クロスオーバー40【まなみ】

昨日は疲れて爆睡して、朝、朝食の放送で目を覚ました。

あぁ放送・・・半助の声だ・・・朝から半助の優しい声で起きれるなんて幸せ・・・。

急いでさおちゃんと支度して朝食を食べる。昨日は自分たちで作ったカレーだったけど今朝はとっても美味しいビュッフェだ!

 

ひゅー!ビュッフェ最高!!

 

東堂「やあおはよう姫たちよ!はっはっは!まだ眠そうだな!」

 

お、チャリ部だ!

 

新開「ん?目覚めたばかりかい?眠り姫たち。おはようさん」

さお「おはよ!」

まー「おはよー!チャリ部早起きしてたの?テントだもんね、寝づらいよね」

巻島「あー・・・運動部はみんな早起きして砂浜でトレーニングしてたッショ」

さお「え、そうなんだ!」

田所「腹減ったぜ!がはは!」

まー「くまさんの皿やばいw盛りすぎw」

新開「この辺の席はあいてないな、向こうに行こうかな。じゃあな姫たち」

藤堂「またな!姫よ!」

 

(はー!)

(さらっと姫っていうとか!)

(たらしとかそういうわけじゃないんだよな、チャリ部は・・・)

(ほんと優しいチャリ部好き・・・)

 

まー「チャリ部めっちゃ優しいよね・・・」

さお「ね・・・姫とか・・・幼馴染の5人と比べると扱いがもう全然違うよね」

まー「違うね・・・あいつらクソだもんな・・・ほんと月とうんこくらいの差だわ・・・」

 

岳人「おい、聞こえてんぞ!!」

亮「何が姫だよ、姫らしくしたことねーくせに!」

ジロ「クソはどっちだよ」

琥一「食事中にくそとか言うな」

琉夏「今日から姫って呼んであげようか?あ、似合わないから無理だね~」

 

あ、一緒に朝ごはん食べてるんだったw

めっちゃ怒ってるw

 

さお「だってみんな全く女子扱いしてくれないじゃん!ジロちゃんなんてこないだ重い荷物私に持たせてきたよ!?」

まー「か弱いさおちゃんに何させてんたバカジロ!!お前男なんだからそんくらいやれ!!」

ジロ「えー絶対俺よりさおりのが力持ちだもーん」

岳人「お前それはねーわ」

亮「さおりにそれはねーわ」

琉夏「さおりひ弱だからやめてあげて」

琥一「男らしくねーことしてんじゃねーぞ!」

 

急にみんながジロを怒り始めた。

ん?これこないだ同じこと言ったけど誰も怒ってくれなかったぞ?ん?

まぁさおちゃん最弱だもんな・・・さおちゃんひ弱すぎてもう常にプルプルしてるから仕方ないわw

 

そんなこんな話しながら朝食を食べ終わって、いったんホールに集合して朝礼をした。

今日はなにすんだろと思ってたけど「昨日の試験で赤点だった者は補習、それ以外は自由時間」って茂一が言うからそれはもう浮かれたのだ!!!!

海がおらを呼んでいる・・・!!!!

 

さお「まーちゃん支度できた?」

まー「うむ!バッチリだ!!」

さお「じゃあ海行こうか」

まー「おぅ!!」

 

そうしてあたしたちは海に繰り出したのだ・・・!!!

露出ナシの完全装備でな・・・!!!!!!!

 

まー「はぁ、海最高・・・」

さお「でも海に入れないって言うね」

まー「うむ!海には入れないが雰囲気を楽しむ」

さお「普通にTシャツとショーパンだもんね」

まー「下に一応水着着てるけどな!君の方こそ重装備すぎて逆に変態に見えるわ!!肌一切出てないな!」

さお「日焼けしたくないしね・・・私だって一応水着着てるよ下に・・・」

まー「そうか・・・まぁ見せる必要ないしな・・・」

さお「ないね。比べられて終わるだけだわ」

まー「いくらダイエットしたとしてもおっぱいだけは大きくならんからな・・・」

さお「そうだね・・・」

 

そう話しながら海を見渡す。

遠くで楽しそうに遊んでるリア充たちが見えるわ・・・

遠くからでもおっぱい揺れてんのわかるもんな・・・

これここで私たちに水着になれって言う方が罰ゲームだわ・・・

 

さお「きみ海張り切ってたよね、どうするの?」

まー「うむ・・・海には入れないからさ・・・」

さお「うん・・・」

まー「大きいボート持ってきたんだけどさ・・・」

さお「あ、ほんと」

まー「ふくらますメカ忘れた」

さお「・・・詰んだね」

まー「うん・・・ここで昼寝してるわ・・・」

さお「一緒にのんびりしよっか・・・」

 

そう話していた時

 

「えええええ!!!!!なんで!?水着じゃないのーーー!!?!?」

 

大声が聞こえて振り向いた。

 

 

「ふたりの水着姿楽しみにしてたのにぃぃぃぃ」

 

あいつはテニス部の千石!!!

