけで楽しい場所だからな」

今剣「ぼくと岩融はいろいろあそびにいきましたけど、みんなはならびたくないといって、ずっとここにいました」

岩融「見て回るのもなかなか良いものであったぞ」

三「はっはっは。じじいが並ぶのはいささか無理があると思ってな」

狐「ぬしさまともっと一緒にいとうございました」

さ「すみません・・・あのー・・・短刀のみんなを呼んでもいいでしょうか・・・?」

三「ああ、構わぬよ」

ま「ってか、ピザ丸、敷物買いすぎじゃね?めっちゃ最前列確保してるしょwww」

膝「1人1枚敷物を買ったからな。それと俺は膝丸だ」

髭「お腹が空いちゃったな。ピザが食べたくなっちゃった、ピザ丸」

膝「買ってくる!!あと俺は膝丸だ兄者!!」

さ「あ、乱ちゃん?パレード始まるよ、今どこ?うん・・・あ、ほんと?あのね、三条さんたちがねすごいいい場所とっててくれたからおいで?うん、場所はね・・・」

鶯「主も茶ァを飲め」

ま「サンキュ!」

三「主、寒くはないか?もっと俺のほうに寄るといい」

ま「え、そういうのいい。アタシが温めてもらうのは御手杵だけなんだからね!!」

髭「焼けちゃうなぁ~主に顕現してもらった初めての太刀は僕なのに」

ま「それとこれとは話が別!」

さ「あ、あの、江雪さんですか?あ、はい、あの、パレードこれから始まるんですけど、三条さんたちが良い場所とってくれたのでどうかなと・・・はい・・・小夜ちゃんに最前列で見せてあげたいなと思いまして、ええ、あ、はい、場所は・・・」

今「あるじさま、きょうぼくすてぃっちとおはなししたんですよ!すてぃっちはえいりあんだといっていました」

ま「うける、聞き取りにくいwあの新しいとこか。タートルトークみたいにスティッチとお話しできるとことだよね」

今「たぁとるとぉくとはなんですか?」

ま「気にしなくていいよw」

岩「今剣がすてぃっち殿を気に入ってなぁ。人形を買ったのだ」

ま「ほんとwその大きい袋に入ってるのかw」

今「かえったらあけます。たのしみです」

ま「そうかぁよかったな!」

さ「すみません、明石さんですか?はい、あの、パレードが良く見える最前列を三条さんたちがとってくれたので、蛍丸とか愛染くんとかも来ないかなと・・・あ、はい、あと少しで始まるので出来れば急いでいただいたほうが・・・」

ま「ってかさおちゃん!短刀全部に声かけてるwww粟田口だけかと思ったらwwwうけるなwww」

三「まぁ多少狭いが、皆で固まれば座れないこともあるまい」

岩「俺が何人か膝に乗せよう」

今「いわとおしのおひざはぼくとあきたですわります」

狐「ぬしさまはお優しいですが、もう少し小狐のことも気にしていただけると嬉しいのですが」

ま「残念ながらそんな日はこないわw」

乱「あ、いたいた!」

前「お待たせいたしました」

平「わぁ、最前列をとっていただきありがとうございます!」

虎「こ、これ、皆さんに買ってきました・・・食べてください・・・」

三「ふむ、なんだこれは?」

一「ちゅろすという食べ物です。ちょうど並んでいた時に電話がかかってまいりましたので、皆さんの分もと弟たちが言い出しまして・・・」

秋「場所をとっていただいたお礼です!」

鶯「ありがとう、いただくとするか」

さ「ほんと・・・いい子達しかいない・・・粟田口は良い子しかいない・・・」

薬「大将の分もあるぜ」

ま「ありがと」

後「大将、俺いちごのちゅろす買ってみたから、半分ずつ食べようぜ」

ま「うん」

鳴「ますたぁのも・・・」

さ「ふぁっ!?あ、ありがとうございます!」

秋「ますたぁのお隣行ってもいいですか?」

さ「むしろお膝に来ていいよ(真顔)」

ま「やめろwwwお覚悟されるぞwww」

秋「夜は冷えますからね!僕がますたぁを温めますね!」

前「では我々も」

平「横から温めます」

さ「(^p^)」

狐「では小狐は後ろから・・・」←そっと後ろから腰に手を回す

さ「( ˙-˙ )」

ま「わかりやすいwww真顔になったwww」

燭「あまりマスターを困らせないようにね?」←引きはがそうとする

ま「え!?光忠!?」

へ「主、ご無事なようでなによりです!」

ま「そりゃ無事だよwなんだ、おだて組きたのか」

宗「途中で会ってしまったんですよ」

小「・・・みんなで見たほうが楽しいと思って・・・」

江「お小夜は心の優しい子です・・・」

乱「ちょっとー、小狐丸さんと燭台切さん暴れるならあっちいって!へへ、僕がますたぁの後ろで守ってあげるからね♥」

博「俺もますたぁから離れんばい」

さ「大 天 使 降 臨」

ま「もうきみが幸せそうだから何も言わないわ。粟田口サンドでキュン死しな・・・」

一「主殿は、寒くありませんか?なんあら私が温めますが・・・」

薬「いち兄アウト」

厚「夜戦は俺たちに任せとけって」

後「俺たちがしっかり大将守るからな!」

ま「マジかよ、大将組がかっこいいけど、いち兄のお膝も捨てがたい」

蛍「じゃじゃじゃじゃーん、蛍丸推参」

愛「祭はまだかー!?」

明「はぁ・・・やっと座れますわ・・・」

蛍「あーずるい、俺もますたぁの隣がいい」

前「では少しだけ前にずれるので、こちらへどうぞ」

蛍「やったぁ」

さ「天使しかおらん( ˙-˙ )」

ま「よかったな」

 

 

 

なんだか、賑やかになったので、なるべく固まって小さい人たちをお膝に乗せるように指示していたら、音楽が始まった。

パレードの始まりだ!!

