「ちょっと待って、急にどうしたの?」
しばらく私の話に耳を傾けていた幸村は そっと私の肩をつかみ、体を引き離した。
(・・・え?)
「・・・ちょっと、待って・・・?幸村じゃないの・・・?」
「ユキムラ、だよ?」
「そ、そうだよね?中学も高校も同じだったもんね・・・?」
「何を・・・言ってるんだい?」
「え・・・?」
「イザベラ・・・頭を打って人格が変わったと聞いたけど、どうやら本当のようだね・・・まるで別人だ」
「え、幸村・・・?待って、ねぇ、私が誰かわかるでしょ・・・?」
「わかるよ、イザベラ、だろ?」
「じゃなくて!!!そうじゃなくて!!!私だよ!!まえさおり!!ねぇ、お願い!ふざけないで、ちゃんと聞いてよ・・・!!!!」
お願いだよ、幸村・・・
「ずっと・・・心細かったの・・・」
そう顔を覆って泣く私を
今度は幸村が 抱きしめた。
「・・・まえさおり・・・?確かに君のミドルネームはさおりだけど・・・まえって?」
「・・・・・・本当に覚えてないの?」
「なにが?覚えてないも何も・・・僕は生まれた時からずっと僕のままだよ?オリバー・ユキムラ・ウィリアム、そのままさ」
きみの方こそ、いつもオリバーって呼んでるのに急にユキムラだなんて・・・やっぱり頭を打って錯乱してるんだね可哀想に・・・
そう、幸村は優しく呟いた。
(・・・え?)
(・・・オリバー・ユキムラ・ウィリアム・・・・・・?)
幸村じゃ・・・ないの・・・?
久しぶりに現世の知り合いに会えたと思ったのに
どうやら幸村に似ている同名の人物らしい・・・・・・
私は膝から崩れ落ちて、泣きじゃくった。
(・・・いやってゆーか・・・・・・・)
(オリバー・ユキムラ・ウィリアムって名前・・・どうなの?)
(いや、イザベラ・サオリ・ヴァッサロもいかがなもんかと思うけど・・・)
(ミドルネームがユキムラって!!!)
(ありえないでしょ・・・!!!!!)
(オリバー・ユキムラ・ウィリアムってもう笑えるわ!!!!!!)
・・・・・・・・・・・ん?
ちょっと待てよ・・・・・?
「・・・オリバー?」
「大丈夫?本当にきみはおかしくなってしまったんだね、立てるかい?イザベラ」
「・・・オリバー・・・ウィリアム・・・・」
「ん?なんだい、イザベラ」
オリバー!!!!!!!!!!!!
ウィリアム!!!!!!!!!!
お、思い出した・・・!!!
この人・・・!!!!!!!
攻略対象キャラのオリバー・ウィリアムだ!!!!!
オリバーはイザベラのいとこで、国の宰相の息子だ。
小さい頃からイザベラの悪事を見せられウンザリして彼女のことは嫌っているはず。
学園に入ると天使のような主人公に惹かれて一緒にイザベラの悪事を公にし、
最後は血がつながってるよしみで 処刑はしないが永久国外追放にイザベラを追い込むはず・・・・・
あれ・・・?
まさか・・・・・・?
国外追放・・・?
国 外 追 放 !
これ最悪国追い出されても!!!生きてる!!!!生きていけるルートだ!!!!
見つけた・・・!!!!!!!
これもし学園に入って主人公に出会うことができたら私幸村推すわ!!!!!
幸村推しでいくわ!!!!そしたら最悪死なないわ・・・!!!!!
でもあれだ、国外追放されたら一文無しだし寝るところもないし一人でも生きていける術を学ばなければならない・・・
あぁっ・・・まぁちゃんオススメのきんかむもっとちゃんと読んどけばよかった・・・
あしりぱさんのあいぬの知恵、もっとちゃんと見とけばよかったよ!私の馬鹿!!
