さおちゃんから写真が届いた
なるほど、さおちゃん好きそうだわwww
「ちょっと、これきみめっちゃ好きそうな男でしょwww」
『そうなのさ!!めっちゃかっこよくて、目の保養!!』
「うへーまじかwwwうけるwww」
『きみもでしょ?イケメンばっかじゃん』
「いや、確かに腹筋すごくて目の保養になるわwww」
『え・・・腹筋とか見たって・・・どういう関係なの・・・』
「いや、居間で腹出して寝てる時あるんだわ」
『あ、な、なーんだ、驚いたよ!そんな関係かと思ったわ!』
「んなわけないしょwww手出して来たら金玉潰す」
『おそろしいな!』
「普通だよ」
『普通・・・ではないね』
「その後どうだい、相変わらずうるさいのかい」
『いや、うるささ減ったわ、かなり精神的に楽になったわ』
「最初の一カ月やばかったからねwww」
『ほんと、死ぬかと思ったよ・・・』
「まぁこれからもがんばりなよ、タワーに住めるのマジうらやましいから」
『うん・・・わかった・・・』
「うん」
『そういえば、来月舞台あるから行くんだけど、泊まったらまずい?』
「あ、もう来月か」
『うん、前の子の時に予約してるからさー、泊まらせてもらうつもりだったし・・・』
「いや、全然大丈夫だよ」
『そうかい?したら頼むね』
「わかったよ」
『うん、じゃあね』
(そうかー)(さおちゃん来るのかー)
(とりあえず、謙也には事情を話しておくか・・・)
よいしょ、と立ち上がり、明かりのついたダイニングへ行く
ガチャ
「・・・けんやー」
「ん?どないしたん?」
「あのさ、」
「おん」
「来月、ねぇちゃん泊まりに来るんだけどいい?」
「ああ、ねぇちゃんな、こっちくんの?」
「うん、ねぇちゃん来るのさ、金、土で2泊する予定なんだけど・・・」
「ええよ、ほなおれどっか泊まろかな」
「いや、別にいてもいいけど、部屋にこもっててくれwww」
「いやいや、ええよせっかくねぇちゃん来るんやし・・・あーでもどこ行こ、ユーシは横浜やし、氷帝のやつらは実家やし・・・」
「いてもいいって別に」
「いや、そんなわけにはなー・・・うーん・・・ちょっと前なら友達こっちにおったんやけど、」
「そうなんだ」
「おん・・・けど俺とちょうど入れ替わりで札幌に転勤なってもうてなぁ」
「札幌www」
「お前の地元な」
「かわいそうだな、あんな何もないところに・・・」
「いや、札幌ええやん、修学旅行で行ったけど北海道めっちゃ飯美味くてええとこやわ」
「そうかwww」
「そういえば、友達もルームシェアしてる言うてたわ、ホンマに流行ってんのな」
「流行ってるとかって問題じゃなくねwwwでも、うちのねぇちゃんもルームシェアしてるけどな」
「ああ、実家こっちに移ったからな」
「さっき、相手の男の写真届いたわ」
「相手男なん!?」
「自分だって男だろうwww」
「いやーみんな普通に男女でルームシェアするんやなぁと思うて・・・」
「だから自分だってそうじゃん」
「せやな・・・え、ねぇちゃんの写真ないの?見てみたいわ」
「うけるなwちょっとまて・・・えーっと・・・これがねぇちゃん」
「!? え!?めっちゃソックリやん!!」
「双子だwww」
「え!?お前双子なん!?すごいな!!」
「すごくはないwww」
「えー!マジかー!!ええなぁ!!!めっちゃ驚いたわ・・・」
「で、こっちがねぇちゃんが一緒に暮らしてる男だってwwwイケメンだからねぇちゃん喜んでるわwww」
「どれどれ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・んんっ!!????」
「どうしたwww」
「え、ちょ、まって!?え、うそやろ!?えー・・・うそやろ!?」
「なんで二回言ったwww」
「ちょ、まてまて、え?いや、こわいわ!!!こわいわ、これ!!」
「なにがさ」
