クロスオーバー52【まなみ/さおり】

うちのクラス、縁日なんだよ。
だから当日までは大して仕事はないんだよ。
ちょっとお店の看板作ったり紙書いたりさ、そんなもんさ。
だから よし当日も係になってないしサボれる! って思ったんだけど
くそちびリヴァイに言われたんだ。

 

「前、おまえ美術得意だったな?内装のデザイン担当やれ」

 

(は?)

 

「絶対やだ」
「やれ」
「やだ!」
「お前しかいねぇだろ」
「なんでだ!ジロもコーイチも手先器用だから看板作りとかできるぞ!」
「もちろんそういう力仕事はあいつらに任せていい、俺が言ってんのはデザインだ」

 

あのイカつい男どもに女子供が好きそうなデザインできるわけねーだろ、お前しかいねーからお前がやれ、お前が総監督だ

 

そう言うリヴァイに悪い気はしなかった。

 

「・・・うむ。内申点よろしく頼むぞ!!」

 

そう言って 総監督を引き受けたのだった・・・!

 

ジロ「まなみー、こっちこれでいいの~?」
まー「お、ジロすげぇ、さすがだな!器用!いいぞいいぞ」
コーイチ「おい、まなみ!看板上につけていいのか?」
まー「いいよ!もし落ちて来たら危ないからめっちゃガッチリつけちゃって!」
ジロ「・・・それにしても意外だよねぇ」
コーイチ「あのまなみがちゃんと真面目にやるとはな」
ジロ「先生も2学期になってまなみの扱い慣れてきたんだろうねぇ~」
コーイチ「・・・あとアイツ、祭りとか好きだからな。内心スゲー張り切ってんだろうな」

まー「こら!そこ二人!無駄話するな!」

 

そう怒るとニヤニヤした二人に「やる気満々だな総監督」ってニヤニヤされた。

 

まー「ばかたれ!クラスの売り上げになるんだ!頑張ったらリヴァイが焼肉おごってくれるって言ってたぞ!」
ジロ「食べ物に釣られてたwwww」
コーイチ「それでこそお前だなww」
まー「うるさい!さっさと働け!!」

 

 

(・・・まぁ、内心張り切ってるのはほんとだ)

アタシお祭り女だからな!
実は学祭ワクワクしとるぞ、悪いか!

(絶対いわねーけどな!!)

 

 

甲斐「前ー、先生がまだ借りる用品返ってきてないのあるから他のクラスに聞きに行けって言ってたさー」
まー「それ言われたのお前だろ?お前行って来いよ」
甲斐「俺これから委員会さー」
まー「そうか・・・お前学園祭実行委員だもんな・・・しかたねぇな・・・」

 

よいしょ、とアタシは物品の用紙を手に持って教室を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

まー「さおちゃーん」
さお「あ、まぁちゃん!どうしたの?」
まー「あのさ、これとこれまだ返ってきてないみたいなんだけど7組にない?」
さお「うち、ないよ!全部すぐ返してる!」
まー「だろうな・・・きみの性格上・・・」
さお「探してるの?きみえらいね」
まー「うんおらえらい😃」
亮「ようまなみ、お菓子やるよ」
まー「わー、やったー」
さお「他のクラスも行くの?」
まー「うん、でもあとガクトとルカのクラスしか行かない」
さお「え!?なんで!?」
まー「人見知りだからだよ」
亮「行けよwwwちゃんと探せよwwww」
まー「いや、無理しない」
さお「ええ・・・がんばんなよ・・・一緒に行こうか?」
まー「え!やった!」←それを期待してた
亮「おい甘やかすなよ!」
さお「でもこれ生徒会の備品だし、ないと私も困るからさ・・・今私手空いてるしちょっとだから行ってくるね!」
亮「ほんとお前甘いなぁ・・・しょうがねぇな、行って来いよ」
まー(しめしめ、亮も甘いんだよな・・・)

 

 

こうしておらとさおちゃんは備品探しの旅にでるのであった・・・
おらはさおちゃんいれば無敵だよ!!!!

