ってことで!!!!!
来たで~~~~!!!!!!
ディズニーランド・・・・・・
きたで~~~~!!!!!!!!
さおりちゃんときたで~~~~!!!!!!!!
(めっっっっっちゃ嬉しい!!!!!)
彼女とディズニーランドデートとか信じられへん・・・
めっちゃ嬉しい( ;∀;)
まぁ謙也たちもおるけど・・・
いや、ちゅーか俺らがさおりちゃんたちの遊びに参加させてもらったんやし来れただけで感謝や・・・!!!
今日は全力で彼女たちの楽しみをバックアップするで・・・!!!!!
朝4時に起きて5時には彼女たち迎えに行って6時には門の前で待機!!
8時にオープンやのによう並ぶなぁ・・・って思うとったけど、みるみるうちにすごい行列で、なるほど6時に来て正解なんやなって思うた。
待つのが嫌いな謙也もみんなで話しとったら全然平気やったけど、やっぱたまに動きたくなるのかどっか行ってて相変わらずやなって思うてたけど・・・
まなみちゃんも大概やな!!?!?!?
結構ちょろちょろいなくなってたで!!?!?
さおりちゃんは慣れてるのか全然気にしてへんかった・・・
2人で来るときもこうなんかな・・・?
けど俺は思いがけず二人きりになれて嬉しかったで!!!!
「今日どこ周るか決めたん?」
「うーん・・・プーさんとモンスターズインクは絶対外せないですよね・・・」
「ほなそれどっちかファストパス取ってくるからさおりちゃんたちはもう一個の方並んどいて!!遠いほう行ってくるで!!」
「え、いいんですか???」
「ええに決まっとるやろ!!なんのために来た思うてんねん・・・!」
「ディズニーランド遊びに来たかったんですよね?」
「いや!来たかったけど!!来たかったけど、ちゃうで!?さおりちゃんたちに更に楽しんでもらいたくて来たんやで!?俺ら今日は精一杯動くからな!」
「え!?私は一緒に楽しみたいです・・・!!!」
「!!?!?」
はぁもう・・・!!!
また・・・!!!
またそうやって可愛いこと言う・・・!!!!!!
「おおきに・・・っ!けど今日は二人の約束に割り込んでもうたから・・・!楽しむ協力させてな・・・!!」
「・・・でも私は白石さんとも来たかったし・・・私たちだけじゃなくて白石さんたちも楽しんでくれなきゃ嫌ですよ!」
(くっ・・・!!!!!)
「わ、わかった!!!一緒に楽しもうな・・・!!!!!!」
(はぁ・・・・)
(ええ子すぎる・・・!!!!!!)
(めっちゃ好き・・・)
「さおちゃん、飲み物買って来たよ!」
「あ、まぁちゃんおかえりー!」
「ただいまー!どれ飲む?色々買ってもらった!」
「え、買ってもらったの?お金払わないと・・・」
「いや金は大丈夫やで!それよりもうすぐ開園やしもう動かん方がええな!」
「動かん方がええで、戻ってくるのも大変やろ」
「大変やったしこんだけ並んでたらもう入るのも申し訳ないからな、ここにおるわ」
「まぁちゃん、最初に何乗りたい?プーさんかモンスターズインクどっちにする?」
「うーん、バズライトイヤーも乗りたいよね」
「いいね、乗りたいね!」
「絶対乗せたる」
「ファストパスは任せとき!」
結局最初はモンスターズインクに並んでプーさんのファストパスを取って次にバズライトイヤーに乗って、
希望の乗りたいものはもうスムーズに乗れてしもうた・・・。
「え、あと何?何乗りたい?」
「えーっと・・・パレードも見たいしショッピングもしたいしミッキーと写真も撮りたいし・・・」
「アタシ、スペースマウンテン乗る」
「え
」
「マウンテン系制覇したい」
「え
でももうすぐ1回目のパレード始まるよ?午前中のうちに買い物しといた方がいいし・・・」
「だね・・・パレードは夜見て、お昼食べたらすぐに買い物しようかな」
「え・・・
私パレード見たいし・・・てかマウンテン系乗れないよ・・・」
「ひとりで行くからいいよ、きみパレード見てて!」
「いや俺も行くで!?」
「マウンテン系乗れるの?」
「乗れるもなんもめっちゃ好きやし!」
「お!やった!じゃあ行ってくるからさおちゃんパレード見てて!!!」
(え???)
怒涛の勢いで まなみちゃんが謙也を引き連れて行ってもうた。
( ゚д゚)ポカーン
「あ!!!!!ごめんなさい!!!!!!!」
そして急に彼女の謝罪で更に俺はぽかんとした。
「え!?何が!?」
「白石さん!!!マウンテン系好きだったら一緒に行ってください!!!」
「え!?」
「今なら追いつくと思うので・・・!私一人で大丈夫ですし!!!すいません、気が利かず・・・」
「いや・・・俺全然マウンテン系乗らんでもええし・・・てか・・・」
さおりちゃんと今日一日一緒におりたいけど俺・・・
そういうと 彼女は「そ、そうですか」と俯いてもうた。
お?これはもしや 照れたんかな?