「信じられへん!!」
「だからなにがさ(イラァ)」
「ちょ、待ってな」
そういうと、
Pululululu・・・
謙也は自分のスマホを出して、誰かに電話を始めた・・・
(こっちの質問に答えろ!)(ムカつくなこいつ)
Pululululu・・・
『・・・はい』
「え、なぜお前スピーカーモードで話してるwww」
「し、白石!」
『なんやねん、まだ仕事中やで、どないしたん?』
「い、いや、お前、一緒にな、一緒に暮らしてる子おるやん!?」
「とりあえずおちつけwww」
『ん?誰かおんの?』
「いるよー」
『!!??? え!?さおりちゃん!?なしてさおりちゃんそこにおんねん!!』
「・・・え、なんでさおちゃんの名前知ってんのこいつキモイ」
「い、いや、落ち着いて聞いてや、」
『さおりちゃんやろ!?え、今どこにおんの!? あ、謙也札幌なん?』
「ちゃうわ!今東京や!」
『え、ほななんで・・・』
「いや、おれ・・・」
『おん』
「・・・お前の同居人の双子の妹と暮らしとる・・・」
『・・・は?』
「おまえだったのかwww」
『え、いやいや、え?どういうこと?』
「おっす、おらまなみ!お前かうるさくてさおちゃん泣かせたの今度会った時は殴るのでよろしく」
『えぇ!?ほんまに!?え、ホンマに言うてる!?っつーか、それ知ってるんならホンマやな!泣かせてすんませんでした!!』
「・・・ほんまやねん・・・こわいわ・・・めっちゃサブいぼ立ったわ・・・」
『えー・・・なんやねん、おれら双子の姉妹と同居してたん・・・なにこれ・・・なんなんそれ・・・』
「いや、今ねぇちゃんが一緒に暮らしてる男の写真見せてもらったらお前やったから、めっちゃびっくりしたわ!!何事かと思ったわ!!」
『ほんまやで、何それ、偶然でも出来すぎちゃうん・・・』
「おい、お前さおちゃんは繊細な心の持ち主だから今度泣かせたらすぐに飛んでって家から追い出すからな!!」
『お、おん・・・わかりました・・・ほんますみません・・・』
「いやーびっくりしたわー・・・すまんな仕事中に」
『いや、ええよ、俺もめっちゃ衝撃的やったからもう今日は帰ろかな・・・』
「さおちゃんがあまりにも可愛いからって手出したらぶっ飛ばすからな!!」
『いや!そんなことせぇへんから!っちゅーか、あの子ガードめっちゃ硬いやんか!!』
「うむ、それがさおちゃんの良いところだ」
『いやー・・・これは帰ってさおりちゃんに報告や、ほな切るわ』
「おう、ほなな」
(同居の男仕事やめて帰るとかwww)(どんだけ動揺してんだwww)
(面白いからさおちゃんに言うのやめよwww)(どーせ聞いたら連絡くるだろwww)
「いや、これすごいな、びっくりやわ」
「何さ、知り合い?」
「あー・・・まぁ一応、親友?」
「親友www」
「え、ええやんか!腐れ縁や!」
「うけるな、離れてても親友なのか」
「そらそうやろ、お前やって離れててもねぇちゃんと仲ええやろ」
「家族だかな」
「まぁそうやけど、俺らもずっと一緒やったからな、距離とか・・・関係ないやん」
「どうして今かっこつけて言った(真顔)」
「え!?ここ笑うとこやろ!!」
「あえて笑わない(真顔)」
「ええ~・・・っちゅーか、来月やっぱりおってもええ?」
「別にいいけど」
「ねぇちゃんと話してみたいわ!!双子見たい!!」
「見世物じゃねぇしwww」
「頼むわ~白石が向こうでどんな感じか聞いてみたいしな!」
「張り切るな勝手にwww」
「ねぇちゃん来るの楽しみやわ~」
「お前が楽しみにするなwww」
なんだか、新たな新事実が出てきて、
まぁでもびっくりしてたのはこいつらだけで、誰と誰が仲がいいなんてそんなのアタシには関係ないからな!
それから十数分後
さおちゃんから、驚きの電話が来て、なぜか4人でまた電話で会話することになるのだった・・・