後ろにはぞろぞろとテニス部がいた。

 

岳人「いやこいつら水着きれる体じゃねーからw」

ジロ「隠すには理由があるC~」

亮「・・・」

 

うちらの体をディスる岳人&ジロだけど亮はさすがに黙ったw

亮はな!!こーいうところは男なんだぞ!女の体ディスるような男じゃねーんだ!変なところ男前だwww

 

跡部「お前ら、なに言ってやがるんだ。んなこと言ってねぇでさっさと行くぞ!」

まー「跡部、どこ行くの?」

跡部「今からテニス部で競泳だ」

さお「え!みんな泳げるの!?」

ジロ「俺泳げないよw」

亮「でも跡部が体力つけるために競泳するとか言うから・・・」

まー「マジか・・・溺れないように気をつけろよ・・・」

跡部「大丈夫だ。溺れる生徒がいないように海にはプロのセーバーが複数いる」

さお「そうなんだ!みんな気を付けてね」

跡部「(じー)しっかし、お前もなんでそんなに厚着してるんだ」

さお「え、だって日に焼けたくないし・・・」

跡部「そうか。水分しっかり取れよ」

さお「ありがとう、跡部」

まー「ねぇ跡部跡部」

跡部「なんだ」

まー「ちょっとこれふくらましてくんない?」

 

ビニールボートを差し出すと・・・

 

跡部「・・・ちょっと膨らましてっていうサイズじゃねーだろ」

 

跡部が絶句した。

 

まー「肺活量なさそうだもんな跡部は」

跡部「なんだと?」

まー「あーあ、仕方ないなー、肺活量多そうな人に頼もう」

ジロ「いやこれ多分樺地がいても無理だCwwwww」

岳人「殺す気かよwww」

亮「人にやらせるってどーいうことだよ!自分でやれ!」

まー「できねーから言ってんだろうが!お前らやれや!!」

岳人「できるか!!www」

 

あーあ、頼りねぇ男たちだな!!と言ったところ

 

「俺、やったろか?」

 

そう、声が聞こえて振り向いた。

 

(ん?)

 

振り向くと

 

白石「俺、やったるよ」

 

さおちゃんどストライクの白石が立っていた・・・

白石か・・・

関西弁だから一瞬期待したわ・・・

 

ユウジ「いやこの大きさ膨らますとかないわ~」

小春「蔵リン、無理したらあかんで!」

謙也「これはえげつないで・・・」

千歳「俺もよかとこ見せんね!」

ユウジ「千歳まで張り切ってどないすんねん」

 

(ん)

 

忍足謙也いた・・・

けど別に話しかけてこない・・・

別に話しかけてほしいわけじゃないけどさ・・・

 

(なんかもやもやする・・・)

 

まー「いい!白石のツバついたボートに乗りたくない!!」

白石「え!?ひどない!?」

ユウジ「お前なんちゅーこというねん!!」

岳人「さすがまなみwwww」

ジロ「ほんと最低-www」

さお「まぁちゃん・・・白石くん、ごめんね」

白石「や、ええねん!あれひとりで膨らますのも大変やしな!」

さお「人が膨らませられるサイズじゃないもんね」

白石「てか前さん、あれやな!めっちゃ着込んどるな!暑くないん?」

さお「暑いよ。でも日に焼けたくないから」

白石「海で泳がへんの?」

さお「私泳げないし」

白石「そっか・・・水着着てへんもんな・・・」

さお「や、着てるよ。これ自体が水着なんだ」

白石「そうなんや!?露出少ないな!」

さお「え・・・露出多いほうがいいの・・・?」

白石「そら男は誰でも・・・あ」

さお「(ドン引き)」

白石「ちゃう!!ちゃうねん!!今の忘れて!!」

さお「(白石くんも男なのか・・・なんかショックだな・・・)」

白石「あー・・・俺遠泳終わったら自由時間なんやけど一緒に海で遊ばへん?」

さお「え・・・(なんか怖い・・・)」

白石「いや!?ちゃうで!?やましい気持ちはなくてやなぁ・・・!!あー!もうなしてこうなんねん・・・!」

 

白石がブツブツ言っていると おい行くぞ! と跡部が言った。

遠泳がんばれーと思っているとどこからか千石が走って来た。

あれ?お前さっきまでここにいてなんでビキニ着ないんだとか文句言ってなかったか?

