転生したら推しの世界だった話part5■さおり

「まぁちゃん誰と同じクラスだった?」

「亮とガクト」

「私、けいごくんとジロちゃんだ」

 

 

いよいよ、私たちも中学生になりました。

小学生時代の私たちはまぁ当然のように宍戸亮・芥川慈郎・向日岳人の3人と仲良くなった。

小学生の彼らはとてもかわいかった・・・

中学生の彼らしか知らなかったからびっくりしたよ。

宍戸とかすごい良い人な感じするけど、けっこうなやんちゃ坊主だったよ!

女子には手あげないけど、男子同士でけっこう喧嘩したり、がっくんは言わずもがな。ジロちゃんもけっこう怒ると手出しちゃうからなかなか氷帝の中では目立っていたよ。

そんな彼らを怒ってたのがまぁちゃんで、私は広い心で彼らを見守り、時には諭していたから、なんか先生にすごい頼られるというか、あの3人のこと任せられた。

ついでに、同じ小学校だった日吉と長太郎もあんまり話したことはないけど、見つけてニヤニヤしてた。みんなかわいい…。

中身がBBAだから、かわいいなぁとか、小学生本当にくだらないなwとかしか思わなかった。

小学生はかわいいよ。

 

そして、跡部も中学から氷帝に通う。

ずっとイギリスに留学してたけど、戻ってくるって言ってたし、知ってた。

けっこう跡部財閥と榊グループはビジネスパートナーみたいな関係で、親同士が仲良しだから、何度かイギリスに行って遊んだりもした。

跡部も日本に帰ってくると親に連れられて遊びに来たり。

そのうち、土9じゃないけど、マジで跡部との結婚話も出たりしてたwww

マジかよって思ったwww

結婚するなら長女の私と長男の跡部だよねって言う話にもなったwww

マジかよwww

土9と同じだwww

けど、私が白石くんとの写真が大切にしているのを両親は知ってるし、まぁちゃんが消しゴムを大切にしてるの知ってるから、無理強いはしない感じ。

あくまでも親同士の「結婚してくれたらいいね」くらいの希望だったのであまり気にしなくていいっぽい。

跡部は何考えてるかわかんないけど、まぁ好き好んで私となんて結婚せんだろう。跡部の好みはまぁちゃんだ。(だが残念ながら我々はもう決まった相手がいるんだ・・・)

一応子供の頃から知ってるから「けいごくん」って呼んでる。

跡部にも呼び捨てされてる。

はぁ、跡部に名前を呼ばれる日が来るなんて・・・幸せじゃ・・・。

 

 

クラスに入って、もう席に座って偉そうに腕組みしてる跡部を見つける。

本当に偉そうすぎてうけるwww

こんな偉そうな人、前世じゃいなかったからwww

かわいいかわいいしか感じないわwww

 

 

「おはよう、けいごくん」

Good morning, Saori

「・・・もうここ日本なんだから日本語でいいなよ」

「ふん、英語は世界共通語なんだから日本で話してもいいだろうが」

 

はぁ本当に跡部は跡部だなって思った・・・

本当にもう・・・

 

かわいいんだから・・・(BBA目線)

 

 

私が溜息(萌えの溜息)をついたのを見て、跡部は言った。

 

 

「お前、幼稚舎では児童会会長を務めてたらしいじゃねーか」

「ああ、うんそうそう。なんかよくわからないけど推薦で・・・」

「俺が日本に戻ってきたからには、俺が会長になるからな」

 

 

どーーーーんとさらに胸を張った跡部を見る。

はぁ・・・本当にかわいいなお前は・・・

氷帝学園中等部の生徒会長の座は跡部のものって決まってるから大丈夫だよ・・・?

そのカリスマ性で全校生徒を導いてくれな・・・?

 

 

「あーうん、別に私会長やりたいわけじゃないからさ・・・。けいごくんならきっと素晴らしい会長になるだろうから頑張って!」

「ふふん、当たり前だろう」

 

 

小さい頃からとりあえず跡部は褒めて伸ばしてみている。褒めるといろいろやってくれるから私としては助かっているw

まぁちゃんは気が強いから、跡部とたまに意見の食い違いで喧嘩もあったけどね。(跡部自分勝手でわがままだから)

 

 

「お前は樺地と一緒に俺の補佐をさせてやるからな!」

「え、えぇ~(そんなのいいのに・・・)」

 

 

どうやら生徒会をやらされそうな予感だけどせっかくだから今までやらなかったこともいろいろチャレンジしている私なので、多分引き受けるだろう。

2回目だからね!!