 

いやぁ、エレクトリカルパレードってうちらが子どもの頃からあるけど、やっぱりすたれないよね。すごいキレイだもん。

途中でみんなのことを見てみたけど、みんな目がキラキラして楽しそうに見てる。

 

本当はね、ずっとみんながうちらのこと一生懸命守ろうとしてくれてたの知ってるんだ。

さおちゃんは気付いてたかわからないけど、実はすごい偵察とかしてたり、うちら2人になった時も、誰かが後ろからこっそりついて来てたの知ってるよ。

常に警戒してくれてた。何があっても守ってくれようとしてくれてた。

でも、今は警戒することなく、純粋に楽しんでるみたいだから、良かった。一日ディズニーで過ごしてやっと安心できる場所だってわかったもらえたのかなって思ったよ。

 

みんなのキラキラの顔を見て、アタシも来てよかったと心から思えたのでした。

 

 

 


 

 

 

秋「すごく綺麗でしたね!!」

乱「僕もあのキラキラの車に乗ってみたい!」

今「すてぃっちいました」

前「やはりみっきー殿は素晴らしいですね」

平「ええ、こんな素敵な国を統治しているとは、とても才のある方なのですね」

虎「てぃがーさんが・・・手を振ってくれました・・・!」

 

 

 

パレードが終わって、みんなすごく楽しかったみたいで口々に何が良かったかを言っていた。

ホント、天使しかおらんわ。帰ったら絵日記とかみんなで書こうかな・・・短刀ちゃん達の絵日記見たい・・・

 

 

 

パレードの後は、すぐにシンデレラ城のプロジェクトマッピングがあるから、移動移動!ちなみに、審神者の力で全員分の当選チケットをいただきました・・・ありがたや・・・。

と、いうことで、最後のプロジェクトマッピングは全員で見るんだよ!

一緒にパレード見てなかったメンバーもみんな集合と思ったら、めっちゃ騒がしい集団めっけ。これうちの子だわ(白目)

 

 

まぁちゃんが咄嗟に走って行って殴っていた。周りに迷惑かけるなと。アタシもそう思う。

そしたら、後ろから歌仙さんが慌てて「ごめん」ってやって来て何事なんだと思ったよ。ホント何事?

 

 

 

歌「主、すまない。少し目を離したすきに大変なことになっていたみたいだ」

ま「なんでびしょ濡れなの!こんな人多いところで騒いで・・・ばかもの!」

泉「てっ、なんてんで叩くんだよ!俺だけじゃねーよ!みんな悪いじゃねーかよ!」

堀「主さん、すみませんでした!あまり怒らないであげてください!ちょっと楽しすぎて気分が高揚してしまったみたいで・・・」

ま「なにを騒いでいたんだ!」

浦「えーなんか、加州さんと歌仙さんとにっかりさんと蜂須賀兄ちゃんと物吉がぱれーど見たいって言うから分かれた後に、水鉄砲売ってるお店発見して・・・」

長「す、すまん、止められなくて・・・」

山姥「長曽祢や俺たち兄弟は止めようとしたのだが、写しの俺では争いを止めることなど出来なかったんだ・・・すまない」

清「ほんと、バカだよね~なぁにやってんだか」

 

ピュー

 

安「お前がいうな」

清「冷たっ!何すんだよ!!」

安「お前も濡れればいい!」

長「喧嘩するな!!」

ま「ばかだなぁ・・・まだ夏じゃないのに・・・ばかだなぁ・・・」

狸「さみい」

御「寒いな」

狸「先帰っていいか?」

ま「ばかもの!ダメに決まってるだろ!みんなでプロジェクトマッピング見るまで帰らせないからな!!」

 

 

 

 

ホントバカだね・・・男子校のノリで遊んでた人たちにまぁちゃんも歌仙さんも怒っていたよ。

夜だから寒いのに、白熱したらしい。

 

結局寒い寒い言っても帰らせないでみんなでプロジェクトマッピングを見て、それから本丸に帰りました。

プロジェクトマッピングを見てる間もずっと短刀ちゃんたちに囲まれて幸せだったよ♥

 

これからは短刀ちゃんたちの前だけでいいから、カオナシじゃない私で出ようかなと思いました。

 

 

 

 

「ただいまこんのすけ!」

「ただいま~!」

「審神者様、お帰りなさいませ!」

「お留守番ありがと~」

「いえいえ、本丸を守るのがわたくしの役目ですので!」

「こんのすけにお土産買ってきたよ!」

「ええ、本当ですか!?」

「うん、これ!リボン!しっぽにつけてあげるね~!」

「あと、中華まんじゅう。はい、食べな」

「ありがとうございます!」

「お留守番、ホントありがとね」

「いえいえ!楽しかったですか?」

「うん、楽しかったよ」

「それは何よりです!」

「次はシーに行きたいな」

「いきたいね!」

「いいですねぇ!」

「温泉とかならこんのすけも行けるかもよ」

「じゃあ、今度はこんのすけも一緒に行こう」

「楽しみにしております!!」

 

 

 

こうして、楽しい一日が終わったよ!また明日から審神者頑張って、みんなと旅行に行きたいなと思いました。おしまい!

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