私、まえさおり!
ぴちぴちの6歳!
今年幼稚園を卒園して小学校に進学するよ!
入学するのは、あの氷帝学園の幼稚舎(小学校)だよ!やったね!
・・・なんて、
赤ちゃんからやり直すのマジで大変でした。
せめて、ある程度大きくなってからでよかった。
マジで大変だった・・・
赤ちゃんになってみてわかったけど、本当に泣くことしかできなかった。
おしっことかも勝手にでるし、自分じゃどうしようもできないし、泣いてお知らせするしかない。
最初のうちは水分しかとれないから、すぐおしっこで出ちゃうし、すぐお腹すくし。
赤ちゃんって大変。
幸いなことに、私たちを生んでくれた母親は母乳が出ない人だったから、ミルクで育てられた。
さすがに記憶があるので女性の胸に吸い付くには抵抗があるからよかった。
(おむつを替えられるのが屈辱的で最悪だったけど)
赤ちゃんの時は夜泣きも二倍で大変だったと思うけど、ある程度大きくなってくればなんてことない。
とてもおとなしい子供だと思う。
私は子供の遊びをする気になれず、本を読んだりしていたし。
まぁちゃんはなんというか、子供で遊びまわっているのが楽しかったらしくよく外で暴れていたけど。
聞き分けはとても良いし、自分のことは自分でやるし、すごく子育ては楽だと思う。
今の名前も奇跡的に「まえさおり」という名前で、ありがたいことに混乱はしなくて済んだ。
母の旧姓は榊。
そう。
あの氷帝学園中等部テニス部顧問の、榊太郎は私たちの叔父にあたる人だ。(母の兄)
赤ちゃんの目ってほとんどぼや~っとしか見えなくて、
目が見えてきた時に叔父の顔を見て驚いた。
間違いなく、「いってよし」の榊監督だった。
(神様の言うことは本当だったんだって、この時信じてしまったよね・・・)
まぁちゃんと違って、私は話し始めるのも遅く、なかなかうまく話すことが出来なかった。
なんとなく、まだ拙いものの、長く話せるようになったのは3歳を過ぎてから。
その頃にはまぁちゃんと内緒でいろいろな話をした。
「まぁちゃん、ほんとうにてんせいできたね」
「うん、あたしはけんやとけっこんするためにうまれた」
「そうなのかな・・・でも、てにぷりのせかいにこれたっぽいね、びっくりしたよ」
「けんやとはやくあいたい・・・タモさん、なんならけんやのそばでてんせいさせてくれればよかったのに!」
「でも、さかきかんとくのしんせきだから、かねもちすぎてなにもふじゆうなくそだてられてるよ」
「それな、しかもたろうちゃんわれわれにメロメロだから」
「ね、いつもまがおだったのに、わたしたちのまえではでれでれでおどろいてる」
「たろうちゃんけっこんしてないもんな、わかいたろうちゃんもえる」
「3さいじがもえるとかいわないで」
「ってか、うちら、がっこうもそつぎょうして、しゃかいけいけんもあるし、こそだてすらけいけんしてるからかちぐみじゃない・・・?」
「そうなんだよね、てんせいもののアニメとかみててもこそだてけいけんしてからてんせいしてるひと、あんまりいなかったよ」
「そうなんだよ、われわれあるていどいろいろけいけんあるからかちぐみ」
「にかいめはしっぱいしないようにする」
「あと、たぶん、われわれちーとだ」
「うん、なんかうすうすわかってた」
「さおちゃんはどんなちからがある?」
実は、神様が私たちに言った、『能力をあげる』って言葉だけど、
最初は超能力的なやつだと思ってたんだ。
だけど、それだとさすがに普段は人前で使えないわけだし、テニプリはそういう世界観でもないから違った。
ただ、私はめちゃくちゃ頭が良かった。
まだこの時は3歳だったけど、読めないはずの漢字もなぜかわかるし、難しい数学の問題もとくことができた。
英語も中国語もフランス語もイタリア語もなんの言葉でもわかったし、自分でも驚いた。
勝手に頭の中に知識が入ってくる感じ。すごく不思議な感覚で、自分では本当に驚くわ。
さすがに3歳ということもあって、この時は自重していたけど。
