「はい、じゃあ今日のHRでは各委員を決めたいと思います。まずは学級委員長と副委員長…女子が少ないのでもちろん両方男子で大丈夫です。誰か立候補はいませんか?」
優しい口調で武田先生が言った。
武田先生優しくてよかったなぁ。
まぁちゃんのクラスのリヴァイ先生怖すぎて私多分泣いてた。
7組は本当にいい人ばかりで…
ついでにイケメンも多くて、なんか目の保養になります、ほくほく
(特に隣の席の白石くんはほんとイケメン過ぎてやばい)
と、のんびりしていたら
「あんたやりぃや委員長」とヒメコに言われた。え、何で?
「ガハハ、前が委員長か!いいなそれ!」
「賛成ッス!やっぱ男に仕切られるより女の子に仕切られたいッスよね♡」
「はいはーい!俺も賛成だよーん♪」
「俺も」
「俺もー」
ガヤガヤ
え、ちょっと 待って
いや、嫌じゃない、嫌じゃないけど
なぜわたし…
(みんなめんどくさいのかな)
「じやあ前さん、みんなからの推薦もありますしぜひやってくれませんか?」
「はぁ…わかりました…」
わー!よろしくー!パチパチパチ
と、拍手が起こり
私は武田先生にじゃあ早速他の委員会を決めてくれますか?と言われたので教壇に立った。
(……)
これがどうしてなかなかの絶景。
(イケメンたちが…!)
(見放題…!!)
これちょっと次期委員長も譲れないわとか思いながら、じゃあ副委員長やってくれる人いませんかー?と声をかけると
「あ、ほな俺やるわ」
と、包帯を巻いた手がスッと手が上がった。
(…え?)
(えええぇぇぇぇ!!!!)
なんでだ、白石くん!!!
(探偵忙しいんじゃないの!?)
(テニスも!!)
(てゆーか、きみにはそこにいてもらわなきゃ困ります!!!(視界的に))
しかし、他にやりたい人もいなかったのですんなりと白石くんに決まってしまい、彼はアッサリ私の後ろに立ってしまった。
あぁ…イケメンがひとり見えなくなってしまった…
あぁ…残念…
「一緒にがんばろうな」
急にそう白石くんに顔をのぞき込んで声をかけられた。
(おっ!)
ビックリして後ずさりしてしまったが、
これはこれで悪くない。
あと彼が立つと背が高いから私との身長差萌える。うん、まぁこれもアリ。
「じゃあ早速次の委員を決めたいと思います」
穏やかな雰囲気のまま意外とすんなり他の委員も決まったので いいクラスに恵まれたなぁと嬉しくなった。