さお「すいません、生徒会ですが・・・」
そろっと、扉を開けると
(ウッ!!!!)
光り輝く男たちの(ほぼ)裸体・・・!!
(あああああ水泳部すごい眩しいこわい目のやり場がぁぁぁぁぁ!!!!)
隣のまぁちゃんを見るとまばたきすらせず必死に目に焼き付けている●REC
まこ「あれ?前さん?」
さお「あ、橘くん!!」
知り合いの顔を見てホッとして 私はすぐさま橘くんに駆け寄った(しっかし橘くんの甘いマスクにこの筋肉やばい死ぬ)
さお「あのね、部長さんにこのプリント渡してほしいんだ」
まこ「うん、わざわざありがとう(にこー)」
さお「(にこー)」
「おいマコト!女にへらへらしてんじゃねぇぞ!!!」
そう声が聞こえてハッと振り向いた
りん「そんなヘラヘラしてっと次のレギュラー俺が勝ち取ってやるからな」
(う、うわぁ~)
(こわい)
マコ「ヘラヘラなんて、そんなことないよー」
リン「ヘラヘラしてんじゃねーか!」
「お前、うらやましいんだろ」
そこで今まで瞼にしっかり男たちの水着姿を焼き付けてたはずのまぁちゃんが登場した!(ひぃ!)(ややこしくなる!)
まー「おまえ、さおちゃんが可愛いから話せてうらやましいとか思ってんだろ」
リン「は、はぁ!?」
まー「さてはお前・・・ムッツリだな」
リン「そ・・・そんなことあるかよぼけぇ!!!」
ハル「リン、泣くな」
リン「泣いてねぇ!!!!てめぇは入ってくんな!!!」
そこでプールにぷかぷか浮いてる七瀬くん(同じクラス)の一言で、その男子とまぁちゃんの険悪ムードは免れたんだけど
ハル「あはは、ごめんね・・・リンも悪いやつじゃないんだけど」
まー「!? い、いえ!!!こちらこそ!!!!」
(あ、やばい)
(落ちたなまぁちゃん)
まぁちゃんが橘くんにキュンとしたのを目の当たりにして、急いで水泳部を後にした。
はぁ、ヤバイ、絶対惚れると思ったわ。
まー「ちょっと、あんなイケメンいつ知り合ったのさ!?同じクラスなの!?」
さお「いや前にオリエンテーションで同じ班になってそれから話しかけてくれるようになったのさ・・・」
まー「え!マジかよ!めっちゃいい人じゃん!!」
さお「めっちゃいい人なのさ」
まー「絶対あの人君のこと好きだわ・・・」
さお「なんでそーなるのさ!?」
まー「おしとやかな女の子好きそうだもん・・・」
さお「きみもおしとやかにすればいいしょ・・・」
まー「できるならとっくにそうしとるわい!!」
恥ずかしくてもう顔も合わせられんわ!とプリプリ怒るまぁちゃんと一緒に
次は自転車部へと向かった。
自転車部は田所君が知り合いだし、特に裸でもないから楽勝だぞ!!
ミド「きぃぃもぉぉぉぉきもきもきもきもきもぉぉぉぉ何しに来たんやぁぁぁ」
さお「ぎゃあああ!!!!化け物ーーーー!!!!!!!」
突然飛び出してきた手足の長いおばけに倒れそうになった
自転車部にはとんでもない化け物がいたよぉぉぉ
なにこれ手足長すぎだし怖いよぉぉぉぉぉ
きもいってなんだよぉぉお前のがキモイわ!!!!!!
まー「うっせーな、お前のがキモイだろうが!話しかけんな!!」
ミド「はぁぁ?小さすぎて見えんかったわぁぁほんまキモイなぁ、どこもかしこもきもいわぁぁ」
まー「そっくりそのまま返すよ、それより部長呼んで来い」
ミド「はぁぁぁ???なんでボクゥがそないなことせんとあかんのぉぉ???」
まー「お前一番下っ端っぽいからだ、はよ呼んで来い」
ミド「きぃもぉぉぉぉ」
まー「もういいお前は使えないから無視だ」
ミド「(がーん!)」
(なにやらまぁちゃんが謎の生物と話をしている・・・さすがだ・・・)
さお「まぁちゃん、この人・・・」
まー「あ、大丈夫、こいつ御堂筋って言って同じクラスのかまってちゃんだから」
ミド「かまってちゃんやない!ボクはぁ・・・」
まー「(無視)」
ミド「(ガーン!!)」
(ショック受けてる・・・)
その時近くから大きな笑い声が聞こえてきた
「ガハハハハ!」
(ア!この声は!)