 

 


 

 

 

まぁちゃんがひとりで備品探してるのえらいなーって思ってついていってあげることにしたよ。

 

さお「じゃあ10組から行こうか」
まー「お!ヒーロークラスだね!梅雨ちゃんたちいるかな」

 

10組

まー「たのもー!」
芦戸「わー!!さおりとまなみじゃん!!どしたのー!?」
お茶子「どないしたんー?」
梅雨「一般クラスがこっちの校舎にくるの珍しいわね」
八百万「歓迎しますわ!!!さぁ、お入りください!!!」
さお「いや、この備品探してて・・・このクラスにない?」
八百万「残念ながらうちのクラスにはありませんの・・・わざわざご足労いただいて申し訳ありませんわ・・・何なら私が作りましょうか!?」
さお「いや、能力でそういうの禁止されてるしょ💦(真面目)」
八百万「ヒーロー科は授業・戦闘以外での能力の使用を禁止されてますものね・・・(真面目)」

耳郎「いや、真面目過ぎるから二人とも」

 

私が女子と話してる間に

 

上鳴「うぇーーーい!!」
まー「うぇーーーーい!!!」

 

 

まぁちゃん、何やら目的を忘れて遊んでいる・・・。

 

 

さお「もう!まぁちゃん!何してるのさ!」
まー「あのね、ヒーロー科はね、追試仲間だからな!」
さお「ひとりでも来れたしょ!」
まー「いやおらはきみと一緒に来たかったんだよ!」
上鳴「俺は女子がたくさん来てくれる分には大歓迎👍何好きなん?」
さお「え!」
峰田「女子が2人増えた・・・スーハースーハー女子の香り・・・」
緑谷「ちょっと峰田くん💦」
切島「なぁ、前のねえちゃんって何組?」
さお「え!な、七組です・・・」
切島「んな敬語とか使うなって!取って食わねーからwこいつらも顔こえーけどすげぇ熱いやつらだから!」
爆豪「あ゛ぁ!?半分野郎と一緒にすんな殺すぞ!!!!」
さお(ビクッ)

 

😰フルフルフル

 

(なんだこの人・・・)
(ヒーロー科と思えないほど怖いな・・・)

 

 

まー「こらお前!!さおちゃんが怯えたじゃねぇか!!!!!さおちゃん怖がらすなゴリラ!」
上鳴「ゴwリwラwwwwwwwwww」
切島「爆豪にゴリラwwwwwwwwwwww」
爆豪「んだコラァ!!!!ぶっ殺す!!!!!!!」

 

ま・・・まぁちゃん!!!
なんつーことを・・・・・!!!!!!
そしてあの人めっちゃキレてるし!!!!!
こわすぎる・・・・!!!!!!

 

 

ガタガタガタ😰

 

轟「大丈夫か?悪かったな、怖い思いさせて」

 

(!!?)

 

すっごい・・・・・・・・

 

(イケメン・・・・・・・・・・・・・!!!!!!!)

 

 

さお「だ、だだだだだ、だいじょうぶ、です!!!!!!!」

 

驚きすぎてまぁちゃんの手を引いてヒーロー科を後にした。
ヒーロー科にイケメンいた・・・(ゴクリ)
なんか・・・優しかった・・・(ゴクリ)

 

 

まー「あのゴリラ、しつけないとあかんなぁ」
さお「すぐ喧嘩するのやめなよ・・・」
まー「なんかかっこいい人いたね」
さお「いた」
まー「ミギーみたいのつけてる人かっこよたったね・・・」
さお「そっち!?てか誰!?!?」
まー「え・・・なんか一番大きくてさ・・・羽みたいのつけててさ、目とか腕とかついててすごいかっこよかったよ」
さお「全然見てなかったわその人」
まー「じゃあ一体誰をかっこいいと・・・」
さお「えっ・・・」
まー「まさかゴリラ・・・?」
さお「まさか!いいから次に行くよ!!」

 

 

次は9組だよ!!
そうまぁちゃんの腕を引いた。

 

 


 

 

 

さおちゃんとヒロアカクラス行って来たけどむかつくゴリラいてすぐ戻って来たわ!!
もうちょっと女の子たちと話したかったよ、クソ!!
あのゴリラ今度しつけてやる!!!!