そして、まぁちゃんはめちゃくちゃ運動神経が良かった。
運動神経だけじゃなく、芸術方面もめちゃくちゃ良かったんだ。
まぁちゃんの話では、体が想像通りに動いたり、芸術方面も適当に描いたらなんとかなるらしい。
私は学力、まぁちゃんは運動神経&芸術方面に長けていた。
最初はなんとなく隠していたけれど、大きくなるにつれその才能が回りに認められるようになった。
これから数年先の話になるけど、私は小学生でプログラミングして、それを榊グループで売り出したら世界的な大ヒットをして天才児だと周りからもてはやされた。
まぁちゃんなんて、芸術方面の能力の中に文才もあったもんだから、気まぐれで書いた小説が大ヒット。
印税で一生暮らしていけるくらいの額を手に入れていたし、運動神経も最高にいいものだから、小学生のうちからオリンピック選手にならないかとも打診が来る。
なんのスポーツをやらせてもできるようになるから、父母が面白がっていろいろなスポーツをやらせてみた結果、まぁちゃんは格闘技を制覇し、よしださおり選手より先に人類最強の女となっていた。(まだその頃はよしださおり選手はみんな知らないけど、私が勝手にそう思っていた)
まぁちゃんがすごいのは筋肉がそれほどなくても運動神経がいいということ。
普通スポーツをやっていたら女性でも筋肉が発達するのに、まぁちゃんはそれがなかった。見た目も普通。
だからよく榊グループのお金目当てに普通の子供として誘拐されそうになったけど、まぁちゃんが全部なんとかしているのを知っている。
犯人がかわいそうなくらいだよ。
そんなこんなで、脳内はBBAの私は、榊監督が叔父であることを理解したあと、跡部財閥も存在していることを知る。
榊グループと跡部財閥は仕事の付き合いがあり、父母にお願いをしてパーティーに連れて行ってもらったこともある。
私たちが最初にあったテニプリキャラは榊監督だったけど、二番目に会ったのは、イギリスと日本を行き来している跡部景吾だった。
そのかわいさたるや。
マジで可愛すぎた。跡部の幼少期はかわいかった。
その時点で、本当にテニプリキャラのいる世界であることを確信した。
そして、跡部と同じ年であることに感謝した。
ということは、彼らとも同じ年なわけで。
おお神よ。タモさんみたいな神様は本当に神様だったのだ。
やはり、我々の大好きな彼らと会うのにワンチャンありそうな予感しかしない。
というか、多分これはそういう流れだろう。
まぁちゃんは「けんやと結婚するために生まれた」とよく言うけど、正しくその通りなんだろう。
私も、これから出会う彼のことが楽しみすぎてたまらない。
でも、私は・・・
「でもさ、まなみくん」
「なに?」
「わたし、小さい頃の白石くんに会いたい・・・」
「わかる」
「なんか私たち小学生になるじゃん?」
「うん」
「氷帝学園だから、このままいけばいつもどおりあの三人と仲良くなれると思うんだ」
「そうだね」
「でも、私それだけじゃやだな・・・」
「うん、わかるよ、わかるけどさ、小さい頃に出会うより、大きくなった時に出会ったほうが結婚できるような気もしなくもない」
「そうなんだよね、小さい頃に出会うよりも大人になってから出会うほうが絶対恋愛には発展するよ。それはわかってるけど、ちいさいころの白石くんもどうせなら見たい」
「ショタだもんなきみ」
「今6歳だから、ショタじゃないもーん」
「脳内はBBAだからwww」
「でも、本当に会いたい・・・なんかもし、本当に私たちが彼らと結婚できるなら、今会っても大丈夫な気がする・・・」
「きみがあまりにも小さい頃の白石に会いたがってるのが伝わってくる」
「もー!!きみだって、小さい頃のクソガキ謙也にあいたいでしょ!!」
「クソガキってwww確かに髪の毛黒い小さい謙也には会いたいぞwww」
「そしたら、大阪に行こう」
「え、どうやって」
「会いに・・・」
「会いにって・・・」