心にとてつもない余裕があるのだ・・・。

頭もいいし、家も金持ちで何も不自由がないから、正直全く将来の心配もしなくていいし、精神が安定しまくっている。

神様本当に感謝しかないわ。

神様が榊グループを選んだにはわけがあるよね。

やはり人間お金がないと心がすさんでくるっていうのはもう前世で経験済みだからさ~。

我々の旦那となる人たちも稼ぎはいいと思うけど、多分実家が金持ちだからいろいろと支援もしてくれるだろうし、バックアップの体制が整ってるというのも非常に良いものだなと感じる。

自分の実家だと遠慮がなくていいしね。最高。

 

 

入学式を終え、跡部が新入生のあいさつでやらかしてw

私はその辺は知っていたから暖かい目でそれを見ていたw

この後、テニス部に殴り込みにいくんだよねw知ってるw

そんで赤メッシュ先輩を倒して、跡部が1年生なのに部長になるんだよねwwwしってるしってるwwww

 

 

ただ一つ、計算外だったのは、

 

 

「ちょっと!太郎ちゃん!!これどういうこと!?」

 

 

まぁちゃんが激おこで太郎ちゃんに詰め寄る。

しゃべれるようになってから、「太郎ちゃん」と呼ぶように教えられた私たちはw榊監督のことを太郎ちゃんと呼ぶようになっていたw

 

 

「ん?何か問題でも?」

「問題だらけでしょ!勝手にテニス部に入れないでよ!!なんかいきなりテニス部入部後の予定ってプリント配られてびっくりしたわ!!」

「私ももらった~」

「だって、テニス部に入るだろう?」←自分のそばにいてほしい榊太郎(41)

「まぁ、入るけども・・・けどこれ女子テニス部じゃん!!」

「私男子テニス部マネージャー」

「なんでアタシは女子テニス部なの!?」

「それはもちろん、テニスで世界を目指してもらいたいからだ。まなみは運動神経が抜群にいいんだからもったいないだろう」

「やだよ!!!私も男子テニス部のマネージャーになりたいよ!!(謙也と会うために!!)」

「だが、お前の才能をマネージャーで終わらせるのはもったいない」

「だからってなんで勝手に決めちゃうのさ!!太郎ちゃんのバカ!!」

「ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!」

「まぁちゃん、太郎ちゃんショックうけてるから・・・太郎ちゃん、まぁちゃん他の部活と掛け持ちとかはダメなの?男子テニス部のマネージャーと運動部・・・」

「まぁ・・・それでもいいが・・・」

「じゃあまあちゃんそうしなよ」

「えー別にテニス部だけでもいいのに」

「確かにきみの才能は使わないともったいないよ」

「そうかなー別にいいのに、アタシも勉強できるようになりたかったし!」

「きみは芸術方面も長けてるからいいじゃない・・・」

「何部に入るんだ?」

「うーん何部にしようかなぁ・・・練習とかゆるいやつがいい・・・」

「アーチェリー部は?去年できたばっかりでゆるいみたいだよ。アーチェリーは中体連とかないから、全国大会とかはテニス部のほう優先できると思うし」

「え!アーチェリー!?」

「うん、アーチェリー部ゆるいみたいだけど、アーチェリーってオリンピックあるし、きみならオリンピックも狙えると思うよ」

「やったー!ランディと一緒だ!アーチェリーやる!」

「ってことでいいかな?太郎ちゃん」

「ああ、確かにしれならかけもちできそうだからいいだろう、いってよし」

「ちょっと、それ私たちの前でやらないでって言ったじゃん!」(←なんかムカつくから)

「すまない・・・(´・ω・`)」

「まぁちゃんおちついて・・・」

 

 

こうして、無事にテニス部のマネージャーになれた私たち。

マネージャーはね、まぁちゃんとずっとなろうねって話してたんだ。

だって、マネージャーにならないと話始まらないじゃん?

私たちは本気で恋愛しにきてるから。

何のために生きてるの?って言われると、最推しと結婚するためって答えるねまじで。だって、そのために転生したし。

でもやっぱり今離れて暮らしている私たちをつないでくれるのはテニスしかないよねっていうことで。

マネージャーなんて我々散々さおまなで見てきたけどwやっぱりテニスきかっけのが近づけると思うからねwww

焼肉の王子様とか・・・めっちゃ参加したいじゃん・・・?そんなの楽しそうすぎる・・・。

 

 

ということで、無事に中学生生活も始まり、あとはみんなには頑張ってもらって、早く彼らと会いたいところです

 

 

 

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