(可愛い・・・)
俺は彼女の手を取って。
「!! 白石さん・・・!」
「今ならええやろ?謙也たちもおらんし」
「・・・」
「パレード、見に行こか?穴場探さんと」
「あ、穴場私知ってます!こっちです!」
どちらかというとさおりちゃんは同じ年の子の中では 大人びてるというか クールな方やと思うんだけど。
今日はコロコロと表情が変わる彼女を 愛おしく感じながら
しばしのデート気分、夢の国を満喫するのやった。
「やっぱさ、マウンテン系の中で一番はスペースマウンテンだと思うんだよね」
彼女はそれはもうご機嫌やった。
「暗い中で乗るジェットコースターって斬新だし何が起きるかわかんなくてめちゃくちゃ楽しい」
「マジか!俺乗ったことないんやわ、スペースマウンテン」
「え、ないの!?」
「せやねん・・・てかまずランド来たのも3回目とかやで!」
「え?少なくない?」
「1回目が家族と従姉弟家族とかと来て、2回目は学校の研修で関東来た時で、今日3回目や」
「え・・・うそぉ・・・うそだぁ・・・デートとかで来てるしょ絶対・・・」
「いや、ないない!ほんまにないで」
そう言うと 心なしか彼女は嬉しそうに ふぅーん と言うた。
ん?これは、喜んでる、て思うてええんかな?
「なんやー?嬉しそうやなぁ(ニヤニヤ)」
「はぁ!?別に!?興味ないし!!!!」
「興味なかったら一緒にディズニー来ぃひんやろ?」
「何言ってるんだ!そっちが来たいって言ったんだろうが・・・!」
ぷんぷんと怒る彼女
ちょっとからかうとムキになって めっちゃおもろいな!!!!
かわいすぎるやろ・・・!
「そうや、後でプレゼントも選んでな!何でもええで!」
「ほんとになんでもいいの?」
「え?まぁ・・・買えるものなら・・・」
「ディズニーの中で一番高いもの知ってる?」
「え!?知らん!!」
「500万のスワロフスキーのシンデレラ城」
「え!!?!?」
「そうかぁ~なんでもいいのかぁ~(ニヤニヤ)」
「や、ちょ、待って、500万!?いや500万はちょっと、」
「ふふ(ΦωΦ)」
からかったと思うたのにすぐに仕返しされてもうた!!
こういうところ、ノリ良くて話してて楽しいなぁと思う。
最初の印象とはちょっとちゃうけど、これはこれで一緒におって楽しいっちゅーか・・・
「あ」
ん???
彼女は小さく声を上げた後
今まで並んでたスペースマウンテンの列から急に飛び出して行ってもうた・・・
え?
え!?!?!?!
「ちょ、どこ行・・・!!!」
(あ・・・)
彼女が向かった先は
「うえぇぇぇぇん、ママァァァ」
「大丈夫?ママとはぐれたの?名前言える?」
泣いてる子供の側やった。
(あー・・・)
俺もすぐに列から離れて
迷子か?
と、まなみちゃんと泣いてる子供に近づいた。
「名前言える?」
「
」
「何歳?」
「
」
「あ、こんなところにグミがある!グミ好きな人!!」
「
」
「はい、これ食べて、ママさがそ!大丈夫、すぐ見つかるよ!」
「
」
「このお兄ちゃんね、肩車してくれるから!すごい面白いよぉ~」
「え!?」
「ふふ、肩車、頼むわ!」
「・・・よっしゃ!!任しとき!!」
「
」
子供が笑って やっと名前と年齢を聞いて
この広い中で親を探すのは無理があると判断し、迷子センターに子供を連れていった。
無事に子供がお母さんと合流するのを見届けて
子供に手を振る彼女の顔は それはもう 優しい顔をして笑っとった。
(あぁ・・・)
(やっぱ、全然変わってへんわ)
(なんも変わってへん)
(俺が好きになった、一番最初に出会った彼女のままや)
なんやろ
めちゃくちゃ嬉しくなって
胸が熱くて
思わず彼女の手をギュッと握った。
「!!?」
「あの子、よかったな、親と合流出来て」
「う、うん、よかったけど、ちょっと、手、」
「・・・どないする?スペースマウンテン 並びなおす?」
「や、それはもう・・・」
「・・・それとも誕生日プレゼント 買いに行こか?」
「あー・・・」
「500万のシンデレラ城やっけ?」
「え!?待って、それはいらない!!」
「ほな何がええねん」
「・・・」
「なんでもええで」
「・・・なんでもね」
「あぁ」
「言ったこと 後悔しないでね」
そうして今度は 彼女が俺の手を引いて歩き出す
「あのね、お揃いのパーカー買って!それでお揃いの耳つけて歩こ!!」
「え!?お、俺と!?」
「うん」
「え、そ、そういうんはさおりちゃんとせぇへんの!!?!」
「さおちゃんはさ、趣味が違うからお揃いは出来ないしさ・・・シライシもいるし・・・二人の邪魔できないじゃん?」
だから、一緒の着てくれる?