「だって、出身の小学校はわかってるんだよ?白石くん南梅田小学校。けんやは?」
「道頓堀第二」
「じゃあその近くで会えないかな?ってか、むしろきみ大阪で忍足医院的なの探したらけんやいるんじゃない?」
「それは間違いなくいるね!」
「普通にうちの両親甘いから大丈夫だよ、春休みの間に大阪に行きたいって言おうよ。たこ焼き食べたいって。そこでこっそり抜け出して、けんやと白石くんを探すの。どう?」
「のった」
「そうと決まればさっそく親に言いに行こう」
元々旅行が好きな親だった。
大阪に行きたいといえばすぐにOKが出て、自家用ジェットで大阪に向かう。
この頃はまだ「●●に行きたい」って言ったことなかったけど、すごいフットワーク軽くて驚いた。
普通に自家用ジェットで行けたのかよw
確かに海外飛び回ってる人たちだから、大阪なんて「ちょっとそこまで」な感覚なんだろうなw
それから、いつもまあちゃんが「あれやりたいこれやりたい」って言うけど、私が珍しく希望を言ったから両親めちゃくちゃ驚いていたよ。
わたしは本気で小さい頃の白石くんに会いたい
(小さい頃の跡部も可愛かったし・・・あの愛蔵版のイラストと一緒だったし・・・)
(白石くんも小さい頃のイラストたくさん載ってたけど、まじであの頃の白石くんに会いたい・・・)
夜はさすがに行動しても白石くんは外にいないと思うので、昼間に行動することにした。
私は前もって地図で南梅田小学校付近を調べる。
まぁちゃんは道頓堀第二小学校付近。
この辺は意外と大阪の街中だから子供だけでうろつくのは危ないかもしれないと思ったけど、地元の子供を装ったら大丈夫かもしれない…。
「さおちゃん、きみが一人で行くのが心配だ」
「でも、行動できるチャンスは一度だけだよ。たぶん、一度いなくなったらもう二度とはぐれることは出来ないから」
「正直アタシは大人より足早いし、強いからいけるよ」
「うん」
「きみは頭だけ良いだけだから普通の子供と変わらないよ」
「わかってるよ、でもきみはきみでけんやのお父さんの病院に行ってほしい」
「でも、危ないよ、アタシついていくから!」
「ダメ!!」
私は心配するまぁちゃんを説得する。
「子供がいなくなるなんて、親からすれば不安すぎるよ、わかるしょ?」
「うん、そうだね、わかるよ」
「だからお母さんを心配させるのはこれを最後にしたい」
「うん」
「それにここでもし本当に彼らに会えたらね、このいなくなった時に仲良くなったとかお世話になったとかいえば、また大阪にこれる可能性も高くなる」
「まぁそうだけど・・・」
「会いたいとか、お礼がしたいとかいえばいける気がする」
「うん」
「そのためにはバラバラに行動する必要があるんだよ」
「うん」
「白石くんだけに会ったら謙也とのきっかけはなくなるよ」
「それはわかるけど、そのうち会えるかもしれないし・・・」
「でも、つながりを持っているのは悪いことではないよ」
「うん、わかるよ」
「せっかく生まれ変わったんだし、会いに行こうよ・・・早く会いたいし、本当にいるのか確かめたいしょ・・・」
「うん・・・アタシは生まれた時からけんやに会いたかったよ・・・」
「いこう、小さい彼らに会いに行こう・・・会いに行こうよ」
「わかったよ、アタシはきみが心配だけど、きみがそういうならアタシは謙也のところにいく」
「うん、そうしてくれると嬉しい」
「じゃあ、きみはしっかり地図を見て行ってね」
「うん、きみのが心配だけどね・・・忍足医院まで行けるかな」
「スマホの偉大さがこういう時わかるよね」
「ね」
こうして大阪観光をしている間、両親には悪いけどトイレに行くと行って二人ではぐれた。
ちょうど道頓堀にいたから、まぁちゃんはすぐにでも忍足医院につけるだろう。
問題は私だ。
道頓堀から梅田まで電車で20分。
はぐれただけでなぜ梅田にいるのが説明がめんどくさそうだ。
とにかく白石くんが通う小学校を目指そうと私は電車に乗った。
