岳人「おーい、さおりーまなみー」
亮「よお。あけましておめでとう」
琥一「よ。おめでとさん」
ルカ「あけおめことよろ！」
ジロ「ｚｚｚ」
おうちで忘年会終わって、紅白見て、白組勝ったねー なんて言いながら
みんなで家の裏の神社に初詣に来たら 幼馴染５人と合流した。
さお「みんなあけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします！」
まー「あけおめ～ことよろ～」
岳人「あけおめー」
歌仙「やあ、みんな、あけましておめでとう。今年も二人のこと頼むよ」
亮「あけましておめでとうございます！今年もお願いします！」
長谷部「お前ら！学生は学生らしくしろよ！」
ルカ「わかってますって～」
幼馴染５人もうちの家族とは知り合いというか、小さい頃は毎日のように入り浸ってたし
私たち（というか私）のこといじめるとうちの家族がすっとんで怒ってたし、ご飯食べに来たり、一緒に遊んだり
まぁ身内みたいなものだからね！たまに会うと楽しそうにしてるよ。
（それに、幼馴染のみんなは私たちのお役目のこと知ってても何も態度変えずに一緒にいてくれるし）
（・・・審神者って聞くと あの子たちと仲良くしちゃダメ！ って親に言われて離れていく友達も多かったから・・・）
（事情を知っても気楽に接してくれる５人を うちの家族は好ましく思っているようだ）
（絶対に口には出さないけどね）
後藤「さお姉、甘酒持って来たぜ」
さお「あ！ありがとう！」
厚「向こうにあったぜ。好きだもんな、甘酒！」
さお「うん、好き！」
まー「わしのは・・・？」
薬研「まぁ姉甘酒嫌いだろ？」
まー「超嫌い」
乱「だったらいらなくない？なんで聞いたの？」
小学生チーム低学年でもうオネムの子たちは寝ました！！
高学年以上の大人で初詣来たよ。
あとなんか向こうの方で大学生チームがくじ引いて騒いでる。歌仙に怒られるだろうなアレ。
なんでまだお参りしてないのにくじ引いちゃうんだろう・・・
お参りするための列で、温かい甘酒飲みながらみんなでガヤガヤ話しながら順番待ち。
やっと私たちの出番が回って来たので 急いで階段を上がった。
さお「お賽銭お賽銭・・・」
まー「１円しかねぇや」
岳人「１円ってお前・・・」
ルカ「ないよりマシじゃない？」
亮「起きろよジロー、お参りの時間だぜ！」
琥一「お前らちゃんと二礼二拍一礼だぞ、わかってんのか」
お賽銭を投げて 二礼をした。
（・・・今年は 決めたんだ）
（もう、悩まない）
ぱん ぱん
二拍手をして
（・・・・・・今年こそ、幸せに）
両手を合わせて 願った。
(今年こそ、幸せになってください）
（どうか、あなたが 笑顔で過ごせますように）
白石くん
（たくさん私が傷つけてしまったあなたが 笑って暮らせますように）
もう一度、礼をして
次に並んでたうちの家族と入れ替えに階段を下りた。
ジロ「ふあぁ～・・・今年はたくさん寝れますようにってお祈りしたC～・・・」
亮「いやお前いつも寝てるだろ・・・」
ルカ「俺はとりあえずバイトと健康祈願かなー・・・琥一は？」
琥一「あ？そんなこと言うかよ」
岳人「俺知ってるぜ？琥一が新しいバイク欲しくてたまんねぇの」
ルカ「え？でもそれ神様にお願いする・・・？」
琥一「うるせーな！絶対買うからって誓いを立ててきたんだよ！！」
岳人「言っちゃったｗｗｗ」
ルカ「バイクかｗｗｗ」
琥一「うるせーな！お前らしめる！」
さお「でも誓うってとこがこうくんらしいよね～」
岳人「さおりは？」
さお「私！？私は・・・ナイショ！」
ジロ「さおりのことだから現状維持かなんかだろ～」
ルカ「世界平和かもな・・・」
岳人「どうせお花畑みたいな平和なこと願ってんだろ・・・」
さお「う、うるさいな！ほっといてよ！！」
亮「まなみは？何にしたんだ？」
まー「え？うちがお菓子の家になりますようにって・・・」
岳人「え？ばかなの？」
琥一「お前それ世界中で一番くだらねー願いだな・・・」
まー「いいんだよ、願えばいつかきっと叶う・・・そう言ってたんだ」
岳人「誰がだよｗｗｗｗ」
ジロ「ちょっといい話みたいに言うなしｗｗｗｗ」
（今年は私も）
（もっとがんばらないとな・・・）
ぐっと顔をあげて 前を向いて
一歩一歩進んでいかないといけない。
どんな１年になるかわからないけど。
今年は 心機一転！
絶対にがんばります！と 神様に誓った。
