クロスオーバー27【師子王】

「なー、マック寄って行かね?」

「ええのぉ、新しいクーポン出てたはずじゃし」

 
大学の帰り。

もう夕方だっつーのに、御手杵も陸奥守もマック行く気になってて

 

しし「いや、かーちゃん(という名の光忠)が飯作って待ってんだろ!」

おて「別にマック食っても夕飯も食えるし」

むつ「そうじゃそうじゃ!師子王もたくさん食わんからこげん小さかよ!わはは」

しし「は!?人が気にしてること言うんじゃねぇよ!」

おて「同田貫も大倶利伽羅も行くよな?」

たぬ「おー、腹減ったしな」

から「(こくん)」

しし「えー!夕飯食えなくなって怒られても知らねーぞ!」

むつ「余裕じゃ!わはは!」

しし「・・・ったく」
マックに寄って、みんなビックマックセット2個は軽くたいらげ、帰りに主や短刀たちへとお土産を買った。

早く帰らねぇと夕飯に間に合わない!しかし俺は一個しか食わなかったけど夕飯しっかり食べれるか心配だ。こいつらの食欲異常なんだよなぁ。

あ、俺師子王!今日は俺の家族たちの紹介をするぜ!

 

 

「ただいまー」

ガラッ

「あ、お、おかえりなさい・・・」

 

ビクッと肩を震わせて 玄関で出迎えてくれたのは五虎退。小学生だぜ!

 

むつ「ただいま!何しとったんじゃ五虎退~」

 

陸奥守が五虎退の頬をぐりぐりと包み込んで、周りにいる子虎たちはなぜか倶利伽羅の足元にくっついてる。

倶利伽羅のやつなぜか動物に好かれるんだよな。

 

ごこ「と、虎さんたちの足を拭いてあげてたんです~」

むつ「そうかそうか!五虎退はええ子じゃの~(ぐりぐりぐり)」

しし「やめてやれよ、困ってんだろ」

 

前田「あ、おかえりなさい」

平野「おかえりなさい。そろそろお夕飯ですよ」

 

たまたま通りかかった前田と平野。こいつら小学生のくせにすっげぇ落ち着いてんだよなぁ~・・・

 

小学生は他に厚・薬研・乱藤・愛染・今剣・秋田・博多・信濃・包丁がいるぞ!

中学生は鳴狐・骨喰・鯰尾・浦島虎徹・物吉・不動・太鼓鐘貞宗の7人。

蛍丸と小夜はまだ幼稚園児だ!ちいせぇのに蛍丸は特にすっげぇ強い・・・勝ったことない・・・うん・・・

 

居間に向かう途中で鯰尾と骨喰に出会う。

 

鯰尾「あー!なんだかマックの香りがしますね!!」

しし「正解ー」

むつ「ほれ、土産じゃ」
鯰尾たちは喜んで(いや骨喰の表情は読めなかったけど)土産のポテトやナゲットを持って駆けて行った。

また途中で浦島にあったから倶利伽羅が今度は土産を渡してまたまた喜んで駆けて行ってしまった。

うーん、嫌な予感するなこれ。
各自部屋に戻って一旦着替える。

部屋は一応個室になってる。ま、そりゃお年頃の男がこんだけいりゃな!個室にしてもらわなきゃ困るわけで。

あ、でも小さいやつらは保護者と同じ部屋だぜ!藤四郎兄弟とか、小夜とか蛍丸はな!

 

ガラリ

 

「今日4講まであったから遅くなっちまったぜ、そろそろ飯の時間だよなー」

何食わぬ顔で 居間の扉を開けた。

光忠「師子王くーん?きみがみんなをマックに誘ってお土産も買って来たんだって~?」

しし「は!?」

 

居間を開けるとすでに着替えて居間に来てるあいつらが何食わぬ顔でこたつに入りながら

 

おて「俺は止めたんだけど師子王がマック行こうってどうしてもよぉ」

 

は!?

 

むつ「夕飯食べれなくなるって止めたんじゃが・・・師子王がマック行きたいって言うちょって・・・」

 

はぁ!?

 

たぬ「俺は止めたぜ」

 

はぁぁぁぁ!?

 

から「俺も止めた」

 

はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?

 

光忠「師子王くん、小さい子たち夕飯前なのに君が買ってきたポテト食べてたんだけどどうしてくれるつもりかな(にっこり)(目がマジ)」

 

 

えええええええええええええええ!!!!?

 

 

しし「ちょ!!!お前ら!!!ふっざけんなよ!!!お前らが行くって言ったんだろ!!!俺止めたじゃん!?!?」

 

DK組(プルプルプル)←笑いをこらえて震えている

 

しし「ふっざけんなーーーー!!!!」

 

ガラリ!

 

まー「お、帰ってきてる!!!」

さお「おかえり~」

 

!!

 

助かった!!

