クロスオーバー80【幼馴染】

.。oO(まだかなぁ~)

 

「すいません、今待ち合わせですか?」

 

 

!?

 

 

 

ま、まさかこれは・・・・!!!!!!

 

 

 

「笑ってこらえての待ち合わせの旅なんですけど今いいですか?」

 

 

 

ひ、ひぇ!!!!!!!

 

 

「え、あ、あ、」

(うわぁぁぁ)
(やばいカメラ向けられてる!!!)
(いやでも、でも、これ、まぁちゃんめっちゃ好きなコーナーだからまぁちゃん喜ぶよね!?)

「は、はい・・・」
「失礼ですが今おいくつですか?」
「え、16です・・・」
「学生さんですか?」
「高校2年生です・・・」
「高校生ですか!大人っぽいですね!相手の方はおいくつですか?」
「あ・・・みんな同じ年です」
「みんな?何人で待ち合わせなんですか?」
「えっと・・・私を入れて7人です」
「多いですね!!全員女性ですか?」
「いえ、男性の方が多いです」
「待ち合わせのお相手の方はどういう繋がりですか?」
「えっと、幼馴染で・・・」
「幼馴染?全員ですか?」
「全員そうです、幼馴染です」
「その中に彼氏は・・・」
「いないですいないです!」
「そのグループ内でお付き合いされてる方はいないんですか?」
「いないです!私と、もう一人女の子が私の双子の妹で・・・」
「え!お姉さん双子なんですか!?」
「あ、そうです・・・」
「あとは男性?」
「あと5人男性で・・・」
「好きな人とか・・・」
「いやもうそういう関係じゃないです、兄弟みたいな感じで・・・」
「今も学校同じなんですか?え、高校も?」
「高校も同じです」
「えー、すごいですね!いつからですか?」
「幼稚園なので・・・3歳かな?」
「じゃあ13年も仲いいんですね!」
「はい、今もイベント毎に集まってて・・・あ、来ました!」

 

 

誰だ 誰だ 誰だ~

 

 

 

「ちょっと!!!え!!!ちょっと!!!!何のカメラ!?ウケる!!!」
「マジマジすっげー!!!さおり取材されてるC〜!!!!」
「なんだこれ、カメラ!?」
「え、俺今写ってんの・・・?」
「こんにちわ~笑ってこらえてなんですけど・・・」
「マジかー!!マジかーーー!?待ち合わせの旅!?」
「そうです」
「うわぁぁぁあ」
「ふふ」
「すき~~~!!!!」
「ありがとうございます、あれ、あと1人は?7人で待ち合わせじゃ・・・」
「あ、照れて出てこないんです」
「おい、琥一!!早く来いよ!!」
「笑ってこらえてだって!!」
「・・・ちっ」
「え!お兄さんすごい背高いですね!!!」
「・・・っす」
「え、高校生に見えな・・・」
「あぁ!?」

 

ビクッ

 

「はーい、落ち着こうね~」
「照れてるだけです」
「強面だけど中身はいいやつなんで!!」
「ビックリしました・・・」
「すいません、うちの狂犬が・・・」
「犬じゃねぇ!!」

「(こわいな・・・)えっと・・・あ!双子のお姉さんたちそっくりですね!!ちょっと並んでみてください」
「そっくりかな?」

 

 

 

 

「あ、でも並ぶと雰囲気違いますね!!違うタイプでとても可愛い双子さんですね!!」
「いえいえ」
「よく言われます!」
「性格は似てなさそうですね!この中で恋愛って生まれないですか?」
「え?」
「この中でって、俺たちが?」
「え???こいつらと?」
「そんなの金もらっても無理だC〜」
「だってこいつゴリラっすよ!?」
「人間じゃないと無理だよなさすがの俺たちも」
「そう思う」
「は???お前らマジで後で覚えとけよ」
「お、お姉さんは?」
「いやこいつはめんどくせーし変態なんで」
「え、変態?」
「だってすげーショ」
「やめて」
「・・・ってことです」
「私たちもこいつらのことすげー嫌いなんで絶対ないです」
「嫌いなんですか?え、でもこのあとみんなで・・・」
「ご飯食べてボーリング行きます」
「仲良しじゃないですか!!」
「ただの腐れ縁です・・・!!」

 

最後にみんなでカメラに向かってピース

 

~スタジオに戻る~

 

所さん「いや〜仲良しだよね、幼馴染」
スペゲスの高橋一生「いいですよね、ぼくも幼馴染いるんですけど喧嘩しても絶対に仲直りするんでもう兄弟みたいなのでわかりますよ。でも女の子のことゴリラって・・・それほど気心しれてるってことなんでしょうけどね」

 

 

 

 

 

 

「まって」
「・・・(絶句)」
「げらげら」
「げらげら」
「まって、ちょっと・・・ねぇ!!!高橋一生にゴリラ女だと思われた!!!!!」
「まさか高橋一生がゲストで来てるとはね・・・」
「ねぇ!!!!!!!!ちょっと!!!!!!あいつら!!!!!!絶許!!!!!!!!!」
「今の等倍で録画できてるか!?5倍になってなどいないな!?」
「確認してみるか」
「さおねぇ可愛かったです〜」
「なんであいつらとボーリングとか行ってんの!?俺とも遊んでよ、ねぇ!!!」
「もう一回見たいな〜」
「俺も俺も!!」
「いやー、ゴリラは傑作だな」
「あいつら今度あったらへし斬る・・・!!」
「まぁまぁ」
「でもなんだかんだ彼らは昔から守ってくれてるからねぇ」
「女性として見てるって言われる方がちょっと・・・ね」
「それもそうだな」
「いやまって、まって!!!!!!!高橋一生に!!!!ゴリラと思われた!!!!!!」
「いやもう高橋一生お前のこと頭の中から消えてるから安心しろ」
「私これ・・・全国放送で・・・ショタコンばらされ・・・」
「うん、まぁ・・・ドンマイ」
「いやだ変態晒された!!いやだ!!!!」

 

 

こうして全国放送で変態とゴリラなのを世間に晒されしばらく恥ずかしい思いをする双子でした・・・
(三馬鹿とルカは家族たちに会うたびに小言を言われることになった)
(琥一はテレビなんだからもう少し愛想良くしなさいと小言を言われる)

+1