電車で20分。南梅田駅に到着した。
ここから南梅田小学校まで徒歩で10分くらい。
私は電車から降りて、すぐに小学校に向かう。
まぁちゃんよりは私のほうが地図が読めるから、地図通りいくと、小学校についた。
「ここかぁ・・・」
これから白石くんが入学する小学校。
あと1週間くらいで入学式だろう。
東京より少し早めの桜は今が見ごろだから、入学式の時は葉桜になっているかもしれない。
校庭を見ながらそう考える。
春休みだけど、グラウンドではサッカークラブの子たちがサッカーの練習をしてた。
けど、
それだけ。
謙也のように医者をやっていれば居場所はわかりやすいと思う。
けど、白石くんの家は特に商売をしていない。
一応大阪の「白石さん」の家を電話帳でいろいろ調べたけど、40.5とかペアプリとかでお父さんが薬剤師とは書いてあっても、開業している薬剤師さんではないみたいだった。
そうなると、白石くんのおうちは不明だ。
(会えるはずないか・・・)
(入学前だからグラウンドで遊ぶってことはないだろうし・・・)
(まだ外で遊ぶこともしていないよね・・・)
とりあえず、彼がこれから通う小学校が見れただけでも良しとすれば良いのだろうか。
(あーあ、さすがに出会う時期とかは神様も融通きかせてくれないかぁ)
(小さい頃の白石くんに会いたかったなぁ)
(何なら幼馴染でもいいくらいだよ・・・)
(あのまぁちゃんのさおまな小説のように幼馴染になって「蔵くん」って呼んでみたかった・・・そんな世界線にいってもよかった・・・)
小さい天使な白石くんを見ることが出来ず、トボトボ歩く。
お母さんとお父さんも今頃心配して警察に相談に行っているかもしれない。
この時代、携帯なんてものはないし、いなくなったらそれで最後だもんな・・・心配かけまくってしまっているな・・・。
溜息をついて、トボトボ歩く。
もう少しだけ学校周辺をウロウロしてみようと思って、歩いていると、
「きみ、迷子なん?」
そう声をかけてきたのは
(げっ、)
なんだか少しにやついた顔の男の人だった。
(わわわ、やばい!!)
そう思った時には遅くて、腕をとられていた。
逃げようと思ったけど、男の人の力になんて勝てるはずもなく。
私、運動神経は前世と同じしかないから、つまり普通の子供よりも運動神経が悪いのだ。
わるいのだ・・・
「や、やあーーーーーーーーーーーー!!」
「お父ちゃんとお母ちゃんのところに連れてったるから、一緒にいこ」
「や、や、」
「ええやん、迷子やろ?」
「ち、ちが」
「ずっとウロウロしてたやん」
(ずっと?やだ、ずっと見てたってこと?)
こわい
子供だからなおさらだ。
だって、相手がとても大きく見える。今の私からしたら巨人だ。
(中身はこんなにBBAなのに・・・)
(うう・・・)
「ほら、いくで」
そうやって手を引っ張られた時、
「あー!!おったおった!!」
女の子の声がした。
「あんたどこいたん!?ずっと待っとったのに!!」
そういいながら、近づいてくる女の子。
そして、その後ろから、
「おとんもおかんも待ってるで、いこ?」
そういって、私の引っ張られているほうとは反対の手をとったのは・・・
(うそ・・・)
( ;_;)
し、
白石くん・・・!!!
白石くんに会えた・・・!!!!!!!!
その時、脳内に直接声が聞こえた
”ちゃんとわかってるよ!”
神様・・・!!!!!
本当にわかってる・・・!!!!!
神様の絶妙なタイミングで、白石くんと会えた。
こんな、ピンチの時にやってくるなんて・・・
王子様みたい・・・
そういうと、人数が増えたからか、男は舌打ちした後どこかにいった。
私はぶっちゃけ男がどこかに行ったことよりも、白石くんをガン見していた。
え、まじで目の前に天使がいるんですけど。最高にかわいいんですけど。
(来てよかった・・・)
「大丈夫?」
そう声をかけてくれたのは白石くんよりも背の高い女の子で。
(お姉ちゃんかな?)