「・・・イザベラ?大丈夫?」
ぎょっ
突然目の前に幸村の美しい顔が出てきて驚いた!
この世界でも幸村は美しいな・・・中学生の時から美しかったもんな・・・
てゆーかさ・・・
中学生のときの最初に出会った幸村思い出すね・・・
中一の幸村女の子みたいで可愛かったんだ・・・・
「イザベラ、やっぱりきみどこかおかしいんじゃないか?泣いたり黙ったり謎の言葉をまくしたてるし・・・」
「・・・イザベラって、呼ばないで」
「え?」
「私、生まれ変わったの。もう悪いことをする私じゃないの。お願い、サオリって呼んで」
「・・・フフ、生まれ変わった、か。わかったよ、サオリ。どう生まれ変わったのか・・・これから見物だね」
そう、口の端をあげて笑った幸村は、まるで悪魔のような笑顔だった。
(・・・そうだ、当然だよね)
オリバーはイザベラのことが大嫌いだったんだもん。
中身は大人だからこうして一見普通に接してくれてるけどさ・・・
心の中では彼女の悪事がずっと許せなかったはず・・・
(それでも、処刑ではなく国外追放にしてくれるあたり・・・)
(根から嫌いってわけではなさそうだけどな・・・)
「・・・うん、見てて。私、がんばるから!」
「楽しみにしてるよ」
「あ、あとね!ユキムラ、って呼んでもいいかな?」
「・・・まぁ、構わないけど・・・・」
「ありがとう、ユキムラ!!」
そう笑うと ユキムラは目を丸くした。
きみがそんな風に笑うなんて、と言われたけど
そうか、イザベラはもっとこう人を見下した感じで笑う女だったか・・・
まぁ私もそんな女嫌いだからそんな笑い方は今後絶対にしないと誓おう。
それよりも、
「ねぇ、こっちの世界のユキムラも お花、好き?」
「こっちの世界?」
「あ、気にしないで!あの、私の知り合いにとてもよく似ていて・・・その彼はお花がすごく好きだから・・・」
「・・・好きだよ。きみに大事に育てた花壇を壊されたあの日は、さすがの俺も泣いたからね」
「え!?わ、私ってばそんなことを・・・!!バカ!!私の馬鹿・・・・・!!!!」
顔を真っ青にして頭をポカポカ叩くと 幸村がクスリと笑った。
「・・・で?花がどうしたって?」
「あ!あのね!最近、使用人のみんなのお手伝いをしてるんだけどね!こないだ庭師のおじさんのお手伝いもしたの!それで素敵なお花のお庭があるからこれから一緒にどうかな、って」
「・・・・・・きみが?手伝いを?」
「あ、うん・・・(現世でも幸村の)土いじりは結構手伝っててね・・・久しぶりにやったらすごく楽しくて・・・」
「・・・そうか」
「嫌だったらいいんだけどね、えっと・・・お花はいいよね・・・信じられないかもしれないけど・・・私お花好きなんだ・・・」
「まさか、きみが?俺の花壇を壊したのに?」
「そ、そのことは本当にごめんなさい・・・」
「本当にそう思ってるの?花は虫がつくから嫌いだってあれほど言ってたじゃないか・・・今更・・・」
「そ、それは!昔の私はそうだったかもしれないけど…ほ、本当にお花が好きなの!信じて!」
「・・・・・・」
「・・・って、急に言われても困るよね!あはは、ご、ごめんね・・・?あの、幸村がお花好きなら喜んでくれればいいな、ってただそれだけったんだけど・・・」
「・・・どこ?」
「え?」
「案内、してくれるんだろ?」
パァァァァ✨😃✨
「うん!!」
(・・・やっぱり、幸村だ!!)
