「あ~~~~~ダルッ!!!!」
夏休み。
なのに!
リヴァイ「聞いてんのかお前」
まー「なんで補習なんか・・・」
リヴァイ「お前の成績が悪いからだろう」
まー「もうやだ帰りたいアイス食べたいゴロゴロしたい」
リヴァイ「だったら補習真剣に受けることだな」
俺だって帰りたい、とリヴァイは言った。だよなぁ。
文武両道!のうちの学校はあまり補習を受ける生徒は少なかった。
補習になると部活出れなくなるしね!下手したら大会も出れないし。
あの3馬鹿すら赤点対策をみっちり部活でしてるから赤点ナシ!
コーイチくんもルカも成績は普通だしなぁ。
仲良しの木兎あほっぽいから期待してたけど赤点はないって言ってた。あぁ残念。
で、補習受けてるのは全部で10人ちょっとなんだけど(それでも仲間がいることが安心だw)
馬鹿ばかりだからか、夏休みに補習を受けてるという仲間意識なのか、なぜかみんなすごい仲良くなった・・・よかったよ私いつも孤独な一匹狼だしさおちゃんいないから不安でたまんなかったからさ・・・
リヴァイ「明日のテストクリアできなかったものは夏休み後半のサマーキャンプには行けないからそのつもりでいろよ」
教室にえええーーーって声が響く。
いや私別にサマーキャンプむしろ行く気ないから全然いいんだけど・・・なんかまた補習になるとか言われたからがんばらなきゃならん。
家に帰ったら長谷部がすごい形相で家庭教師してくるからそれも嫌だしな。
とりあえず明日補習最終日だからな!テストクリアしてゴロゴロ楽しい夏休みを過ごすぜ・・・!!!
(御手杵とデートしたいしチビたちとお庭で水遊びしたいしアンジェ徹夜でしたいしコーイチくんの家にも泊りに行きたいし夏休み忙しいんだよ私は!!)
上鳴「なな、明日さ!補習終わったらみんなで打ち上げ行かん?せっかく仲良くなったしさ!」
セロ「いいな、賛成!」
切島「俺ら明後日からヒーロー科の林間学校だしな!」
芦戸「だねー☆明日帰りカラオケいこー!」
砂糖「パフェ食うぞパフェ!」
まー「(すげーのんきだなヒーロー科の補習組やべぇ)」
姫子「まなみも行くやろ?」
まー「(姫子赤点組なのはほんと心強いw)うむ、カラオケならいいぞ!あたしもパフェ食べるぞ!」
アラタ「ちょちょちょーっと待ってね、お花ちゃんたち♡俺も行きたいんだけど明日は別のお花ちゃんとの用事がちょちょっとあってね・・・」
八雲「やっくんも明日はお仕事があるのですぞ!」
天「俺は波に乗りに行くぜ!!」
千「天が行かんなら俺も遠慮しよう」
雷「なんだよぉ~A4ノリわりー」
アラタ「また今度ねん♪」
火神「つーかお前らのんきだな!その前に再試に受かんねーと打ち上げもなんもねーだろうが」
まー「それほんとやばいのお前だけだからなwお前マジでこのままじゃIHいけねーぞw運動部お前だけだからなw」
火神「うっせー!しょうがねーだろ日本の授業難しいんだから!!お前こそ部活出れてないじゃねーか!」
まー「部活出れなくて清々してるしむしろ夏休み中部活行く気なかった」
火神「お前それまた虹村先輩にキレられるぞ・・・」
まー「望むところだ!」
補習組に唯一いるバスケ部火神、あとA4の4人、ヒーロー科の補習組5人、姫子とアタシで12人。
なんかでも成績悪いやつらって気楽でいいな、のんきでな。
上鳴「なー、まえー」
まー「ん?」
上鳴「夏休み中どっか遊び行かね?」
みんなに聞こえないように こそっとヒーロー科の上鳴電気が誘ってきた。
お前昨日それ姫子に言ってしばかれてただろうw
上鳴「何好きなん?」
まー「ふぉあぐら」
上鳴「え」
まー「ゴチ!」
上鳴「え!?」
よし、1フォアグラGET!
あと跡部にどっかで連れてってもらうから2フォアグラだろ・・・赤司も連れてってくれるかな・・・3フォアグラうむ・・・
ガラッ
「みんなー、休憩は終わりだ、席につけー」
教室に入って来た次の補習担当はぬーべーだった・・・
ぬーべーなんかあると鬼の手見せるから怖いんだw性格穏やかだけどみんなビビってるからシュッと席についた。
鵺野「あー、だからここがこうなるからこうで・・・何か質問あるものはいるか?」
まー「はい!」
鵺野「お、前!やる気だな!」
まー「先生!彼女いますか!?」
鵺野「は!?何の質問してるんだ!!」
芦戸「え、ぬーべーってあれだよね?雪女の彼女いるとか・・・」
鵺野「な!なんで知って・・・」
まー「マジかよリア充かよ爆発しろ」
鵺野「こ、コラー!!!関係ない質問するな!補習時間伸ばすぞ!!」
火神にマジでお前のせいで補習時間どんどん伸びるからふざけんなと言われておとなしくした。
はぁ、しかし暑いなぁ。夏だなぁ。
天気もいいし、海行きたいなー海ー・・・
ふと、窓の外を見た。
(ん?)
あ
テニスコート、見えるじゃん
何気なく、跡部またいばってんなーとか、3馬鹿いたwとか色々思いながら見てたんだけど
金髪の彼がコートに立って
テニスを始めたら 目が離せなくなって。
(わ)
(足、速い)
(わわ、すごい)
(テニスうまいじゃん!)
(わ、わ)
(わ~~~~~~~)
バコッ
ぬーべーに頭を叩かれて 教科書読んで次にまたテニスコートを見た時はもう彼の姿は見えなくなってた。
(・・・サマーキャンプ、行かなくちゃ)
なんとなくそんな気持ちになって それからの補習と再試はすごい集中力で挑み
無事に再試に合格したのでした。(そして打ち上げで大はしゃぎ)