なんなのオリエンテーション合宿とか!
マジないわ!
面白いことひとつもないわ!
損しかしてない、くそ!
「たーだーいーまー!!」
ガラリとドアを開けると
「あーん♥主♥おかえりおかえり!淋しかったよーう♥」
清光…!
うっぜぇ…!
……が、このウザさですら今は懐かしいよ、うん。やっぱりこれだなぁ。
「おかえりなさい、主」
「おかえり、主」
みんな出迎えてくれたよ。
はあ、たった1日なのに果てしなく長く感じる旅立ったよ。苦行だ苦行。
「楽しかったかい?主」
光忠が笑顔で聞いてきた
「うん、すっごく楽しかったよ!友達もたくさん出来たんだ!」
さおちゃんが幸せそうに言った。イケメン見てにやけてたもんなこの人。
「まなみちゃんは?楽しかったかい?」
「全然」
「ほんとにー?男だらけじゃん、うちの学校ー。浮気しなかった?」
「乳揉まれた」
「は!?誰に!?」
「野村」
ガタッ
「圧し切る…!」
「それな。マジ余計なことしないで、これはアタシと野村の戦いだから」
「まぁちゃん…必死だね…」
「当たり前だ…あいつだけは許さぬ」
「カッカッカッ!主を本気にさせるなどなかなか骨のあるやつだな!」
「うむ、久々に腕が鳴るぜ…」
そんな話をしながら
夕飯の前に荷物片付けてお風呂入っといでーとか言われたからドタバタしながら部屋に向かった。
さおちゃんは、あ、そーいや先生にプリント保護者に渡せって言われたんだーってお母さん方(光忠、歌仙等)に渡しに行った。
(さおちゃんはエラいな…)
(さおちゃんがプリント渡してくれるから楽だよ…)
シャッ!
勢いよくふすまを開けた
「えー…声かけろよ…」
御手杵の部屋のな!!
「御手杵ただいまー」
「はいはいおかえり」
「はー疲れた疲れた」
「ちょ、乗るな下りろよおっも」
「重いとは失礼な」
「つぶれるー」
「うそつけ」
「なんだよ急にもー」
「淋しかったでちゅかー?」
「はぁ?なんだそれ、さみしくねーよ…てか朝会ったじゃん…」
「は?」
「朝会ったじゃん?」
「は?それ本気で言ってんの?」
「へ?何が?学校行ってただけだろ?」
「…殴る」
「なんでだよ!?何怒ってんだよ!?」
ダメだこいつ。
やる気ないやつなのは知ってるけど一晩いないアタシに気付かないとかマジ終わってんな!
少しは清光見習ってもっと興味もったらどーなの!!
「ほんともー嫌い御手杵」
「はー?あー、うん、わかったわかった」
(どーでもよさそうだなおいwww)
(こいつマジムカつくなwww)
(いや野村には及ばないがな!)
「…あんたにはお土産やんない」
「お土産?どっか行ってたのかよ?」
「もーいい」
フンッ(。-`へ´-。)
怒って部屋を出ていこうとした私の手を
「悪かったよ」
御手杵は掴んで
「…なんで怒ってんのかわかんねぇけど」
嫌いは傷つくぜ?
と、苦笑いした。
(…)
いやいやいや!
いないの気付かれない私のが傷ついてるからね!?
なんで怒ってるかわからないとか最低だからね!?
ほんとこいつあれだな!
だめんずだよな!ヒモとか似合いそうだな!
「ほんとサイテ ーだわ!」
「うん」
「うんじゃねーわ」
「ごめん」
でも、このユルーイ雰囲気嫌いじゃないんだけどなwww
「後悔してもしんねーぞ!」
そう吐き捨ててあたしは御手杵の部屋を後にした。
全く!うちの男ども、やる気あるかないかで両極端!普通はいないのか!
そう思って部屋に向かって風呂に入る準備した。
ドタバタ
足音聞こえた。
「まぁちゃーーん!!小夜ちゃん捕まえたよ!!!」
一緒にお風呂はいろ!!と、興奮気味でさおちゃんがやってきた。やべぇwww
「いや、いーけどさ、きみ嬉しそうだなwww小夜戸惑ってるけどwww」
「え!でも一緒に入ろうって言ったもんね?ね?小夜ちゃん?」
「う、うん、(嬉しそうだから断れない…)」
「ほらね!(ドヤァ)」
「いや明らかに断れないって顔してるわ!!」
「他の子たちにも声かけてきたからみんなではいろ!!」
「いや、いーけどさ、女風呂広いからね」
そして結局、ぼくも主様と入りたいです~とか言ってきた前田、秋田、今剣、蛍丸と入ってるところ(さおちゃん歓喜!)(大喜び!)
へ、
ニヤニヤした薬研と乱が来たもんだから
今度は私が歓喜した。
たまにはみんなでお風呂もいいね…!!(ヨダレ)