(優しいけどどこか意地悪で・・・)
(でもやっぱり仲間思いで・・・)
(懐かしいな・・・)
彼に会って、懐かしくて嬉しくて、もしかしたらまぁちゃんに似た人もいるかも!なんて思いながら
やっぱりここは現世とは違うんだってつきつけられたようで
少し痛くなる胸をごまかすかのように 私はユキムラと話も弾み、楽しい時間を過ごした。
(別人だとしても)
(彼に出会えてよかった)
「どう生まれ変わったのか、見物だね」
と言ったユキムラは、それから2週間後にまた屋敷を訪れてくれた。
12歳にして既に立派な悪人だった私を見張ってるんだと思う。
自業自得なんだ、仕方がない。
私はと言うと、なんせ似た人だとしてもユキムラとお話できるのが嬉しくて嬉しくてたまらなかった。だから本来は私を嫌っていて滅多に屋敷に近寄らないらしいユキムラがこうして来てくれただけで嬉しくてウヒョー!なんだよ。
2週間の間に、ユキムラのために素敵なお庭でお茶を飲めるようにガーデンテラスも作ったんだから・・・!
(見張りのためでもいいから)
(ユキムラと会えるのは嬉しいなぁ)
(ずっと淋しかったから・・・)
まぁほとんど私が一方的に話しかけてるだけだけどね!!!
こっちのユキムラも水彩画を描くみたいだから次は一緒に描こうねって約束までしたんだ!
あと紅茶も好きだって言ってたから美味しい紅茶も研究しなくては・・・!
あぁ忙しい!
たくさんやることあるなー!
国外追放されても生きていけるように図書館でサバイバルの本見つけたからそれも頭に詰め込んでおかないといけないしね!!
あ、もしかしたら街の外には狼とかクマもいるかも・・・
武術も習っておこう・・・
そんなこんなでやることも増えて充実した日々の中、今度は10日ほどでユキムラがやってきた。
思ったよりも早い訪問にとても嬉しくて約束通り一緒に水彩画を描いた。
お互いあーだこーだ言いながら、風景画やお花の絵を描いた。
また来るよ、と言って帰って行ったユキムラは
なんと
今度は一週間後に来た。
その後もどんどん期間が短くなり、今では2日に1回は来てくれるようになった・・・。
私、そんなに信用ないんだな・・・。
こんなに頻繁に見張りに来なくてもいいのに(しょぼん)
もう悪さはしないよぉ(しょぼん)
でも今までの悪行の数々を思うと仕方が無いんだよね・・・(しょぼん)
最近では私のサバイバル術の訓練にも付き合ってくれている・・・。
うん!
やっぱりユキムラはいい人だ!
その日は、素敵なサバイバル術の本が何冊かあるから見に来るようにユキムラに言われていた。
なので私はとても喜んでユキムラのお屋敷に向かった。
私になってから、初めてユキムラのおうちにお邪魔させていただくからちょっとドキドキしている・・・😅
昔の記憶ではよく行ってた気がするんだけどちょっと曖昧だ・・・
馬車でユキムラのお屋敷に着き、すぐにそのまま図書室へと通された。
さすが頭のいいユキムラのおうちだ!
我が家に負けず劣らずたくさんの本がある!
美術系の本が多いのは彼の趣味だろうとそう思った。
私は鼻歌を歌いながらサバイバルの本をたくさんかき集めた。
「ユキムラ!すごい!こんなにサバイバルの本が・・・!」
「あぁ、だから言ったろ?うちにこの手の本は多いんだって」
「キャンプの本もある!これで私逞しく生きていけそう・・・!ありがとう!」
「ははは、お役に立てて光栄だよ。でもこないだ作ってた木の簡易ベッドはひどかったね。もう少し練習しないと本格的なものは作れないよ
」
「ね…あまりにもDIY出来なくて自分でも驚いたよ・・・森泉ってすごいんだね・・・この分じゃとてもじゃないけど罠を作ってリスを取ってチタタプするのは無理・・・」
「なぜきみがそんなに生き残り術を学んでいるのかはわからないけど付き合うのは悪くないよ」
「ほんとにいつも付き合ってくれてありがとうね!今のままじゃ熊とも戦えないしなんとかして熊と戦う術を身につけなくては・・・」
「クス、本当にサオリは面白いな・・・クマと戦う必要ってどこにあるのかわからないけど応援してるよ」
コンコン
その時だった。
図書室の扉がノックされた。
そして、 にいさまいますか そう声が聞こえ
ユキムラの表情が変わった
「隠れて」
咄嗟にそう言われたけど、頭の中が ??? でわけのわからない私は身動きが取れず
すぐに扉が開かれてしまった。
ガチャ
「にいさま・・・」
「来るな!!!」
(ビクッ)
ユキムラの怒りを含んでいるとも取れるその大声に 驚いてしまったのは私の方だった。
そして私といる時のユキムラは穏やかだったから
すっかり忘れていたんだ
彼が私を嫌っていると いうことを。
「にいさま・・・」
「出て行くんだ!今日は来客があると言っただろう!!」
「ご、ごめんなさい・・・」
そう謝る 言葉の主と目が合った
(・・・・・・え?)