 

千石「はい!まなみちゃん!!」

まー「ん?」

千石「あっちにいた人たちが空気入れ持ってたから借りてきたよ~♪」

まー「千石お前・・・!!なんて頼りになるんだ!!」

千石「褒められた♪」

まー「跡部より100倍役に立つな・・・金持ちでも所詮ただのひ弱な男・・・」

跡部「あ?」

まー「千石えらいぞ!!!」

千石「じゃあ今度デートしてくれる?」

まー「うむ。おごりならいいぞ!」

千石「ラッキー↑」

跡部「千石!!何してやがる!!さっさと行くぞ」

千石「じゃあ二人ともまたね~♪」

 

テニス部は超不機嫌な跡部に言われて遠泳に行った。

みんな遠泳でくたくたになればいいさ。

 

まー「しかし、これさ、足で膨らますのもなかなか足疲れるね」

さお「そうだね」

まー「あの白石ってやつ、なかなかの変態だね」

さお「うん・・・」

まー「きみの水着姿見たかったらしい」

さお「やめて!死ぬわ!」

まー「死ぬな」

 

あーあ、だりぃけどがんばって膨らますかなーって思っていたら

 

レン「何してるんだい?」

 

うわーーー

きたーーーーーー

 

芸能コースのなんとかかんとか・・・なんだっけなー

イケメン好きのさおちゃんがなんかキャーキャー騒いでたんだよなー

なんとか1000%歌ってる・・・・なんだっけなぁ・・・

短刀たちと振り付けして踊ってたんだよなぁ~~~~

えーーーっと・・・

なんか芸能コースだけど基本クラスとか授業は同じだからさおちゃんと同じクラスでキャーキャー言ってたんだよ

なんだっけなぁ・・・・

 

さお「ひゃあああああスターリッシュのみなさんんんんn」

 

(あ、そうか、スターリッシュか)

(こいつらサマーキャンプ来てたんか)

(暇なのかな)

 

そう心で思っていた。

 

まー「芸能人って暇なのかな」

 

口にも出ていた。

 

さお「ま、まぁちゃん!」

真斗「む。暇ではないぞ」

音也「ハハハ!俺たち出席日数足りないのとかはこういう行事に参加して補ってるんだよね」

セシル「サマーキャンプも抜け出してそれぞれ仕事に行ったりしてマスヨ~」

まー「そうなのか、大変だな芸能人も」

那月「きみはぼくたちの事知りませんか?」

まー「すいません、私の中ではニノくらいしか興味なくてですね。それよりもこれ膨らますの手伝ってくれない?」

 

足でゴムボート膨らますの疲れてたからお願いしたらなんかちっこい金髪の男の子とか赤い髪の子とかみんなでがんばってやってくれたさ。

こいつらめっちゃ女子に優しいなwさすがアイドルwww

さおちゃんはその間も一人でハワワワしてたわ!

 

さお「(・_・)(レンが近くに・・・!はぁ、どうしよう!はぁ!かっこいい!はぁ・・・!)」

まー「(やばい無表情だこれもう心の中大惨事だわさおちゃん)」

セシル「デキマシター!!膨らますの面白かったデス!!」

まー「おぉ!!さんきう!!!どっかのテニス部とは違うな・・・優しいわきみたち・・・」

レン「ねぇ、どうせなら一緒に泳がない?」

まー「だってさ、さおちゃん」

さお「え!?」

まー「ファイト☆」

さお「え!?ちょ、え!?」

まー「じゃ、行ってくるわ!」

 

そう言っておらは膨らんだゴムボートをもって海に繰り出した!

 

さお「ちょ、まぁちゃん!?うそでしょ!?」

翔「ひとりで行くのかよ!?」

音也「え、俺も行きたい!ボート乗りたい!!」

まー「だが断る!!さおちゃんを頼んだぞ!!!」

さお「やめてひとりにしないで!!!!!!」

まー「はっはっはっは!イケメンたちと楽しむがよい!!」

 

走ってボートを浮かべて飛び乗った!

よし、海でのんびりお昼寝するぜひゃっほーーーー!!!!!

 

つづく

 

 

 

 

0