そう思いながら9組に来た時に さおちゃんは固まった

 

まー「どうした?」
さお「・・・・」
まー「何かいる?」

 

北門「おや?見ない顔だね」

 

うちのクラスに何かようかな?

 

そうしゃがんで顔を覗き込んでくるコイツ・・・

 

 

ゾワァ

 

 

おら的には鳥肌もんだが、さおちゃんが固まった理由がわかった。

 

 

こいつあれだ・・・!!
あの、さおちゃんが好きな・・・なんとかってグループのなんとかって芸能人!!!!
ダメだ興味なさ過ぎてなんにもわかんね!おらの認識はホモだ!!

 

 

(さおちゃん、好きそうな顔してるもんな・・・)
(白石に似てる・・・)
(てか)
(白石に似てるからこいつのこと好きなのでは・・・?)
(いや元々こーいうのが好きなのか・・・)
(王子様タイプ・・・)

 

 

火原「あっ!まなみちゃーーーーん!!!!!!」
まー「かずきち・・・!!!」

 

ふぅ
さおちゃん動かないしどうしようかと思ってたからかずきちいて助かったよ。

 

柚木「何しにきたんだい?」

 

うげ!二重人格人間!
みんなこいつに騙されてんだよなぁ!
こいつも9組か!かずきちーにげてー!

 

まー「・・・かずきち、この物品なくて探してるんだけど知らない?」
火原「え?うーん、わからないなぁ、ごめんね?」
まー「かずきちのごめんね?って首傾げるの超可愛いよね・・・SUKI・・・」
火原「えぇ!?もう、男に可愛いって言っても嬉しくないんだからね!」
まー「ほっぺふくらますのも可愛い・・・」
火原「可愛くないってばー!」
まー(ほっこり)
柚木「ところであの子は何をしてるのかな?(イライラ)」

 

そうだ
なんか王子様系のイケメンに話しかけられてさおちゃんが固まってるんだ!!!
もうこのクラスに用事はないしさおちゃん連れてさっさと次行かないと!!

 

北門「顔赤いけど・・・大丈夫?熱あるんじゃないかな・・・?保健室、連れていこうか?」
さお「は・・・!だ、だ、だ、大丈夫です・・・!!!!!!!」
まー「おい、さおちゃん、このクラスになかったから次のクラス行くぞ」
さお「あ、わ、わ、わかった」
まー「この人なんて名前だっけ」
さお「え!何言ってるの!?失礼でしょ!北門さんだよ!!!キタコレの・・・!」
まー「なんかもうわからんちんだよ、おらはアイドルはニノ最近は平野くん応援してるくらいだからさ」
さお「ちょっとやめなよ💦」
北門「ははは、いいんだよ。僕もまだまだだね」
さお「すいませんすいません」
北門「謝らないで。そんな困った顔しなくていいよ、女の子に似合うのは笑顔だけだから、さぁ、笑って」
さお(真っ赤)(わ、笑えねぇ・・・!!!)
まー「やべぇ、超ウケる、めっちゃ王子様だね。でももう次のクラス行くわ」
北門「またね!(ウィンク)」
さお(゜-゜)チーーーン
まー(プププ)

 

王子様の人めっちゃウケたわwwww
何アイツwwwww
周りにいないタイプすぎてウケたwwwwwww
でも白石もあんな感じだし光忠も王子様系だし、さおちゃんって王子様系好きだよなー
おらも王子様系っつーかいちにぃは好きだけどいちにぃ王子様ってゆーかなんかちょっと違うからな・・・
とにかく固まるさおちゃん面白かったからいいわ!
また9組サオチャン連れていこっとwwww

 

 

そして隣のクラスの8組へ!!