 

しし「なぁ、俺なんもしてないのに悪者にされてるんだぜ!夕飯前にマック買ってきたとか、俺が止めたのに(ぶつぶつ)」

まー「いいな!マック行ったの?御手杵、お土産買ってきてくれた?」

おて「おー、まなみにはシェイクな~」

まー「やった!」

 

光忠「こらぁ、夕飯前だよ!もうお腹空いたんならすぐご飯にするから座ってて!」

さお「私運ぶの手伝うねー」

光忠「ありがとう」

 

燭台切さんはこの二人には甘いから(特にさおりには)

二人が来てくれたことで怒られずに済んだぜ!マジでよかった!主GJ!でも陸奥守たちはあとで処刑だ!

 

しし「はー、助かった。燭台切さんの説教長いからな・・・お前らのせいだぞ!」

むつ「はっはっは!師子王は素直じゃの~」

おて「なんだかんだマックもしっかり食べてたしな」

たぬ「俺まだ腹すいてるぞ」

から「おれも」

しし「お前らよく食うなぁ」

 

歌仙「ちょっと君たち!食事運ぶからテーブルの上拭いてきて!手が空いてるものは運ぶの手伝って!!」

 

働かざるもの食うべからずだよ!! と歌仙さんが叫んで、はーいと俺たちは立ち上がった。

主に飯の支度をしてくれてるのは燭台切さんと歌仙さん。もちろんみんな手伝うけど味付けばっかりは才能だからな!二人に大体任せてる。

チビどもはいつも楽しそうに手伝いしてるけどな!

それから洗濯や掃除なんかは全部当番制。でも歌仙さんが洗濯好きだったり、堀川も家事好きだから割とその辺が中心になってやってるかな。

燭台切さんは基本的に家にいて色々やってくれてて、歌仙さんはたまに教室開いてるなんかの先生だ。

 

「ガッハッハ!今日はすき焼きか!大好物である!!」

「わーおいしそうですね、はやくたべたいです!」

 

岩融さんと今剣も食器を運んできた。

岩融さんは野菜作るのすごい上手くて結構畑仕事してくれてるかな。

学生も多いから、家事とか畑仕事はある程度大人がしなきゃなんねぇから俺も講義のない日とかはもちろん手伝ってやってるけどさ

まぁそれにしても大変だよなぁ、こんだけ男が大勢いりゃ。

それでも 主を守って戦う ってのは俺たちが生まれたときから決められた運命だし、それをみんな誇りに思ってる。

ほんとは学校行きたくねーけどさ!今の時代は勉学も出来なきゃだめなんだとさ!

まぁ俺らにとっては戦ってるってことが仕事みたいなもんだから一応給料や衣食住は面倒見てもらってるんだけど

日本政府からの支援ももらってるけど充分ってわけではないから半数の大人は働いてる。

例えば、そう、この人とか

 

ガラリ

 

「主~!!!!!!!只今戻りました!今日も1日元気に過ごせましたか!?」

まー「うざい」

 

まなみに冷たくあしらわれてるのは加州と対張るくらい主が好きな長谷部。

もう全力で主が好き。

主の傍に居たくて、幼稚園、小中高すべての教員免許を取得。進級するたびにそれに合わせて教師を続けてきたのに今回残念ながら高1の担任にはなれず同じ高校で2年の担当をしてる可哀想な人だ。

学校では話しかけるなと言われてるから話しかけてないみたいだけど、主に近づく男は全部メモってるらしい。割と狂ってるw

 

「さあ夕餉を運んでまいりましたよ」

そんな声と共に大きな影が落ちた。蜻蛉切さんだ。でかいな。

おて「あれー?今日非番かよぉ?」

とん「あぁ、今日は休みをいただいている」

 

穏やかな蜻蛉切さんは消防士。あと山伏さんが警察で、割と家にいないかなー。

戦うのが俺らの本職だから仕事も政府がらみの職場で理解あるから休みは多いみたいだけど。

ちなみに御手杵の親戚で仲がいい。

 

さて、話してる間に飯の用意が整ったからみんなでイタダキマス!

あーマック食わなきゃよかった・・・って思ったけど御手杵も陸奥守もたぬきも倶利伽羅もめっちゃがつがつ食ってるから引くわー・・・

お前ら何者・・・

 

食事の席はまなみは絶対御手杵の隣。なんか御手杵のこと好きらしい、相手にされてねーけどw

さおりはチビたちに囲まれて食ってるかな。幸せそうだ。

 

飯食ったあとの寝るまでの時間がすげー大変なんだよなぁ。

高校生のころは宿題とかやってたけどな、今はもう課題とか試験前じゃない限りあんま勉強しねーし

割と居間でゲームしたり騒いでる。テレビのチャンネル争いで勝負したりもする。

みんな部屋にテレビあるのになぜか居間にいるんだよなw

倶利伽羅は騒がしいところ苦手だから部屋でよくギター弾いてるけど。

 

風呂は露天風呂で広々してていいぞ!

主は小さい頃は俺も一緒によく入ったけどな・・・

今となってはもうチビたちがうらやましいぜ・・・!

 

おて「師子王、マリカーしょうぜ」

しし「おーやるやる」

 

まだ紹介しきれてねーけど、とりあえず俺は今日はこの辺にしとくぜ!!!

マリカーやんなきゃなんねぇからな!!

0