「あかんやん、一人で何しとるん?幼稚園の子?お母さんどこ?」
そう一気に言われてしまって、驚いて少したどたどしく答えてしまった。
「あ、あの・・・迷子になっちゃって・・・」
「迷子なん?どっからきたん?どこの幼稚園?」
「こ、今度小学生になるの・・・東京から来てて・・・」
「東京から来てるん!?」
「今度1年生なん?僕と一緒やん」
(え、うそ)(僕って言った?)(え、やばいやばいやばい)(まってしぬかもしれない)
私は心の中で100回メモした。
子供のころの白石くんの一人称は「ぼく」
急激な萌えの摂取で本当に死ぬかと思ったけど、お姉ちゃんが言った。
「くら、この子連れて帰るで」
「おん」
「東京から来とるんなら、家聞いてもしゃーないし、一回帰って警察に連絡してもらおう」
「ん」
ほな、いこ
そういって、子供白石くんが、私の手を握った。
まじかよしぬ。ってか、もう死んだんだった。今ならもう一回死ねる。
え、まって本当にしねる。
白石くんの小さな手
白石くんのかわいい話し方
白石くんのお姉ちゃんとの会話
全部死ねる。
「うちら買い物の途中やねん、良かったわ通りかかって、あのおっちゃんいつも小学校の周りうろうろしとってな、最近先生方も注意しててん、春休みやから先生方おらんし、そこ狙ったんやな」
「あ、ありがとう・・・怖かった・・・」
「怖かったよな、大丈夫?ほんまによかったわ」
そういって、白石くんが私の顔を覗き込む。
かわいすぎるほんとし(略
「自分、名前は?なにちゃん?」
「さおり・・・まえさおり・・・」
「さおりちゃんって言うん?おれ、くらのすけやで」
知ってた
私の推しがこんなにも尊い
「うち、ここやねん。今おかんに言うから待っててな!おかんーーー」
そういってお姉ちゃんはバタバタと靴を脱いで家の中へ上がっていった。
お姉ちゃんもこんなかわいい子いないわ!ってくらい可愛いけど、白石くんも最高にかわいい・・・
「さおりちゃん、上がってええよ」
そういって、靴を脱いで、靴をそろえるしぐさも最高にかわいい。
まだ小さいから、その動作一つ一つがたどたどしくて、まじ萌える。くそ萌える。何度も言うけどやばい。
白石くんのお母さんが驚いた顔でできてくれて(めちゃくちゃ美人さんでした)
そのあと、私は警察に連絡されて。
案の定うちの両親も警察に相談していたところだったみたいで、すぐに駆けつけてくれた。
白石くんの家にいる間、白石くんはずっと一緒にいてくれたし、まだ小さいゆかりとか、姉ちゃんとかも私が不安にならないように遊んでくれて。(自慢の車のおもちゃも見せてくれましたありがとうございます)
お菓子までいただいてしまって、申し訳ない気持ちでいっぱいだけど。
(白石くんマジで最高に優しくて好き)
(本当に好き)
(もともと優しくて、困ってる人ほっとけない人だから、やさしさがすごい伝わってくる・・・)
(子供白石くんに会えたこと・・・一生忘れない・・・)
(DAIUSKI・・・)
白石くんの家についた時、両親は泣いていたから、本気で申し訳なかったけど、
白石くんと会えたこと、後悔なんてしてない・・・
「さおちゃん、すごいしょ・・・家まで来れたしょ・・・」
「そうなの・・・しにそう」
「だろうね・・・」
まぁちゃんは道頓堀にいたから、先に両親と合流していたみたい。
なんで梅田にいたのかとか、いろいろ聞かれたけど、泣いて誤魔化した。
子供って便利。
あと、お姉ちゃんと白石くんが変な男に声を掛けられていたと言ってくれたおかげで、私が怖い思いをしたのかと思ってくれたのか深くつっこまれなかった。
警察にもいろいろ聞かれたけど、泣いて誤魔化した。
子供って便利。
白石くんのお母さんにうちの両親はたいそう感謝して、またお礼は後日って言ってたからまた来れるかもしれない(計算通りw)
別れ際に「また遊びに来てもいい?」って聞いてみたら、「いつでもええで!」って笑って言ってくれたから、まじでなんとかまた来ようと思う。
子供白石くん最高だった。
生まれ変わって本当によかった・・・
こうして、私は白石くんと運命の出会いを果たしたのだった・・・!
(ところでまぁちゃんは無事にけんやに会えたのかな?)