 

 

8組あれだ
あいついるわ・・・!!!

 

 

木兎「ウェェェェェェェイ!!!!!まなみイェェェェェェイ!!!!!!!」
まー「木兎!!!!!!!!!!」

 

イェ ━ ☆ヽ(*^-^)八(^o^*)ノ☆ ━ ィッ !!

 

キャッキャウフフ

 

跡部「おい、お前らなにしてんだこんなところで」

 

まだポワポワするさおちゃんがつっこんでくれないから
木兎と遊んでたら跡部に怒られたよ!

そうか・・・ここ跡部もいんのか・・・

 

小春「さおりん♡まなみん♡」
まー「あ、小春ちゃんも!オッス!!」
さお「こ、小春ちゃーん!!!聞いて!!!聞いてよ!!!今ね、9組行ったらBプロの北門くんがね・・・!!」
小春「あらやだ、今日彼登校してた日!?ちょっと、何があったの!?」

 

さおちゃんは小春ちゃんとキャッキャとアイドルの話を始めて楽しそうです・・・
おら興味ないもんなアイドル・・・話分からなくてごめんな・・・

 

後ろからユウジがギャーギャーと俺の小春や!とか怒ってるわ。
小春ちゃんとはさおちゃん生徒会で仲いいし、前に女子会で仲良くなってユウジはついでに仲良くなったぞ。

 

 

跡部「おいまなみ、聞いてるんだ、答えろ」
まー「なんで跡部ってそんな偉そうなんだよ」
跡部「用事があるなら聞いてやるって言ってるんだ」
まー「もう!跡部むかつく!他の人に聞くからいい!!!・・・あ!!高尾!!」

 

おらはバスケ部で一番仲良しの高尾を呼んだのだ。
跡部が青筋立てて怒ってる。

 

高尾「ギャハハハハ!跡部、めっちゃキレてるwwwwwどうしたん!!?」
まー「跡部のこと無視して高尾呼んだら激おこだわ」
高尾「えw待ってそれw俺怒られるやつwwww」
まー「怒られといて」
高尾「ちょwwwやべぇwwww」

 

と、思ったらほんとに高尾が跡部に怒られ始めた。

 

 

待って

待ってくれ!!!
ちょっと何8組!!!!!!
8組キャラ濃い人多いしょ!!!!!!
やめろや8組!!!!!笑わすな!!!!!
8組キャラ濃すぎて駄目だわ!!!!!!!

 

 

まー「ちょっとwww話進まないわwww誰か話出来る人・・・」
千石「呼んだー?」
まー「また濃いの来たwwwww」
千石「どーしたの?まなみちゃん!」
まー「おまえもキャラこいな!まぁいいや・・・あのさ、これとこれの備品なくてさ」
千石「あー・・・うちのクラスにはないと思うよ?うちの教室にあるの大体跡部君の私物だし」
まー「マジかよwwww」
千石「学祭の準備に使うものとか全部跡部君張り切って用意してくれたからさ」
まー「マジかwwwww楽しみにしてるわ学祭wwww」
千石「執事喫茶だよ!遊びに来てね!」
まー「絶対来るわ!8組好きだわwwww」

 

 

あーあ、ここにもなかったか・・・
どこに備品あるんだよ
全然進まないよ・・・!!

 

まー「さおちゃん、次いこ・・・!!!?!?」

 

振り返ると 小春ちゃんとキャッキャしてたはずのさおちゃんが
あの・・・もうひとつのアイドルの・・・なんとか1000%歌ってる・・・
あの一人に抱きしめられていた・・・wwwwwww

 

那月「小さくてかわいいですよねぇ・・・♡」
さお(チーーーーン)
小春「うらやましいわぁさおりん♡四ノ宮きゅん!次はアタイをお願い♡」
ユウジ「浮気か!!死なすど!!!」

 

 

カ オ ス で す

 

 

おらは急いでさおちゃんから眼鏡のアイドルを引き離して次のクラスへと向かったのである・・・
8組カオスだったわ!!!!!!!!
なんなら学年で一番ヤバイわ!!!!!!!!