そういうまなみちゃんに キューーーーーーン と胸がときめいてもうた・・・
あーーーーめっちゃ可愛い・・・・・・・・
もしかしてスペースマウンテン乗りたい言うたのも さおりちゃんと白石へ気を使ったのかも知れん・・・
て思うと・・・すき・・・めっちゃええ子・・・
わかりにくいけど めちゃくちゃええ子・・・・・・・
(そんで俺とお揃いきたいとか)
(可愛過ぎか???)
めっちゃ年下やし カワエエしさ
俺みたいなオッサン・・・・とか、めっちゃ嫌がられてたのとか思い出して全然攻めれんかったけど
(きっと 彼女は今俺に好意を持ってくれてて)
(それを彼女なりのやり方で伝えようとしてくれてる)
(そこまでしてもろてんのに 押せないって)
(男としてありえへんやろ)
「お揃いでも何でも、一緒に着るで」
「え?」
「それにこの後スペースマウンテン乗れへんなら また一緒にこよ」
「え、」
「・・・ディズニーだけやなくて、いろんなところ」
「・・・」
「なぁ、俺とこれからも・・・」
そう彼女の手をギュッと握りながら
告白をしようと・・・
しようと・・・・・・
したんやけど・・・・・・・・
・・・・・・・・・
めっちゃ 周りのチビッ子たちに 見られとる・・・・
かぁぁぁぁ
「す、すまん、ちょ、場所悪かったわ・・・」
「タイミング大事だからね・・・」
「あー・・・また出直します」
「うん、待ってる」
「・・・待っててくれんの?」
「・・・うん、待ってる」
そして彼女は嬉しそうに笑うから
待ってて!めちゃくちゃええ雰囲気作りするわ!!
って張り切って言うと お手並み拝見だなー って笑うてた。
(あぁやっぱ)
(俺には この子やな)
お揃いのパーカー買いに 手をつなぎながら 店に向かった。
※付き合ってない
謙也たちと合流して、おそろのパーカー着ててビビった・・・
オッサンなのにおソロってええんかな・・・とか言うケンヤは結局こういう騒がしい雰囲気好きやし絶対内心浮かれとる・・・
う、うらやましい・・・!!!俺もおソロしたい!!!!!
って思うたし言うたけどサオリちゃんに断られてもうた・・・。残念や・・・今度2人で来た時は頼み込むわ・・・。
お昼は適当に済ませ、買い物して(さおりちゃんにぬいぐるみとアクセサリー買うたったで!)(めっちゃ喜んでくれた!!)(しかしさおりちゃんとまなみちゃんの買い物は長かった・・・)
ミッキーの家で写真撮って(めっちゃ写真買うた)、適当に空いてるアトラクション乗って、夜は予約してたレストランでショー見ながら食べて
最後に夜のパレードとプロジェクションマッピング。
さおりちゃんは終始ニコニコしてくれたし、まなみちゃんも楽しそうやったし
今日二人の誕生日をお祝いとか、2人に楽しんでもらうためとか思うてたけど
俺自身がめっちゃ楽しんでもうた!!!!
最高やった・・・!!!
(ディズニーええな・・・)
(USJのが上やろとか勝手に思うてたけど)
(世界のディズニーやわ・・・すごいわ・・・)
(またこよ・・・)
(今度2人で来る・・・)
静かな植物園とか博物館とか好きやと思うてたけど、こんなんも楽しかった
っちゅーかさおりちゃんと一緒やから楽しかった。4人で来れたから楽しかった。
「はー、めっちゃ楽しかった」
「楽しかったねぇ」
「最高やったな」
「最高やった・・・ディズニーすごいな???」
「さすが世界のディズニーやな???」
「ほんますごかった・・・俺もめっちゃ買うたわ、姪っ子たちにまで買うてしもた」
「俺も翔太に送ったろと思うてお土産買うた・・・」
「心残りない?もう終わりやけど・・・最後平気?お土産とか平気?」
「大丈夫ですよ!白石さんすごいたくさん買ってくれたし・・・それにまたくればいいし」
「うん、また来よ!!」
「絶対くる」
「来ような・・・!!」
「ほな、車向こうやで」
車にどっさりお土産詰め込んで
帰り道は疲れて双子は寝てしもうた。
謙也は隣で「次はここを攻略して・・・」とか「春はイースターのイベント始まるらしいで!!」とかめっちゃ調べてた。
俺も謙也もすっかりディズニーにハマってもうて ずっとディズニーの話題が尽きないオッサン二人やった・・・。
(そんで疲れが次の日に出てきて)
(仕事しんどかったけど)
(さおりちゃんが楽しそうやったから全てOKや!!!!!)
こうして彼女の誕生日祝いのディズニーランドは無事に終了!!