さお「田所くーーーん!!!」
田所「ん?お、前じゃねーか!」
さお「よかったあ、よかったよぉ、会えて・・・」
巻島「お、双子ちゃんッショ」
新開「よ!前さん♪元気かい?」
さお「わ!新開くん!!久しぶり!うん、元気だよ!」
田所「どうしたんだ、こんなとこに」
さお「あのね、生徒会の仕事でね、このプリント部長さんに渡してほしいんだ!」
田所「ガハハハハ!任せとけ!」
新開「俺が届けるぜ、迅くんまだアップの途中だろ」
田所「おぅ、わりーな!」
さお「よろしくね、新開くん!」
(あー新開君本当に顔だけじゃなくて性格も男前・・・)
(田所君も豪快で優しくて男らしいわ・・・)
(自転車部も侮りがたし)
ニマニマニマ
ミド「なぁぁぁにニヤけとるんや、きっもぉぉぉ」
さお「ぎゃああああ!!!まぁちゃん助けて!!」
まー「やだよ、きみずいぶんイケメンと仲良しだからずるいわ!」
さお「え!?それきみが人見知りで全然誰とも打ち解けようとしないからじゃん!?私のせいじゃないじゃん!?」
まー「ぷーん!次バレー部だよね!私行ってくるから!!!」ピュー
さお「わ、待って!!」
ミド「逃がさへんでぇぇぇぇ」
さお「ぎゃああああ!!!!!!」
ゼーゼーゼーゼー
(つ、つかれたぁぁぁ)
(田所君たちが助けてくれなかったらあのまま捕まってたよ・・・)
(めっちゃこわいなあの人)
(あれまぁちゃんのクラスか、まぁわかるけど、こわいな)
息を整えて、まぁちゃんが先に向かったバレー部に行った
あぁプリント渡すだけなのにえらいこっちゃだよ・・・
まぁバレー部はホームだからいいんだけどね
「はぁ、まぁちゃん、プリント渡せ・・・た」
!?
及川「うわぁぁぁん!!!さおりちゃん!!!まなみちゃんがいじめるんだけどぉぉぉ!!!!」
まー「うるせぇな!初めて会ったのに馴れ馴れしいぞ!!」
及川「初めてじゃないってばぁ!!!幼馴染だっつーの!!ひどくない!?この及川さんにそんなこと言う女子まなみちゃんだけだからね!?」
岩泉「ゲラゲラゲラ」
(あああ、また騒いでる・・・)
(もう!)
澤村「前、生徒会の仕事終わったか?」
さお「あ、澤村くん!あと少しで終わるよ、急いで部活来るから待っててね」
澤村「いや、かまわない、がんばれよ」
菅原「へっへー!前がいないと大地、調子でねぇんだべ!」
澤村「は!?ちょ、スガ!お前何を・・・!?」
黒尾「そうだそうだ、そっちチームだけのマネージャーって顔しないでくんないかい?彼女は俺たちの、」
岩泉「あぁ?さおりは城西チームのマネージャーだろうが」
及川「だよねぇ、そこは譲れないよねぇ」
牛島「いや、待て」
(う、牛島くん・・・?)
それまで練習していた牛島君が突然手を止めて振り返った
牛島「前は バレー部のマネージャーだ!!!」
どーーーーーん
(・・・ソウデス)
正論過ぎてそのまま誰も何も言わずまたみんな練習に戻った。
まぁちゃんはというと、徹くんいじめるのに飽きてから木兎くんとずっと遊んでいた・・・
まぁちゃんの唯一ともいえる友達だよね木兎くんは・・・(木兎くんがTシャツかぶって変な格好でまぁちゃん追いかけてて楽しそうだった)
さてと、さっさと終わらせて早く部活でないと!
次はえぇーーーっと・・・
まー「烏飼くんいなかったね残念・・・きみ、なんかさっきバレー部で取り合われてなかった?」
さお「いや気のせいだよ・・・この学校女子少ないし、女マネなんてほとんどいないし貴重だからさ・・・」
まー「あーあ、うらやましいなぁ、私なんてバスケ部でゴミみたいな扱い受けてるけど」
さお「そうなの?こわいね」
まー「怖いんだよ虹村パイセン、イケメンだから好きなんだけどさぁ・・・」
さお「黄瀬くんいるしょ、かっこいいよね、同じクラスだけどすごいいい人だよね」
まー「いやあいつね、ツラはいいけどクズだから気を付けなよ」
さお「マジか、気を付けるわ」
そう言いつつ、ついたのは
まー「・・・ここか、私ここは別にいいわ、待ってるからきみプリント渡してきて」
さお「えー・・・うん・・・」
コンコン
ガチャ
さお「生徒会ですプリント届けに来ました」
扉を開けると
跡部「おせーじゃねぇの」
ばばーーーーんと跡部様のお出迎えだ(うわぁ)
ジロ「あ、さおりー!やほー!あ、まなみもいるじゃーん!ポッキー食う?」
まー「や、いーわ、もうお前らの顔見飽きたわ、さっさと次の部活のイケメンに会いたいからいいわ」
岳人「は?失礼じゃね?こっちだってお前みてーなブス会いたくねぇけどな!!」
ジロ「せっかく優しくしてやってんのにぃー学校一貧乳のくせしてさー」
まー「表出ろ」
岳人「上等だ」
ジロ「貧乳」
宍戸「やめろよお前ら・・・」
さお「跡部も生徒会長なんだから自分の部活のプリントくらい自分で持って行ってよ(プリプリ)」
跡部「フン、こーでもしねーとお前テニス部に来ねぇだろ?勝手にバレー部に入りやがって」
今からでも遅くねぇ、掛け持ちでもかまわねぇからテニス部のマネージャーになれ!