 

 

 


 

 

なんかもう死ぬかと思って疲れたよ・・・
普段あんまり他のクラスと交流ないけどこうして回ってみるとうちの学校やばいね・・・
イケメンだらけだね・・・
もううちのクラスのとこまで来たからそのまま帰ろうとしたけど
まぁちゃんにまだ行かないでって言われて仕方なくついてきたよ。もう疲れたよ。

 

さお「じゃあ次6組だね」
まー「ルカいるね」
さお「そうだね、じゃあさっさと済まそうね」
まー「うん、8組キャラ濃すぎて疲れたわwww」
さお「私は9組がやばかったよ・・・」
まー「9組って言うかやばいの北門ってやつだろw」
さお「うん・・・」

 

6組ついた!
よし、ルカ呼んですぐ終わらそう!

 

 

ドアから顔を出す

 

・・・・

 

さお「ルカいないね」
まー「いない、けど・・・」

 

(え?)

 

めっちゃ笑顔でまぁちゃん手振ってる!!!

 

(え、え!!?)

 

見ると、橘くんもめっちゃ笑顔で手を振ってる!!!

 

え!!!!
まぁちゃんいつの間にこんなに橘くんと仲良くなったの!!?

 

 

マコ「まなみちゃん、と、まえさん、じゃなくて、えっと」
まー「さおちゃん」
マコ「さおちゃん😳💦どうしたの?」
まー「👍」
さお「😳💦(←つられて照れる)た、橘くん!いつの間にまぁちゃんと仲良くなったの!?」
マコ「え!?聞いてない?あ、名前で呼んじゃってごめんね💦」
さお「それは全然いいよ💦苗字だとわかりにくいし・・・」
まー「さおちゃんもマコちゃんって呼んだらいいよ」
さお「え💦」
マコ「うん、みんなマコトって呼ぶから名前で呼んで😃」
さお「え、じゃあ・・・マコちゃん・・・😳💦」
まー「わかる。最初恥ずかしいよねwwww」
マコ「アハハ、どうしたの?あ、桜井くんに用事?」
まー「いや、マコちゃんでいいんだ!あのね、6組にこれとこれある?」
マコ「備品?うーん、ちょっと聞いてくるね」

 

マコちゃん(照れる)が備品の紙をもって聞いてきてくれたけど6組では知らないって・・・
自転車部の新開くんと藤堂君が「おう、姫たち!」って手を振ってくれたよ!
まぁちゃんも嬉しそうだった!

6組平和だね・・・
とても穏やかな勇気が流れていたよ・・・

 

 

でも備品はなかったから私たちは6組を後にしたのだった。

 

 

まー「5組知り合いいる?バレー部とか」
さお「確か誰かいたと思うんだけど・・・」

ブン太「お?どうした?」

あ!
テニス部の・・・!丸井くんだ!!

 

さお「よかった、丸井くん5組なんだ」
ブン太「おう、なんかあった?」
まー「備品なくて探してた」
ブン太「どれ?」
まー「これとこれ」
ブン太「これ昨日使ったけどちゃんと返してるぜ」
さお「そっかぁ、じゃあないねー」
まー「次いくかー」
ブン太「なにそれ、ねぇの?」
さお「そうなんだよね。あ、忙しいのに邪魔してごめんね!」
ブン太「ふーん・・・あ、ドーナッツ食う?」
まー「食う!!!!」

 

まぁちゃんすぐにお菓子もらって食べてたよ。
ほんと甘いもの好きだな・・・
5組にもないってどこに行ったんだろう?