にいさま、って
言ってたよね・・・?
(どおして・・・?)
そこには
現世の私が
愛してやまない
「け・・・けんしんくん・・・・!!?」
けんしんくんがいたのだ・・・!!!!!!!!
(え、けんしんくんまでいるの・・・!?)
(てか、にいさまって言ってたよね!?)
(けんしんくん、光忠さんや景光さんの弟なのに!!)
(こっちの世界ではユキムラの弟なの!!?)
なには ともあれ・・・・・・・
「けんしんくぅぅぅぅぅん💖💖💖」
私は もうこれが夢でもなんでもいい
けんしんくんに会えたならもう心残りはない
そう思って いつも通り けんしんくんに抱きつこうとした。
「ヒッ・・・!!」
(え?)
「やめろイザベラ!!!!!近づくな!!!!」
その瞬間
けんしんくんの顔は歪み、 震え、
そして 怯え
ユキムラ は私の事を イザベラ と呼び、大声で威嚇した。
(あぁ、そうか)
けんしんくんの床に倒れこみ震え怯える姿を見て 思い出した。
この世界のイザベラは ことあるごとにけんしんくんをイジメ、泣き叫ぶ様子を楽しんでいたことを。
”いじめがいがある”
そう笑っていたのだ、イザベラは。
まだ12のくせに、自分より年下の少年を言葉で、暴力で、行動で、いたぶっては笑っていた。
そして彼はまだこんなに幼いのに、本来は元気に外で飛び回って遊んでいるはずなのに
あまりの恐怖に外出することができず 屋敷の一部の場所でしか過ごすことが出来なくなってしまったんだ。
(・・・いやだ、こんな記憶・・・・・)
だから余計に、ユキムラ・・・オリバーは、私を嫌っていた。
これでもけんしんくんが産まれる前までは兄妹のように育ち、とても仲が良かったんだ。
でもけんしんくんが産まれて、イザベラは オリバーに溺愛される彼に嫉妬した。
自分だけのオリバーが取られて悔しかった。
だから苦痛を与え続けた。
それがオリバーの逆鱗に触れるとわかっていても やめることは出来なかった。
(そうだ・・・)
(だから・・・だから今ユキムラは咄嗟にけんしん君と私を引き離そうとしたし)
(私のことをイザベラと呼んだ)
(少しは仲良くなれたかも、なんて ちょっとだけ思ってた自分が恥ずかしい)
(そうだ、彼は最初から言っていた)
(見物だと)
(彼は私を)
(監視していたんだ)
・・・でも今は そんなことで落ち込んでる場合じゃない
問題は ユキムラではないのだ。
(”私”がけんしんくんを 苦しめていたという事実)
(今怯えてる彼が一番ツライ思いをしてるんだ)
私が呆然とあれこれ頭の中で巡らせてる間に
ユキムラはけんしんくんを守るように 傍に駆け寄り彼を抱きしめていた。
そして震えるけんしんくんと共に私の動向を じっと見つめていた。
(・・・ごめんね、けんしんくん)
ポロッ
私の目から落ちた大粒の涙は 床に吸い込まれるように消えて行った。
「・・・サオリ」
それを見て ユキムラがまた サオリ と呼んでくれたのが聞こえた。
(・・・けんしんくん)
(ごめんね)
(私がやったんじゃない、なんて言い訳できない)
(この記憶は間違いなく 私の物だもん)
(あぁ・・・私はこんなに可愛くて幼い彼になんてひどいことを・・・!!!)