と、跡部は言った。
(・・・・)
いや、無理だろ
普通に無理だろ
生徒会とバレー部ですでにキャパ超えてるわ!
しかも跡部達人使い荒いしね!?
無理!絶対むーーーりーーーーーーーーーー
白石「あ、前さんや」
(ドキン!)
し、白石く~~~~~~~ん♡♡♡
白石「今テニス部にプリント配ってたん?」
さお「う、うん、白石くんは委員会終わったの?」
白石「おう、今から部活や」
さお「がんばってね!白石くん!」
白石「おおきに!」
ほわ~~~
幸せだ~~~~
まー「(じー)おい、名探偵」
白石「お!きみは、マナミチャン・・・」
まー「馴れ馴れしく呼ぶなコノヤロウ!!!!」
白石「えぇ!?」
さお「まぁちゃんやめなよ!!(チャン呼びとかうらやましい!うらやましい!)」
まー「てめぇさおちゃんに手出したら・・・」
謙也「お、白石委員会終わったん?あれ、あ、こないだの!」
まー「!?」
謙也「もう詰めすぎてへんか~?」
まー「つ、詰めてない!!(シャー!)←威嚇する猫」
謙也「そ、そか・・・ほな俺先にコート行っとるで!白石もはよアップしてきや!」
白石「おぅ!」
さお「あれ?まぁちゃん、知り合い?」
まー「や・・・別に・・・」
白石「知り合いやった?あいつ謙也っていうんや!俺らの同じチームで・・・」
ぬっ
忍足「俺のイトコやでぇ」
さお・ま「ぎゃああああああ!!!!」
まー「知り合いじゃない!知り合いじゃないあんなやつ!!!!」
忍足「さおりちゃん、今日もええ足しとるなぁ(ハァハァ)」
さお「い、いやぁ!!いとこ!?忍足くんと!?彼が!?」
岳人「全然似てねぇよな・・・ユーシきもいもん」
ジロ「謙也は謙也であほだけどぉユーシは超絶きめぇ」
忍足「ひどいな」
跡部「お前らいいからとっととコートに行け!なんなんだ、揃いも揃ってこいつらがいるとテンション上がりやがる」
忍足「跡部もやんか」
跡部「てめぇ、30周追加な」
忍足「え・・・」
まー「わーん、だからやだったんだよぉ、テニス部なんて嫌いだぁ~さっさと次に行こうよぉぉぉ」
さお「う、うん・・・あ、でも次は・・・」
ザッ
「見つけたぞお前!!!!!」
その声に 一番ビクッとして振り向いたのは まぎれもなく、まぁちゃんでした・・・(デジャブ)
まー「ひ、ひえぇぇぇ虹村パイセン!!!」
虹村「とっとと部活来いって言ってんだろうが!!!」
まー「ちょ、ちょいと生徒会の仕事手伝いしてまして・・・」
虹村「生徒会の仕事だぁ!?」
さお「あ、そのことですが今バスケ部に伺おうと思ってまして、後期の予算案についてのプリントを・・・」
虹村「お、前姉!そうか、それならこの紙はもらってくぜ!」
さお「わ!ありがとうございます!手間が省けました!バスケ部の体育館遠いから・・・」
虹村「確かお前バレー部のマネージャーだよな?さっさと部活出てやれよ、みんなきっと待ってるぜ」
さお「は、はい!!ありがとうございます!!(ちょっと怖いけどいい人だぁぁ)」
まー「わーん、部活やだよお。さおちゃんともっと一緒にイケメンの旅に出たいよぉぉぉ」
虹村「うっせー!ここにいんだから我慢しろ!」
こうしてまぁちゃんはまた強制的にバスケ部に連れていかれ(跡部がすっごい不服そうに見ていたけど・・・)(跡部テニス部のマネージャーなれってうるさいもんなぁ)
私は白石くんの笑顔も見れたし思い残すこともなく部活に行けましたとさ!
おしまい!