 

そう思いながら次は4組。

 

4組はがっくんいるから余裕だねってまぁちゃんと話してたんだけど
4組の扉閉まってる・・・
扉閉まってると入りにくいんだよなぁ・・・・

 

と、思いながら 扉を開けようとした。

 

 

ガラッ

 

 

「おぉ!?」
さお「わっ!」

 

 

ビビったぁ!すまん!人いると思わんくて!

 

 

扉を勢いよく開けて飛び出してきた 忍足くんとぶつかりそうになってしまった。
あー、びっくりした。

忍足君ね、いい人なんだよ。
白石くんと仲良くてよくうちのクラス来るけどね、お菓子くれたりするし
まぁちゃんの鼻の骨にヒビ入った時も必死だったし・・・

 

 

って思ってまぁちゃんを見たけど

 

 

つーーーーん

 

 

ってしてる。
何してるの!!!

 

 

謙也「・・・どないしたん?うちのクラスに用事?」
さお「え、あ、うん、あのね、」

 

 

まー「ガクト!ちょっときて!!!」

 

私が聞こうとしたのに まぁちゃんが先にがっくんを呼んじゃって

 

まー「これとこれ!6組にある?」
岳人「あー、見たことねぇわこれ」
まー「そ、わかった」

 

そしてすぐにスタスタと5組へと向かってしまった。
その様子を忍足くんはポカーンと見ていた。

 

 

さお「あ、ご、ごめんね、すごい感じ悪いよね、ほんとごめん」
謙也「・・・俺、嫌われてるやろか?」
さお「や、そんなことないと思うけど・・・」
謙也「ケガさせたしなぁ・・・」
さお「いやそれは忍足くんのせいじゃないし・・・あ、まぁちゃん行っちゃう!ほんとごめんね💦」

 

私は焦りながらまぁちゃんの後を追った。

 

さお「まぁちゃん、すごい感じ悪かったよ!!」
まー「・・・」

 

つーんとしながら3組にいくまぁちゃん。
何があったんだ・・・・
ほんと感じ悪いわぁ・・・

 

さお「もう私いなくても大丈夫でしょ?3組きみのが知り合い多いよね、1組もバスケ部の人いるでしょ?大丈夫でしょ?」
まー「いや、きみと一緒にいるのがいいんだ・・・」
さお「まぁあと少しだからいいけどさ、もうだめだよあんな態度したら」
まー「うん、もうしないよ」

 

そして私たちは3組へと向かった。

 

まー「むっくーん」

 

ズシン

 

そう聞こえてきそうなくらい

 

大きい・・・

 

私は紫原くんを見上げてゴクリと息を飲んだ。

 

 

まー「むっくん、おっす!」
紫原「まなちん、なんか食べたでしょー」
まー「うん、なぜわかった」
紫原「顔に砂糖ついてるよ~。はい、俺もあげるね~」
まー「やった!」
さお「まぁちゃん、お菓子もらいに来たんじゃないんだから・・・」

 

まぁちゃんもともと背の大きい人好きだから楽しそうだ。
私は大きい人ちょっと怖いからな・・・
バレー部も大きい人多いけど、バスケ部には敵わないな・・・

 

火神「おう、前。なんか用事?」
まー「あ、バカガミだ!あのさ、これとこれみなかった?」
火神「バカガミっていうな!しらねーわそれ」
まー「ほんと?あんた信用ならんから別の人連れてきて」
火神「は?お前喧嘩売ってんのか?」

 

(まぁちゃん・・・)
(バスケ部の人にガンガンいくな・・・)

 

ドアのところでギャーギャーしてたらたまたま通りかかった乾君が

「その備品はすでに返却済みだ」って言って まぁちゃんが声がめっちゃいい って叫んでた・・・

なんかもうよくわかんないけど3組にもなかった!!
残るは1組・・・?