(死にたい・・・)
(今すぐ、死にたい!!)
(処刑なんかじゃ 物足りない)
(国外追放なんて ありえない・・・)
(私は・・・私は、 死を持って彼への償ないとしよう・・・)
「けんしん、くん、」
ポロポロと 涙を流しながらやっとの思いで振り絞ったその声に
けんしんくんも驚いたように 私の顔をじっと見つめていた。
「ごめん、なさい・・・」
「ごめんなさい、」
「ゆるして、なんて言えない・・・」
「あんなひどいことをたくさんして・・・」
「あなたを傷つけて」
「今更、許して、なんて 言わないから」
「私はもう、消えるし、」
「この世界からいなくなるから、」
「だから」
「もう、何にも怯えることなく・・・」
「笑って、楽しい人生を過ごして」
あなたが楽しく外で元気に遊びまわってくれることが 今の私の希望です
そう告げると、私は持っていた本を テーブルに置いた。
「ユキムラも、ありがとう・・・短い時間だったけど一緒に過ごせて本当に楽しかったよ」
そう言いながら涙で濡れた頬をゴシゴシとこすり
「ふたりとも、幸せにね」
そう言って 部屋を飛び出そうとした。
これで終わりにしよう
私は悪役だから 生きてるだけで誰かに恐怖を与えるなら、存在ごと消してしまおう。
そう思った
時。
「ま、まってくれ」
(・・・)
引き留めたのは か細い声で
兄の腕から震えながら立ち上がる けんしんくんだった。
「・・・そんなかってなこと、ゆるされるとでもおもっているのか?」
「・・・」
「ぼくはまだ、きみに おかえしもしていない」
「・・・」
(・・・そうだよね)
(今までさんざんひどいことしてきたんだもん)
(・・・首を斬るなり、牢に一生入れておくなり、けんしんくんの好きにするといい・・・)
「・・・うん、ごめんね、けんしんくん・・・」
「・・・あぁ」
「カマドに入れるなり、首をはねるなり、あなたの好きにしていいから・・・」
「・・・わかった。じゃあ、めをとじるんだ」
「うん・・・これであなたが救われたらいいな・・・」
そう言って、私はぐっと目を閉じた。
彼が近づいてくる気配がわかる。
後ろで小さく ユキムラが まて、 と呟いたのが分かった。
(彼に殺されるなら)
(本望だ)
けんしんくんの気配を身近に感じ
覚悟を決めて 握った手に 力を込めた。
バチンッ
(!!?)
「い、いったぁ~!!」
てっきり首でもはねられるかと思ったのに。
思いもよらない オデコ への鈍い痛みに、私は驚いて目を見開いた。
「ばかにするな!なんでぼくがそとであそべないのがきみのせいなんだ!!」
「え!?」
「ぼくはつよいこだぞ!いままでのことなんてなんてことない!みてろ!きょうからうんとそとであそんでやる!!」
「え、えっと・・・」
「・・・これでおあいこだ。だから、いのちをそんなそまつにしないでくれ。もう、かんたんにいなくなろうとするな」
・・・おねがい
最後にそう言ったけんしんくんに
私は
(qあwせdrftgyふじこlp)
(なんじゃこの天使いいいいいいいいいいい!!!!!!!!!)
(死んで詫びたいけどこん何言われたら・・・ああああああああああ)
(ああああああああああああ)
(あああああああああああああああああ)
「好きぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
もうたまらなくなり 抱き着いた。
そして鼻血を大量に流して 見事に死んだのである。ちーん。
~HAPPY END~