 

まー「3組にもなかったね」
さお「1組にあるのかな?きみ隣のクラスだし最初に1組行けばよかったのに」
まー「いいの、きみと一緒に居たかったの」
さお「そうかい」

 

1組について

スガ「あれー!?前!どーしたんだー!?」

 

めっちゃ明るいスガくん来た!!!!
まぁちゃんなんか舌打ちしてるわ・・・!!!
ちょっと、そーいう態度やめなってさっき言ったしょ💢

 

さお「まぁちゃん、そーいう態度ダメだよ💢」
まー「さおちゃんが怒った😢」
さお「さっき約束したしょ!!」
まー「わかったよ😢」
スガ「え!?なに!?どうしたー!?」
さお「あのね、スガくん、1組に」

 

ガバッ

 

(!!!?!?!?!?!?)

 

目の前が真っ暗になって驚いた!
いや、正確に言えば誰かに目元覆われたからびっくりした!!
手が・・・大きくて・・・焦った!!!!!!!
男子だわこれ・・・!!!!!!

 

「だーーーれだ♪」

 

そう声が聞こえて

 

さお「え?え!?」

 

まー:イライラ(すっごいムカついてるけどまたさおちゃんに怒られるといやだから我慢してる、だから何もいわない)

 

黒尾「ブー!時間切れ!正解は俺でしたー!」

 

そう言って、私の目の前に現れたのは黒尾くんだった・・・
黒尾くん・・・
部活の時もよくからかってくるんだよね・・・

 

スガ「www」
黒尾「俺ってわからなかったの?ショック―!」

まー👹プルプル(飛び蹴りしたいけど我慢してる)

さお「え、ご、ごめんね・・・」
スガ「もー!やめろよ黒尾!で、前どうした?」
さお「あのね、この備品なくて探してるんだけど1組にない?」
スガ「え?うーん、うちのクラス、この備品使ってねーべ・・・ごめんなわからなくて」
さお「あ・・・そうなんだ?1組じゃないんだ・・・」
黒尾「何?探してるの?一緒に探そうか?」
さお「ううん、生徒会室に戻ってるかもしれないから行ってみるよ、ありがとう」

 

(やばい、まぁちゃんの顔が・・・)
(鬼になってる・・・・)
(かなりイライラしてる・・・)
(さっき怒ったから我慢してる・・・)
(早く教室に戻そう・・・)

 

イライラしてるまぁちゃんを連れて2組へと戻った。

 

さお「コーくん、ジロちゃん、まぁちゃん連れて戻って来たよ」
まー👹プルプル
コーイチ「まなみ何キレてんだお前」
まー「1組ムカつくやつしかいねぇな・・・👹」
さお「まぁまぁ・・・じゃあ私生徒会室ちょっと見てくるね」
まー「すまんね・・・」
さお「いいよ」
ジロ「あ、まなみー、備品うちのクラスのあったよ~」

 

 

さお・まー「は!?」

 

 

ジロ「もう持ってきてたの気づかなかったんだって~」
コーイチ「お前、口の周り汚れてるぞ・・・きたねぇな・・・食い物もらったんだろ」
まー「ちょっと💢💢💢貴重な時間💢💢💢返してっ💢💢💢」
さお「・・・よかったしょ、備品見つかって・・・でもまぁすっごい疲れたから教室戻るね・・・」
まー「さおちゃんと一緒にいて楽しかったけどさ💢💢」
さお「まぁ・・・疲れたけど楽しかったね・・・(北門くんに会えたし)」
まー「とりあえず備品探してこいって言ったリヴァイ殴ってくるわ」
さお「え!?先生を殴るってどーいうこと!?」

 

まぁちゃんがぴゅーと教室を飛び出して
ジロちゃんとコウくんはいつものことだからほっとけって作業を続けた。

え、いつものことなの?

てかコーイチくん、クギくわえてトンカチ打ってるのめっちゃ似合うな!!?!?

 

 

なんかよくわからんけど さおりもオツカレ ってジロちゃんにポッキーもらったし
いろんなクラスでお菓子もらえて楽しかったしまぁいっか!
戦利品を持ったまま私は7組へと戻ったのだ。ヒメコとお菓子食べよっと!!

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